[関東 ROOKIE LEAGUE]国士舘がリーグ最少失点、無敗でCリーグ初優勝とBリーグ初昇格。さらに個の力を磨き、上へ
[9.7 関東 ROOKIE LEAGUEプレーオフ1回戦 駒澤大高 2-0 国士舘高 時之栖裾野E1グランド]
「2025 関東 ROOKIE LEAGUE」Cリーグは、国士舘高(東京)が7勝2分で初優勝。初のBリーグ昇格を果たした。
6日の最終節では、勝ち点22で並ぶ2位・成立学園高(東京)と直接対決。国士舘はリーグMVPのMF舟見優一のゴールで先制すると、一時逆転されながらもCB坂野来斗が同点ゴールを決め、首位と無敗を守った。
国士舘は今年、上野晃慈監督が1年生の土台を築き、Aチームは習志野高(千葉)や流通経済大柏高(千葉)を日本一へ導いた名将・本田裕一郎総監督が主に指導している。成立学園戦は本田総監督も来場。初優勝と初昇格を見届けた。


上野監督は、「特に本田先生から言われていたのが失点のところ。リーグ戦9試合で7失点っていうところは、ほんとにディフェンスの子たちもよく頑張ってたんですけど、チーム全体が凄く真面目で意識が高かったです。得点はリーグで3位だったんですけど、1試合2点(計22得点)だから、地味だけど、コツコツ9試合積み重ねたかなって思います」と頷く。
舟見とMF百瀬利生吾の強力な両ワイドや坂野は、すでにAチームの公式戦でも先発を経験している選手だ。上野監督は「もうAチームでも本田先生が使ってくれているんで、やっぱりAチームで経験したことがこっちでも凄く活かされていて、凄く頼りになった」という。
彼らの経験も力にCリーグ制覇。坂野は「チームとして最初に活動を始めた頃よりはみんなレベルアップしているし、まず昇格できて良かった。最初の遠征で目標にしていたことが昇格で、それができて良かった」と微笑んでいた。


国士舘は7日にU-16全国大会「MIZUNOCHAMPIONSHIP」出場権をかけたプレーオフ1回戦に出場。Bリーグ優勝の駒澤大高(東京)と対戦した。GK渡邊結大や坂野らDF陣が、相手の縦に速い攻撃に粘り強く対応。また、攻撃面では舟見が個の力でシュートまで持ち込み、FW洞沢慎太郎が左サイドを抜け出して決定的なシュートを放つシーンもあった。


駒澤大高以上に多くのシュートシーンを作り出していたが、CK、クロスから相手のエースFW武田厚志に2ゴールを奪われて0-2。試合終盤には左足が武器の坂野を前線へ上げて反撃した。
そして、MF里見怜音らがセカンドボールを回収し、舟見の仕掛けやサイドからのクロス、坂野や左SB大橋聖己のプレースキックなども交えた攻撃。相手ゴールを脅かしたが、リーグ4得点の185cmFWダメリーネス竜の不在も影響し、無得点で敗れた。


上野監督は試合後、長めのミーティングで選手たちに指摘。「できなくないけど、やっぱり足りないよねっていう。本田先生も『やっぱり最後は個だ』って言っているんで、そこは次の課題として、良い子がだいぶ入ってきてくれてるんで、それをさらに磨いていきたい」と語った。
また、坂野は「個人としてはもっとフィジカルつけていかなきゃ強い相手に勝てないし、チームとしては連動とかがまだちょっと足りない。(3年間で)東京で1番取って、全国で優勝目指して頑張っていきたい。(個人としては)高校サッカーで1番ぐらいの左足のキックって言われるぐらい成長していきたい」と意気込んだ。同学年や上級生の選手と切磋琢磨。個を磨き、大舞台でも活躍できるような力を身につける。
(取材・文 吉田太郎)
「2025 関東 ROOKIE LEAGUE」Cリーグは、国士舘高(東京)が7勝2分で初優勝。初のBリーグ昇格を果たした。
6日の最終節では、勝ち点22で並ぶ2位・成立学園高(東京)と直接対決。国士舘はリーグMVPのMF舟見優一のゴールで先制すると、一時逆転されながらもCB坂野来斗が同点ゴールを決め、首位と無敗を守った。
国士舘は今年、上野晃慈監督が1年生の土台を築き、Aチームは習志野高(千葉)や流通経済大柏高(千葉)を日本一へ導いた名将・本田裕一郎総監督が主に指導している。成立学園戦は本田総監督も来場。初優勝と初昇格を見届けた。


リーグ戦で7得点を挙げたMF百瀬利生吾
上野監督は、「特に本田先生から言われていたのが失点のところ。リーグ戦9試合で7失点っていうところは、ほんとにディフェンスの子たちもよく頑張ってたんですけど、チーム全体が凄く真面目で意識が高かったです。得点はリーグで3位だったんですけど、1試合2点(計22得点)だから、地味だけど、コツコツ9試合積み重ねたかなって思います」と頷く。
舟見とMF百瀬利生吾の強力な両ワイドや坂野は、すでにAチームの公式戦でも先発を経験している選手だ。上野監督は「もうAチームでも本田先生が使ってくれているんで、やっぱりAチームで経験したことがこっちでも凄く活かされていて、凄く頼りになった」という。
彼らの経験も力にCリーグ制覇。坂野は「チームとして最初に活動を始めた頃よりはみんなレベルアップしているし、まず昇格できて良かった。最初の遠征で目標にしていたことが昇格で、それができて良かった」と微笑んでいた。


CB坂野来斗は左足キックが武器。守備面でもチームに貢献
国士舘は7日にU-16全国大会「MIZUNOCHAMPIONSHIP」出場権をかけたプレーオフ1回戦に出場。Bリーグ優勝の駒澤大高(東京)と対戦した。GK渡邊結大や坂野らDF陣が、相手の縦に速い攻撃に粘り強く対応。また、攻撃面では舟見が個の力でシュートまで持ち込み、FW洞沢慎太郎が左サイドを抜け出して決定的なシュートを放つシーンもあった。


GK渡邊結大がハイボールをキャッチ
駒澤大高以上に多くのシュートシーンを作り出していたが、CK、クロスから相手のエースFW武田厚志に2ゴールを奪われて0-2。試合終盤には左足が武器の坂野を前線へ上げて反撃した。
そして、MF里見怜音らがセカンドボールを回収し、舟見の仕掛けやサイドからのクロス、坂野や左SB大橋聖己のプレースキックなども交えた攻撃。相手ゴールを脅かしたが、リーグ4得点の185cmFWダメリーネス竜の不在も影響し、無得点で敗れた。


FW洞沢慎太郎が前からボールを追う
上野監督は試合後、長めのミーティングで選手たちに指摘。「できなくないけど、やっぱり足りないよねっていう。本田先生も『やっぱり最後は個だ』って言っているんで、そこは次の課題として、良い子がだいぶ入ってきてくれてるんで、それをさらに磨いていきたい」と語った。
また、坂野は「個人としてはもっとフィジカルつけていかなきゃ強い相手に勝てないし、チームとしては連動とかがまだちょっと足りない。(3年間で)東京で1番取って、全国で優勝目指して頑張っていきたい。(個人としては)高校サッカーで1番ぐらいの左足のキックって言われるぐらい成長していきたい」と意気込んだ。同学年や上級生の選手と切磋琢磨。個を磨き、大舞台でも活躍できるような力を身につける。
(取材・文 吉田太郎)


