[NEW BALANCE CUP]決勝T1回戦で優勝校・武南を救う3連続PKストップ。GK金昶銖は課題を持ち帰って成長を目指す
[1.6 NEW BALANCE CUP決勝 武南高 4-1 藤枝東高 時之栖裾野C]
埼玉の伝統校・武南高(埼玉)が、「NEW BALANCE CUP 2026 IN TOKINOSUMIKA」(通称:裏選手権)で優勝。その立て役者の一人となったのが、GK金昶銖(2年=FC LAVIDA出身)だ。
身長は176cmと特別なサイズがある訳ではない。だが、抜群の守備範囲の広さとシュート反応でチームを助けた。準決勝では帝京高(東京)を完封し、決勝では0-1の後半開始直後に相手の決定機を阻止。また、積極的なコーチングでチームの攻守を改善していた。
圧巻だったのが、決勝トーナメント1回戦(対作陽学園高)のPK戦での活躍だ。先攻の武南は4人目と5人目が連続で失敗。だが、金が相手の4人目と5人目との駆け引きを制して連続で止め返す。そして、武南は6人目が成功。直後に金が3連続セーブをしてのけ、チームを勝利に導いた。
特に3本のシュートストップは驚異的だった。左への跳躍に対し、ボールは中央へ。だが、金は残った右足を振り上げる形でボールを上へ蹴り上げ、会場をどよめかせた。「相手が結構PKギリギリまで見るタイプで、だから俺もギリギリまで待って、ちょっと真ん中来そうだなって瞬間思った時にちょっと足伸ばして当てました」。敗退の危機を救う3連続セーブだった。
金は下級生時からのレギュラー。昨年の選手権埼玉県予選決勝(対昌平高)ではファインセーブを連発した。FC LAVIDA出身の金にとって、対戦相手の大半はかつてのチームメイト。「シュートストップ、そんな得意じゃないっす」というものの、守護神の好守が絶対的な優勝候補との大接戦に繋がった。
だが、後半終了間際に中学時代の先輩でもあるMF長璃喜(3年/川崎F内定)にスーパーゴールを許し、0-1で涙。だからこそ、2026年度は選手権出場と活躍を誓う。「自分はGKなんで、一番後ろからチーム支えつつ、この1年間でもっともっと成長できるとこがあると思うんで、そこを磨きながら、最後には選手権でいい結果出して、武南の名を全国で轟かせたいです」と意気込んだ。
「NEW BALANCE CUP 2026 IN TOKINOSUMIKA」優勝を喜んだあと、選手たちは仲村浩信コーチから、成長するために必ず課題を持って帰ることを伝えられていた。金は「課題としっかり向き合って、もっともっとチームを強くしたいです。自分の課題はまずはゲームメイクの部分で、チームが例えば守備目線だと一発で裏やられてガタガタになっちゃうとか、流れ変わっちゃうみたいな、そういうのとかは課題で、個人としては、自分の武器をもうちょい正確に磨きたい」。課題を持って日常に取り組み、成長を続けて1年後に輝く。






(取材・文 吉田太郎)
埼玉の伝統校・武南高(埼玉)が、「NEW BALANCE CUP 2026 IN TOKINOSUMIKA」(通称:裏選手権)で優勝。その立て役者の一人となったのが、GK金昶銖(2年=FC LAVIDA出身)だ。
身長は176cmと特別なサイズがある訳ではない。だが、抜群の守備範囲の広さとシュート反応でチームを助けた。準決勝では帝京高(東京)を完封し、決勝では0-1の後半開始直後に相手の決定機を阻止。また、積極的なコーチングでチームの攻守を改善していた。
圧巻だったのが、決勝トーナメント1回戦(対作陽学園高)のPK戦での活躍だ。先攻の武南は4人目と5人目が連続で失敗。だが、金が相手の4人目と5人目との駆け引きを制して連続で止め返す。そして、武南は6人目が成功。直後に金が3連続セーブをしてのけ、チームを勝利に導いた。
特に3本のシュートストップは驚異的だった。左への跳躍に対し、ボールは中央へ。だが、金は残った右足を振り上げる形でボールを上へ蹴り上げ、会場をどよめかせた。「相手が結構PKギリギリまで見るタイプで、だから俺もギリギリまで待って、ちょっと真ん中来そうだなって瞬間思った時にちょっと足伸ばして当てました」。敗退の危機を救う3連続セーブだった。
金は下級生時からのレギュラー。昨年の選手権埼玉県予選決勝(対昌平高)ではファインセーブを連発した。FC LAVIDA出身の金にとって、対戦相手の大半はかつてのチームメイト。「シュートストップ、そんな得意じゃないっす」というものの、守護神の好守が絶対的な優勝候補との大接戦に繋がった。
だが、後半終了間際に中学時代の先輩でもあるMF長璃喜(3年/川崎F内定)にスーパーゴールを許し、0-1で涙。だからこそ、2026年度は選手権出場と活躍を誓う。「自分はGKなんで、一番後ろからチーム支えつつ、この1年間でもっともっと成長できるとこがあると思うんで、そこを磨きながら、最後には選手権でいい結果出して、武南の名を全国で轟かせたいです」と意気込んだ。
「NEW BALANCE CUP 2026 IN TOKINOSUMIKA」優勝を喜んだあと、選手たちは仲村浩信コーチから、成長するために必ず課題を持って帰ることを伝えられていた。金は「課題としっかり向き合って、もっともっとチームを強くしたいです。自分の課題はまずはゲームメイクの部分で、チームが例えば守備目線だと一発で裏やられてガタガタになっちゃうとか、流れ変わっちゃうみたいな、そういうのとかは課題で、個人としては、自分の武器をもうちょい正確に磨きたい」。課題を持って日常に取り組み、成長を続けて1年後に輝く。


決勝トーナメント1回戦、GK金昶姝は足での圧巻セーブなど、PK戦で3本を止めた




(取材・文 吉田太郎)



