[MOM5090]前橋育英B DF坪井蒼季(3年)_リーダーが鮮烈同点弾。今年は自分が“Bチームの希望”に
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.11 プリンスリーグ関東2部第6節 前橋育英高B 4-3 桐光学園高 前橋育英高校高崎グランド]
“Bチームの希望”になる。前橋育英高B(群馬)が強豪・桐光学園高(神奈川)相手に0-2から逆転勝ち。Bチームのキャプテン、DF坪井蒼季(3年=FC岐阜U-15)が同点ゴールを叩き出した。
1-2の後半23分、前橋育英Bは左サイドから攻撃。最後は大外の坪井が「ちょうどいいところに転がってきて、気持ちで振り切るだけでした」と右足を強振する。ボールはクロスバーを弾いてゴールネットへ。ここまで1勝1分3敗と結果を残せていない状況に責任を感じていたという。そのリーダーが渾身の一撃でチームを勢いづけた。
「勝てないことが多くて、自分、キャプテンとして結構責任を感じている部分もあって。(今日の)試合中も負けてる状況だったんで、まず前向かせるためにもずっと声出していましたし、自分が何か変えれないかなっていう時に、ゴールっていう形でチームに勢いをつけられた」と喜んだ。
この日、坪井は右ウイングバック(WB)として先発し、前半から縦への仕掛けとクロス。0-1の後半開始からは4バック移行に伴い、右サイドバック(SB)へポジションを移していた。チームはセットプレーの流れから2点目を奪われて窮地に。だが、「もう負けてる状況だったんで、もう行くしかないと思って」前に出て、貴重な同点ゴールを決めた。
坪井は昨年もプリンスリーグ関東2部で主に先発として17試合に出場。プレミアリーグEASTメンバーにも追加登録されていた。だが、主戦場の右SBは、昨年、今年と同学年のDF瀧口眞大(3年/U-17日本高校選抜)が主軸として活躍。選手権日本一に貢献し、U-17日本高校選抜にも選出されている。
「(選手権を)応援スタンドで見ていて、自分のチームが上に行くっていうのは嬉しいことだったんですけど、自分のライバルが同学年で日本一になったっていうのは、やっぱり悔しいっていう気持ちも大きくありました」
高精度のクロスやビルドアップ力、カバーリング力も魅力の瀧口は今年もチームにとって欠かせない存在。坪井は今季、Aチームのプレミアリーグメンバーに入ることができず、Bチームの一員としてプリンスリーグ関東2部を戦っている。
苦しみは周囲にも伝わるほど。だが、スピードや運動量、対人守備に自信を持つ坪井は「全然諦めてないっていうか、(瀧口のことを)全然ライバルとして見てるし、絶対自分にもチャンスがあると思っているんで、そこは目標を見失わずにやっていきたいと思っています」と意気込んでいる。武器を磨き、キックの部分など課題を改善してチャンスを掴む。
先輩の活躍から勇気をもらっている。昨年、前橋育英Bのキャプテンを務めていたDF鈴木陽(現同志社大)が、プレミアリーグEAST後半戦からAチームのCBのポジションを奪取。選手権では不動のレギュラーとして日本一に輝いている。
「ああいう風になるのもまた理想かなと思っています。結構、(鈴木)陽と仲良くて、陽がBチームのキャプテンとしてやってきたことを知っているし、自分もそういう風にやっていきたいなって思っています。(鈴木のような)そういう選手が出てくるのがBチームの希望だったり、可能性っていうのを広げてくれると思っているので」。鈴木のように、自分もBチームの希望の存在になる意気込みだ。
「自分は自分の良さとか課題を見つめて、ほんとにいつ『出ろっ』て言われても、出れるような準備をするだけだと思っています。今はBチームですけど、しっかりここで積み上げて。上に行くチャンスもあると思うんで、そのチャンスを掴むためにも、まずはBチームでしっかり積み上げていきたい」。ブレずに積み上げ続けてピッチで進化を示す。




