「国内外で活躍する選手たちの競技力向上を目的に高体連とクラブ、海外チームが参加するレベルの高い大会を開催する」「東日本大震災からの復興、未来に向かう『いまのふくしま』を国内外に発信し、Jヴィレッジおよび周辺地域に多くの賑わいを生み出す」「参加チームが今後の活動において、目指す結果に繋がる大会環境を提供する」を目的に、「第7回 J-VILLAGE CUP U-18」が3月14日から17日まで福島県双葉郡のナショナルトレーニングセンター J ヴィレッジで開催された。

　大会にはU-18日本代表とU-17日本高校選抜に加え、アメリカのCrossfire Premier Soccer Clubや全国高校選手権優勝の前橋育英高(群馬)、インターハイ優勝の昌平高(埼玉)、プレミアリーグEAST優勝の横浜FCユース(神奈川)、同2位の鹿島アントラーズユース(茨城)など国内外の強豪チームが出場。4月の本格シーズン開幕を前に、熱戦を繰り広げた。

決勝では3連覇を狙う川崎フロンターレU-18(神奈川)と、U-17日本高校選抜が対戦。2025年シーズン高校サッカーの主役候補たちによって構成されたU-17日本高校選抜が2-0で勝利し、参加20チームの頂点に立っている。

　その「J-VILLAGE CUP U-18」をサポートする「ZAMST(ザムスト)」が大会期間中、特設ブースを展開。2月10日に新商品として登場した、サッカープレイヤー向けのオーダーメイドインソール「Footcraft CUSTOM CONTROL」を中心としたフィッティングが行われ、多くのユースプレーヤーが訪れていた。

ZAMSTの特設ブース

多くのプレーヤーがフィッティングを体験

　大会3日目、静岡学園高(静岡)に3-2で勝利した湘南ベルマーレU-18(神奈川)から、決勝点を決めたMF中村龍(新2年/ 24年U-16日本代表候補)とMF杉浦誠黎(新3年/24年U-17日本代表)、FW葛西夢吹(新3年/25年U-17日本代表)の3選手が特設ブースで「Footcraft CUSTOM CONTROL」をフィッティング。葛西、杉山は普段からザムストの既製品のサッカー向けスポーツインソール「Footcraft FOOTBALL STYLE」を使用しているが、一人ひとりの足に合わせて成形し、わずか10分で完成する「Footcraft CUSTOM CONTROL」の性能に驚いていた。

　悪天候のため、限られた動きでのフィッティングとなったが、着用直後から「ヤバい。めちゃくちゃいい」「めっちゃ、(足に)くっついている」「凄いフィットしている」「めちゃくちゃ歩きやすい」などの声。葛西は「(普段からサッカー向けスポーツインソール「Footcraft FOOTBALL STYLE」を着用しているが、これはより)滑りにくい感覚があり、靴中で滑りにくいです。(自分の足型に合わせて作成されているので、)特に土踏まずのところがめちゃくちゃフィットしていて歩きやすいです」と絶賛していた。

写真右 FW葛西夢吹(湘南ベルマーレU-18 新3年)

　DF裏へ抜ける動きなどからゴールを連発する葛西は、「FWはスプリントが多くなるポジションなので、試合ではだんだん時間が経つにつれて疲れてきます。(インソールには)そこをカバーしてもらって、あとは切り返しとかで中で滑らないようにとか、そういうところでのサポートが期待できそうです」と語った。

　また普段、機能性インソールを着用していないという中村も、「Footcraft CUSTOM CONTROL」について「土踏まずのところがフィットしていることに驚きました。あと、かかとがいつもだったらもっと(靴中で)動いているんですけど、フィットされて無駄がないような感じになっていました」と違いを実感。高速ドリブルと得点力に注目の杉浦も「(普段使用している「Footcraft FOOTBALL STYLE」よりも)土踏まずのところにめちゃくちゃインソールが当たってサポートされていて、めちゃくちゃ歩きやすいですし、これなら試合中はめちゃくちゃ点取れます」とその能力を認めていた。

FW中村龍(湘南ベルマーレU-18 新2年)

