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進むべき路と、覚悟が決まり、「プレミアリーグでも違いを作らないといけない」。大津DF村上慶が攻守で躍動

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大津高の右SB村上慶(3年=アビスパ福岡U-15出身)が攻守両面で躍動

[6.22 プレミアリーグWEST第10節 大津高 3-1 G大阪ユース 大津町運動公園球技場]

 注目DFが決めた進むべき路と、覚悟。大津高(熊本)のU-17日本高校選抜・右サイドバック(SB)村上慶(3年=アビスパ福岡U-15出身)が、G大阪ユース相手に存在感のある動きを見せた。

 前半、攻守に渡って強度の高い動き。球際の攻防でボールを失わず、正確なキックを見せるなど相手を押し込む要因の一つになっていた。そして、前半29分には右サイド後方からFW山下虎太郎(3年)へ鋭いパス。ここから山下が縦に仕掛けて先制点を決めた。

 キックは「落とさないボールを蹴ることを(監督の)山城(朋大)先生から言われていて、自分の目指している選手のところにちゃんと伸びて、手前で落ちないボールっていうのを意識して蹴っています」。自分が狙ったところにライナー、またはバウンドして伸びるボールを意識してキック。山下らアタッカー陣のポジションやランニングを良く見ながら、質の高いボールを配給していた。

 正確なキック、抜群の推進力、そして無理が利くところも村上の特長の一つ。後半アディショナルタイムのMF福島京次(3年)のダメ押しゴールは、カウンターから村上が強引に中央突破を図ったことが起点だった。相手DFに身体ごと潰されたものの、ボールは繋がり、福島京のファインショットに結びついた。

 村上は昨年、センターバック(CB)としてプレミアリーグ制覇に大きく貢献。随所で特長の危機察知能力を発揮していたが、この日も前半にCB背後へ抜け出してきた相手の前に潜り込んで止め切り、後半にもシュートブロックを見せた。

「全体的に、今日は前半の方は結構自分のところでカバーリングして、失点のところは防げたなというのがあるんですけど、後半に1回、5番(嶋岡陽大)にやられたところは、あれはもうちょっとしっかり距離を詰めて、また今週の1対1の練習で言われたところを意識してもっとやれたらなっていうのはあります」。サイドチェンジからスピードに乗ってPAへ侵入してきた相手に振り切られたシーンを反省。攻守両面で実力を示したが、プロ入りすることを決意したDFはより細部を突き詰めていく。

 CB、左右のSB、中盤でも活躍する力を持つ村上に対し、複数のJクラブが関心。本人は大学進学とプロ入りを熟考した結果、「ほんとに先週です。最近決めました。高卒でプロで活躍して、2年後、3年後に海外で活躍するためには、大学経由だったらもう遅いかなと思う。自分が1番活躍する姿を想像した時に、1番近道なのがプロだったと思います」。進路をプロに1本化。覚悟が固まり、プレーも変わった。

「進路のところもちゃんと自分で決めて。その分、中途半端なプレーっていうのが、どんどん減ってきているなというのがあります。(今日も)自分的にもプロで戦っていくためには、プレミアリーグでも違いを作らないといけないっていうことを考えながらやれたのはいいかなと思います」。攻守両面で躍動して快勝に貢献。Jリーグ、海外での活躍を目指す才能が、プレミアリーグや夏冬の全国大会で違いを示す。


(取材・文 吉田太郎)


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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部
吉田太郎
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