[MOM5345]仙台ユースMF池田悠一(3年)_攻守で持ち味発揮し、「宝物」の勝利。これから「プロになる」ため、大学で力を磨く
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.14 プレミアリーグプレーオフ決勝 愛媛U-18 1-2 仙台ユース サンフレッチェビレッジ広島第一球技場]
4年後、トップチームの一員として仙台に戻ってくることを掲げるボランチ。ベガルタ仙台ユースのMF池田悠一(3年=アリバSC出身)が攻守両面で持ち味を発揮し、プレミアリーグ初昇格に貢献した。
中盤でバランスを取りながら、球際の局面では鋭いアプローチ。「自分は頭を使いながら守備することが得意なんで。そこがアプローチスピードとかに繋がってるのかなと思います」。今年はトップチームへ練習参加する回数が増加。相手との駆け引き、寄せるタイミングなど、学んできたことを表現した。
チームは前半12分までに2点を先取したが、その後、愛媛U-18にボールを握られ、苦しい時間帯が続いた。だが、後半はチームメイトとともに狙いを定めて守備。奪い返しに貢献し、味方をカバーしてシュートブロックするなど、ゴール前の局面での際の強さも見せた。
加えて、この試合ではドリブルでの中央突破で決勝点を演出した。1-0の前半12分、ハーフウェーライン付近で左からボールを受けると、相手の陣形を見て判断を変える。逆サイドへの展開をキャンセルし、「自分はドリブルで運ぶっていうところもある」とドリブルを開始。そして、1人、2人と振り切り、さらにDFを引き付けて前方のFW古屋歩夢(3年)へ預ける。すると、古屋がターンからそのまま縦へ仕掛け、左足シュートを決めた。
武器である攻撃面の特長も表現。ミスや球際で競り負ける部分もあったが、大一番で加藤望監督も高く評価するプレーを見せた。「(プレミアリーグ昇格は)もう人生の完全に宝物っていうか、一番嬉しいことになると思います。けど、まだ自分はプロになるというところは達成できてないんで、そこは満足せずに、大学行ってもしっかりと続けて、またベガルタに戻って来れるとか、そういうプロの世界に行けるようにしていきたいと思います。(仙台に戻って来たいという思いは)一番、強いです」。間近で見てきた仙台トップチームの先輩たちの強みを参考にしながら、自分自身を磨く。
「攻撃の部分では武田英寿選手とか、やっぱ誰も思いつかないところにつけたり、そういうところはやっぱ凄いと思いますし、守備では松井蓮之選手のガッツある感じとか、そういうところはやっぱ真似し行きたいなって思う選手であります。ボールを持つところでロストが多かったらボランチとしては務まらないと思うし、守備の部分もトップの選手に比べるとやっぱまだまだフィジカルの部分で足りてないところはあるんで、そこを大学で身につけていければなと思います」。満足することなく成長を目指し、必ず仙台をはじめとしたJリーグクラブから評価される選手になる。




(取材・文 吉田太郎)
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[12.14 プレミアリーグプレーオフ決勝 愛媛U-18 1-2 仙台ユース サンフレッチェビレッジ広島第一球技場]
4年後、トップチームの一員として仙台に戻ってくることを掲げるボランチ。ベガルタ仙台ユースのMF池田悠一(3年=アリバSC出身)が攻守両面で持ち味を発揮し、プレミアリーグ初昇格に貢献した。
中盤でバランスを取りながら、球際の局面では鋭いアプローチ。「自分は頭を使いながら守備することが得意なんで。そこがアプローチスピードとかに繋がってるのかなと思います」。今年はトップチームへ練習参加する回数が増加。相手との駆け引き、寄せるタイミングなど、学んできたことを表現した。
チームは前半12分までに2点を先取したが、その後、愛媛U-18にボールを握られ、苦しい時間帯が続いた。だが、後半はチームメイトとともに狙いを定めて守備。奪い返しに貢献し、味方をカバーしてシュートブロックするなど、ゴール前の局面での際の強さも見せた。
加えて、この試合ではドリブルでの中央突破で決勝点を演出した。1-0の前半12分、ハーフウェーライン付近で左からボールを受けると、相手の陣形を見て判断を変える。逆サイドへの展開をキャンセルし、「自分はドリブルで運ぶっていうところもある」とドリブルを開始。そして、1人、2人と振り切り、さらにDFを引き付けて前方のFW古屋歩夢(3年)へ預ける。すると、古屋がターンからそのまま縦へ仕掛け、左足シュートを決めた。
武器である攻撃面の特長も表現。ミスや球際で競り負ける部分もあったが、大一番で加藤望監督も高く評価するプレーを見せた。「(プレミアリーグ昇格は)もう人生の完全に宝物っていうか、一番嬉しいことになると思います。けど、まだ自分はプロになるというところは達成できてないんで、そこは満足せずに、大学行ってもしっかりと続けて、またベガルタに戻って来れるとか、そういうプロの世界に行けるようにしていきたいと思います。(仙台に戻って来たいという思いは)一番、強いです」。間近で見てきた仙台トップチームの先輩たちの強みを参考にしながら、自分自身を磨く。
「攻撃の部分では武田英寿選手とか、やっぱ誰も思いつかないところにつけたり、そういうところはやっぱ凄いと思いますし、守備では松井蓮之選手のガッツある感じとか、そういうところはやっぱ真似し行きたいなって思う選手であります。ボールを持つところでロストが多かったらボランチとしては務まらないと思うし、守備の部分もトップの選手に比べるとやっぱまだまだフィジカルの部分で足りてないところはあるんで、そこを大学で身につけていければなと思います」。満足することなく成長を目指し、必ず仙台をはじめとしたJリーグクラブから評価される選手になる。




(取材・文 吉田太郎)
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