　そして、杉浦は「自分、左サイドから真ん中切り込んでシュートとか、縦行ってクロスとかする時にキックフェイントで切り返すことが多いので、そういう時にこの製品だったら滑らないと思うので、そういうところで役に立って欲しいですし、自分のプレーにいい影響をもたらしてくれそう」と語り、中村も「(自分は)チームの真ん中のポジションで様々な動きが必要なので、最後まで90分、自由自在にコートを走り回れるようにしたい。その体力と足の強さがないといけないと思うんで、その部分で(「Footcraft CUSTOM CONTROL」が)サポートしてくれそうだなと思っています」とインソールによるプラスアルファを求めていた。

MF杉浦誠黎(湘南ベルマーレU-18 新3年)

　強豪チームの選手たちは自分のパフォーマンスを向上させるため、怪我をしないため、普段からインソールにまでこだわっている。2024年度プリンスリーグ九州1部2位、インターハイベスト16の日章学園高(宮崎)は既製品のサッカー向けスポーツインソール「Footcraft FOOTBALL STYLE」をフィッティングする機会があり、「周りは結構使っている」(MF野口昊平主将/新3年)という。

野口は昨年から右SBのレギュラーで、今年はボランチとして存在感を放っているプレーヤー。「Footcraft FOOTBALL STYLE」を着用している一人だ。「ポジション的にもアジリティの面とか大事だと思います。ちょっとでも良くなりたいなと思った時に、(フィッティングして)フィット感が増したので、そこで使いたいなと。切り返しとかがより良くなったというか、無駄なくプレーできていると思います。(また、以前は)踏み込んだ時に母指球とか痛くなっていたんですけど、気になることがなくなったので、そういう面で多分、助けてくれている」と説明する。

MF野口昊平(日章学園高 新3年)

　また、「僕はチームがしんどい時とか、チームが点決めれない時に自分のドリブルとかで打開していって、チームが楽できるようなドリブラーに」という期待の新2年生MF山下結叶は、父親の勧めもあって1か月前から着用。「ドリブルのしやすさとかもあるし、軸足が安定するので、良いキックが蹴れたりしています。インソールを使っていない時はかかとの外の部分とかにタコができるんですけど、これ(「Footcraft FOOTBALL STYLE」)を使ってからはあまりできなくなりました。試合終わってからの疲労っていうのも軽減されているかなと思います」と効果を口にした。

MF山下結叶(日章学園高 新2年)

　そして、昨年のインターハイで3得点のU-16日本代表候補MF吉崎太珠(新2年)は、2月の発売時から「Footcraft CUSTOM CONTROL」を着用中。「これ、本当に良いです。(靴中での)ズレがなくなりましたし、フィット感があります。(グリップ力が高く、)無理が利くっていうか、踏ん張った時にちゃんと踏ん張れるし、自分の足の形にしてもらっているので動きやすさや、疲労が溜まらないところも良いです」。足裏にマメができなくなったというが、それも自分の足型と同じ形のインソールだからこそ。2月中旬から3月上旬までメキシコ短期留学中も継続して着用し、海外のタレントたちと競争していたという。

「海外で、グラウンドが悪い状況でも疲れないっていうのは良かったです。(以前、着用していない頃は試合終盤に)ふくらはぎのところがキツかったですけど、それも全然違います」。ともにメキシコ短期留学していた年代別日本代表選手からも吉崎の「Footcraft CUSTOM CONTROL」について聞かれ、その特別な効果について説明したことを明かしていた。

MF吉崎太珠(日章学園高 新2年)

「J-VILLAGE CUP U-18」を経て選手たちが目指す2025年シーズンの飛躍。野口は「自分はキャプテンとして周りに引っ張っていくっていう意味でも、プレーで引っ張らないといけない。個の質がまだ全然足りていないって今大会通しても痛感したので、より成長して、チームとして、日本一を目指す集団として、もっと頑張っていきたいなと思います」と意気込んだ。ゴールに加え、強度の高い守備も期待される新エース候補の吉崎は「(先輩の)高岡伶颯君みたいにチームを勝たせるような選手になっていきたい。去年を超えるっていうのは当たり前ですし、日本一っていうところを目指してやっていきたいです」と誓う。他とは厚みもグリップ性能も異なる自分仕様のインソール。ライバルたちとの差をつけるための武器にする。

表面はグリップ力にも優れる

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