beacon

気鋭の19歳ドゥエに学んだドリブル弾で歴史的一戦沸かせた岡山U-18MF坂本蓮太「いつかまたここで」

ポスト
Xに投稿
Facebookでシェア
Facebookでシェア
URLをコピー
URLをコピー
URLをコピーしました

MF坂本蓮太(3年=岡山U-15出身)

[5.18 プレミアリーグWEST第8節 岡山U-18 2-4 名古屋U-18 JFEス]

 クラブ史上初となるトップチームとの高円宮杯プレミアリーグWEST“ダブルヘッダー”開催により、930人のファン・サポーターが訪れたJFE晴れの国スタジアムでの歴史的一戦。ファジアーノ岡山U-18のファーストゴールを決めたのは左ウイングのMF坂本蓮太(3年=岡山U-15出身)だった。

 前半20分に先制点を奪われた、わずか3分後だった。「失点しても自分たちのサッカーをして、俺が決めてやるという気持ちでチームを助けようと思っていた」。坂本はMF末宗寛士郎(3年)とのパス交換から左サイドを抜け出すと、得意のドリブルを開始。一度は縦突破で相手を振り切ったが、そこではあえてシュートを打たず、中央に切り込んでから右足でネットを揺らした。

「左足でも打てたけどコースがなかったし、相手がファーを消してきたのもあったので切り返してシュートを打った」。鋭いドリブルの技術に冷静な判断も合わさった”単独突破弾”だったが、その駆け引きは最近の取り組みが詰まっていたようだ。

 もともとは「カットインが自分の得意技」という坂本だが、ここで効いたのは縦突破の技術。「スピードが意外にあるので縦にも行けるかなと。中にはエースの寛士郎がいるし、クロスを上げてこいってずっと言われているので、縦に行く練習をしてきました」。そこで参考にしたのは19歳にしてパリSGの攻撃の軸を担い、UEFAチャンピオンズリーグ決勝に導いたことで注目を浴びているFWデジレ・ドゥエのプレー動画だった。

「縦に抜くドリブルはドゥエ選手を意識していて、シザーズでタイミングを外したり、ボディフェイントで相手を外しているので、そこはちょっと真似できるかなと思った」。その積み重ねが憧れの地でのゴールにつながり、「自分はトップ昇格を目指していて、いつかまたここでやりたいという気持ちがあったので、まずはここでやれて点を取れて良かった」と喜びを語った。

 岡山市の西大寺地区で生まれ育ち、幼稚園の時に岡山のスクールに通い始めた生粋の“ファジ育ち”。アヴァンサール、オオタFCで過ごした小学校時代にも「もともとファジに入りたかった」といい、中学時代に再びオファーを受け、U-15から再びエンジのユニフォームに身を包んでいる。

 そんな背番号7の目標はもちろん、トップチームで活躍する選手だ。「得点という部分でチームで一番を取りたいというのを目標にしていて、点を入れられればおのずとチームも勝てると思うので、もっともっと点を取ってチームに貢献したい」。この得点で“有言実行”チーム最多の今季3点目。得意のドリブルに得点力も磨き、未来を掴み取るつもりだ。

(取材・文 竹内達也)

●高円宮杯プレミアリーグ2025特集
▶ゲキサカでは高校サッカーの最新情報を伝えるポッドキャスト番組も配信中
竹内達也
Text by 竹内達也

「ゲキサカ」ショート動画

TOP