[新人戦]作陽学園は中国初戦敗退も準備してきたことが成果に。DF転向1年で奮闘の福谷天慈は全国で「注目されるようなCBに」
[3.13 中国高校新人大会1回戦 立正大淞南高 1-0 作陽学園高 HS広島]
紙一重の勝負で勝ち切ることができず、連覇を狙った第18回中国高等学校サッカー新人大会で初戦敗退。だが、随所にトレーニングの成果も出て、作陽学園高(岡山2)にとっては前向きな敗戦となった。
179cm、73kgのセンターバック(CB)福谷天慈(2年=サンフレッチェ広島ジュニアユース出身)は「今週、試合前の1週間はゴール前の守備とかを徹底して練習してきて、それが実際に今日やれて、失点しちゃったんですけど、セットプレー以外の失点はないのは良かったと思います」と振り返る。
コンビを組むCB谷原徹哉(1年)と連係を取りながら、立正大淞南高(島根1)の攻撃の起点となるFW村崎斗士輝(2年)に対して厳しくアタック。また、もう一人のFW野田歩(1年)を監視し続けた。より前へ出ることを求められていたものの、最終ラインの中央で健闘。作陽学園は左SB藤田凌主将(2年)が競り合いの強さを発揮するなど安定した守りを続け、前半半ば頃から徐々に流れを引き寄せた。
そして、FW金戸廉晟(2年)やFW横山翔真(2年)がDF裏を突く形でシュートへ持ち込んだ。だが、なかなか中央からの攻撃を増やすことができず、逆に課題のセットプレーから失点。0-1で敗れる結果となった。
それでも、酒井貴政監督は「ゴール前の守備に関しては今週、守備の練習をしたりとかしていた感じで言うと、今までだったらあっさり空いていたけれど、粘り強く対応していた。みんなでちゃんとゴールを隠してできたなっていうのは、成果としてあるかなと思います」と評価。練習で準備してきたことがプリンスリーグ中国のライバル相手に通用し、今後に繫がるゲームになった。
最終ラインの中央で奮闘した福谷は、広島ジュニアユースでCBやサイドバックを経験。同2年時の終わりからFWに転向し、「環境も良かったし、自分を成長させるため」に選んだ作陽学園への進学後も当初はFWとしてプレーしていたという。
だが、ちょうど1年前にCBへコンバート。左右両足のロングフィードや競り合い、カバーリングを得意とする福谷は「(FWよりも)自分の武器を出せると思うんで、CBの方がやりやすいです」。1学年上のチームで主将を務めたCB藤田結大や日本高校選抜CB齊藤空人(鹿島学園高)を意識して自分を磨いている。
その福谷は、2026年シーズンへ向けて「この1年、多分、CBとして戦っていくので、チームを勝たせれるCBだったり、チーム鼓舞できるCBになって、夏、インターハイ、冬、選手権出れて注目されるようなCBになりたいです」と意気込んだ。
昨年はパワーのある選手が多く、中国新人大会で優勝。そこからメンバーは大きく入れ替わった。酒井監督は今年のチームについて、「伸び率がかなりある」とし、「もっと明確に徹底してやるところ、ちゃんと動かすところで、中央に向かっていくっていう、ちっちゃいならちっちゃなりの良さをもっと活かして、テクニックは別に悪くはないんで、そういうのをもっとしていかないといけない」。立正大淞南戦で体感した基準を持ち帰り、強化。選手たちの判断力やストロングポイントも活かして公式戦を戦い、白星を積み重ねる。






(取材・文 吉田太郎)
紙一重の勝負で勝ち切ることができず、連覇を狙った第18回中国高等学校サッカー新人大会で初戦敗退。だが、随所にトレーニングの成果も出て、作陽学園高(岡山2)にとっては前向きな敗戦となった。
179cm、73kgのセンターバック(CB)福谷天慈(2年=サンフレッチェ広島ジュニアユース出身)は「今週、試合前の1週間はゴール前の守備とかを徹底して練習してきて、それが実際に今日やれて、失点しちゃったんですけど、セットプレー以外の失点はないのは良かったと思います」と振り返る。
コンビを組むCB谷原徹哉(1年)と連係を取りながら、立正大淞南高(島根1)の攻撃の起点となるFW村崎斗士輝(2年)に対して厳しくアタック。また、もう一人のFW野田歩(1年)を監視し続けた。より前へ出ることを求められていたものの、最終ラインの中央で健闘。作陽学園は左SB藤田凌主将(2年)が競り合いの強さを発揮するなど安定した守りを続け、前半半ば頃から徐々に流れを引き寄せた。
そして、FW金戸廉晟(2年)やFW横山翔真(2年)がDF裏を突く形でシュートへ持ち込んだ。だが、なかなか中央からの攻撃を増やすことができず、逆に課題のセットプレーから失点。0-1で敗れる結果となった。
それでも、酒井貴政監督は「ゴール前の守備に関しては今週、守備の練習をしたりとかしていた感じで言うと、今までだったらあっさり空いていたけれど、粘り強く対応していた。みんなでちゃんとゴールを隠してできたなっていうのは、成果としてあるかなと思います」と評価。練習で準備してきたことがプリンスリーグ中国のライバル相手に通用し、今後に繫がるゲームになった。
最終ラインの中央で奮闘した福谷は、広島ジュニアユースでCBやサイドバックを経験。同2年時の終わりからFWに転向し、「環境も良かったし、自分を成長させるため」に選んだ作陽学園への進学後も当初はFWとしてプレーしていたという。
だが、ちょうど1年前にCBへコンバート。左右両足のロングフィードや競り合い、カバーリングを得意とする福谷は「(FWよりも)自分の武器を出せると思うんで、CBの方がやりやすいです」。1学年上のチームで主将を務めたCB藤田結大や日本高校選抜CB齊藤空人(鹿島学園高)を意識して自分を磨いている。
その福谷は、2026年シーズンへ向けて「この1年、多分、CBとして戦っていくので、チームを勝たせれるCBだったり、チーム鼓舞できるCBになって、夏、インターハイ、冬、選手権出れて注目されるようなCBになりたいです」と意気込んだ。
昨年はパワーのある選手が多く、中国新人大会で優勝。そこからメンバーは大きく入れ替わった。酒井監督は今年のチームについて、「伸び率がかなりある」とし、「もっと明確に徹底してやるところ、ちゃんと動かすところで、中央に向かっていくっていう、ちっちゃいならちっちゃなりの良さをもっと活かして、テクニックは別に悪くはないんで、そういうのをもっとしていかないといけない」。立正大淞南戦で体感した基準を持ち帰り、強化。選手たちの判断力やストロングポイントも活かして公式戦を戦い、白星を積み重ねる。


左SB藤田凌主将は随所で球際の強さを見せた


守備意識高く戦い、流れの中では得点を許さず


後半立ち上がり、FW横山翔真の左足シュートが相手ゴールを脅かす
(取材・文 吉田太郎)