(取材・文 吉田太郎)
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[5.11 プリンスリーグ関東2部第6節 前橋育英高B 4-3 桐光学園高 前橋育英高校高崎グランド]
“Bチームの希望”になる。前橋育英高B(群馬)が強豪・桐光学園高(神奈川)相手に0-2から逆転勝ち。Bチームのキャプテン、DF坪井蒼季(3年=FC岐阜U-15)が同点ゴールを叩き出した。
1-2の後半23分、前橋育英Bは左サイドから攻撃。最後は大外の坪井が「ちょうどいいところに転がってきて、気持ちで振り切るだけでした」と右足を強振する。ボールはクロスバーを弾いてゴールネットへ。ここまで1勝1分3敗と結果を残せていない状況に責任を感じていたという。そのリーダーが渾身の一撃でチームを勢いづけた。
「勝てないことが多くて、自分、キャプテンとして結構責任を感じている部分もあって。(今日の)試合中も負けてる状況だったんで、まず前向かせるためにもずっと声出していましたし、自分が何か変えれないかなっていう時に、ゴールっていう形でチームに勢いをつけられた」と喜んだ。
この日、坪井は右ウイングバック(WB)として先発し、前半から縦への仕掛けとクロス。0-1の後半開始からは4バック移行に伴い、右サイドバック(SB)へポジションを移していた。チームはセットプレーの流れから2点目を奪われて窮地に。だが、「もう負けてる状況だったんで、もう行くしかないと思って」前に出て、貴重な同点ゴールを決めた。
坪井は昨年もプリンスリーグ関東2部で主に先発として17試合に出場。プレミアリーグEASTメンバーにも追加登録されていた。だが、主戦場の右SBは、昨年、今年と同学年のDF瀧口眞大(3年/U-17日本高校選抜)が主軸として活躍。選手権日本一に貢献し、U-17日本高校選抜にも選出されている。
「(選手権を)応援スタンドで見ていて、自分のチームが上に行くっていうのは嬉しいことだったんですけど、自分のライバルが同学年で日本一になったっていうのは、やっぱり悔しいっていう気持ちも大きくありました」
高精度のクロスやビルドアップ力、カバーリング力も魅力の瀧口は今年もチームにとって欠かせない存在。坪井は今季、Aチームのプレミアリーグメンバーに入ることができず、Bチームの一員としてプリンスリーグ関東2部を戦っている。
苦しみは周囲にも伝わるほど。だが、スピードや運動量、対人守備に自信を持つ坪井は「全然諦めてないっていうか、(瀧口のことを)全然ライバルとして見てるし、絶対自分にもチャンスがあると思っているんで、そこは目標を見失わずにやっていきたいと思っています」と意気込んでいる。武器を磨き、キックの部分など課題を改善してチャンスを掴む。
先輩の活躍から勇気をもらっている。昨年、前橋育英Bのキャプテンを務めていたDF鈴木陽(現同志社大)が、プレミアリーグEAST後半戦からAチームのCBのポジションを奪取。選手権では不動のレギュラーとして日本一に輝いている。
「ああいう風になるのもまた理想かなと思っています。結構、(鈴木)陽と仲良くて、陽がBチームのキャプテンとしてやってきたことを知っているし、自分もそういう風にやっていきたいなって思っています。(鈴木のような)そういう選手が出てくるのがBチームの希望だったり、可能性っていうのを広げてくれると思っているので」。鈴木のように、自分もBチームの希望の存在になる意気込みだ。
「自分は自分の良さとか課題を見つめて、ほんとにいつ『出ろっ』て言われても、出れるような準備をするだけだと思っています。今はBチームですけど、しっかりここで積み上げて。上に行くチャンスもあると思うんで、そのチャンスを掴むためにも、まずはBチームでしっかり積み上げていきたい」。ブレずに積み上げ続けてピッチで進化を示す。


後半23分、前橋育英B坪井蒼季が同点ゴール


坪井(右端)ら歓喜の前橋育英B
(取材・文 吉田太郎)
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