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[関東 ROOKIE LEAGUE]市立船橋が武南を振り切り、開幕白星。右サイドで躍動の高速SB秋元大樹は関東、全国での優勝を誓う

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市立船橋高の右SB秋元大樹(1年=JFAアカデミー福島U-15EAST出身)はスピードに乗ったドリブルなどで存在感

[4.19 関東 ROOKIE LEAGUE Aリーグ第1節 市立船橋高 2-1 武南高 時之栖裾野Dグランド]

 強豪校の1年生が90分間ゲームのリーグ戦で成長と結果を目指す「2025 関東 ROOKIE LEAGUE」が19日、開幕した。Aリーグ第1節で前回2位の市立船橋高(千葉)と昇格組の武南高(埼玉)が激突。市立船橋がMF武谷快地とFW大舘仙のゴールによって2-1で競り勝った。

 序盤、市立船橋はゴール前の混戦からのシュートを武南DFにブロックされるなど得点こそ奪えなかったものの、狙いとするサッカーも表現する。ともに出足の良いMF羽田煌士郎と武谷のダブルボランチがマイボールに変えると、両翼の選手が絞る形でワイドのスペースを活用。特に、JFAアカデミー福島U-15EAST時代の左SHから右SBへコンバートされているDF秋元大樹が、右サイドで存在感を放った。

 カットインからの左足シュートやゴールライン際に鋭く潜り込んでのラストパス。攻撃力を発揮した秋元は、「あそこは自分の持ち味なので、仕掛けて行こうと思っていました」と振り返る。武南もCB高石吏穏が相手のタックルを剥がして冷静にビルドアップしたあたりから徐々に培ってきた技術力でチャレンジする回数を増加。右MF渡邉柊羽が右サイドを深くえぐったほか、前線で起点になっていたFW船木優大がターンからの左足シュートを放つなど攻め返す。

 だが、市立船橋が先制に成功した。羽田が秋山とのパス交換から一気に右のスペースを突くなどゴールに迫ると26分、武谷が右サイドから蹴り込んだ左足CKが直接ゴールイン。その直前の右CKでも直接CKによるゴールを狙っていたレフティが先制点をもたらした。
 

前半26分、MF武谷快地の直接CK弾を喜ぶ

 武南は28分、渡邉の右クロスのこぼれに反応したMF山崎虎太が右足ミドル。これがGKの頭上を越えてゴールネットに吸い込まれた。追いついた武南は最終ラインからボールを大事に、また判断しながらビルドアップ。山崎やMF笠原瑠葵音が組み立て、展開に係わって流れを掴んでいた。

 市立船橋はボールを奪い切れずに後退するシーンもあったが、切り替えの速い守備からリズム。秋元の突破、クロスから大舘が決定的なヘッドを放つと、36分に勝ち越し点を奪った。FW秋山駿が左サイドからPA右中間へ浮き球のパス。MF阿部賢次郎が強引にDFの右前に出てライナー性のクロスを上げると、最後は大舘が1タッチでゴールに押し込んだ。

ゲーム主将のMF阿部賢次郎は力強い仕掛けを見せ、決勝点をアシスト

 市立船橋はGK谷水宗介が相手の至近距離からのシュートをストップするなど前半を2-1で終了。後半も得点を許さない。村田馨コーチが「守備が上手い。あそこで背中を取られずに守ってくれるのは大きい」と評していた秋山や予測力を発揮する羽田が中心となって安定した守備から攻撃へ。武南もGK北爪玲央が好守を連発するなど食らいついたが、市立船橋が開幕戦を制した。

市立船橋FW秋山駿は決勝点の起点になったほか、守備での貢献度も大

 開幕白星の市立船橋DF秋元は「自分たち、1か月前から活動を始めて、その中でやっぱ勝ちたいなっていう気持ちがありました」と明かす。慣れない90分間ゲームに加え、25度を超える暑さに苦しんだ部分もあったが、気持ちの部分でも相手を上回って勝利。白星に貢献した高速SBは課題を改善することを誓っていた。

「守備の粘り強さがまだ足りなかったり、最後まで走り切れていないので、そういうところを伸ばしていきたい。今後は縦突破やドリブルの面で取られない選手になったり、シュートでも最後決め切れる選手になりたいです」。そして、日本代表MF三笘薫を目標の選手に挙げる秋元は、「まず1年生でAチームに絡んで、プレミアリーグや選手権などに出場して、3年生になった時には全国優勝したい。今年は(ルーキーリーグで)関東優勝して、全国優勝したい」と誓った。気持ちが強く、雰囲気も良いというチームメイトたちとともに名門・市船で日本一を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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