大宮加入を決めた流経柏の高体連最強CBメンディー・サイモン友、欧州武者修行で固まった進路と成長ビジョン「自分と似た選手はたくさんいる」
来年2月からRB大宮アルディージャに加入することが決まった流通経済大柏高DFメンディー・サイモン友が22日、NACK5スタジアムで加入記者会見に出席し、「ここがゴールじゃない。この先も試練があるし、ここから先のほうがきついことはあると思うけど、年齢は関係ないと思っている。1年目からRB大宮アルディージャの戦力になるために頑張りたい」とプロ生活への決意を語った。
セネガル出身の父を持つメンディーは1年時から高円宮杯プレミアリーグEASTで出場機会を獲得し、2年時からから流通経済大柏の主力を担ってきた今季の高体連ナンバーワンCB。世代別の日本代表でも豊富な実績を持ち、昨年はAFC U17アジアカップを経てU-17W杯にも出場し、12年ぶりのベスト8入りに導いた。
今季は新キャプテンに任命された中、インターハイでは千葉県予選で敗退。悔しい思いをしながら進路を模索し、自身のレベルアップを続けてきた。夏には国内外の複数クラブから関心を寄せられる中、約1か月間の武者修行でベルギー名門アンデルレヒトやイングランドのブレントフォードU23での練習参加を経験。異なる環境で成長へのヒントを掴んだ。
「海外のクラブに参加して一番感じたのは自分と同じプレースタイルの選手がたくさんいるということ。日本ではこの(オープンな)性格も含めて、自分のようなプレースタイルはあまりいなかったけど、海外では自分と似た性格だったり、同じ身長、リーチを持っている選手が多かった。これはもう一つ自分の武器を見つけないと海外では目立てないなというのはすごく思った。日本にいる時はこのルーツで、ハーフということでまずは見てもらえることが多かったし、身長もあったり、自分の武器のヘディングを見てもらってアピールできているけど、海外を見たらそのような選手がたくさんいる。その中で自分に似た選手がいたのはすごく刺激になった。ただ足もとの技術があるバックラインの選手はあまりいなかったし、ロングキックも見ていて、強く蹴る選手は多かったけど、ライナーでコントロールして蹴れる選手は少なくて、日本のほうが技術が長けている選手が多いと感じた。日本のクラブにも練習参加をして、技術は日本のほうがフォーカスして練習からやっていると感じた。でも強度は海外のほうが高いと感じた。だから自分の中で落ち着いて試合運びができる足元の技術を学んで、なおかつ海外に行っても負けない強さ、ヘディングをもっと練習して身につけていけたらと感じました」
その経験は進路選択にも大きな影響をもたらした。もともとは高卒即海外への意向が強かったメンディーだが、「CBは試合経験も必要になるし、人との関わりも大事」と実感し、Jリーグ入りの選択肢を熟考。同じレッドブルグループのライプツィヒやザルツブルクなど海外とのネットワークがあり、若手の積極起用を進める大宮加入を決めた。そして自身のキャリアと向き合ってきたことで、今後の成長ビジョンもあらためて明確になった。
「自分の武器では高校の中では負ける選手じゃないし、高1の頃から試合に出させてもらってここまで成長できて、同じポジションやFWの選手に負ける選手はいないと思っているけど、でもプロの世界に飛び込むとなると、もう一回、高校の新入生みたいになると思う。自分より能力を持っている選手がたくさんいると思うので、ここで自分が満足したら終わり。大宮に入ってもう一回、素晴らしいコーチの方がたくさんいるので、自分からしっかり話しかけて、自分の強みであるヘディング、キック、コーチング、誰にも怖がらずに前に行けるところとかをプロで出せるようになるためにもまだまだ成長しないといけないし、今日の大宮の練習でもヘディング練習を教えてもらった。高校とは違うラインコントロールもプロでは厳しくなることを肌で実感した。もっとやらないと試合に出られないというのを感じた。もっともっと身体もも鍛えないといけないし、もっと成長につながる試練を増やして成長できればと思っています」
ここからは全国高校選手権予選が始まるため、流通経済大柏高に戻っての活動を続ける予定。プレー面ではボランチ起用という幅も広がっている中、県予選で敗れた夏のリベンジを果たすため、昨冬全国決勝の国立競技場で味わった悔しさを晴らすため、大宮での貴重な経験を高校にも還元していく構えだ。
「この1週間、大宮で練習させてもらって、まだレベルも何もかも全然違う中で、流経では自分が前で引っ張っているけど、大宮では先輩方の背中を見てこのようにやっているんだと日々感じている。この大宮で得た素晴らしいものを高校に持って帰って、仲間に教えられれば一番いいかなと思う。来週から高校最後の選手権が始まる中、去年まで国立で2度負けているし、今年の夏も市船に負けていて、なんとしても自分がキャプテンとして勝たせないといけないという責任を感じている。なんとしても勝つという誰にも負けない気持ちはある、この1週間で成長した部分もあると思うし、流経のを日本一を取る集団という雰囲気にしたい」
高校最後の選手権で得た経験もきっと、プロ入り後の大宮に還元できるはずだ。「選手権が終わってからの合流になるので難しくなるのはわかっているけど、その時には高校生じゃないし、一人のサッカー選手としていろんな人に見られると思うので甘えていたら置いていかれるし、そこからは競争になってくると思う。試合に出ている選手たちに憧れていたら越えられないと思うので、しっかりその選手から盗めるものを盗んで、しっかりと自分のパフォーマンスを見つめて、まずは大宮でスタメンを取ることから。簡単に奪えないとも思っているので、大宮に入るまでの時間で体づくりもして、メンタリティーを向上させて大宮の力になれれば」。高体連最強CBは高い基準と大きな覚悟を持って最後の冬に挑む。
(取材・文 竹内達也)
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セネガル出身の父を持つメンディーは1年時から高円宮杯プレミアリーグEASTで出場機会を獲得し、2年時からから流通経済大柏の主力を担ってきた今季の高体連ナンバーワンCB。世代別の日本代表でも豊富な実績を持ち、昨年はAFC U17アジアカップを経てU-17W杯にも出場し、12年ぶりのベスト8入りに導いた。
今季は新キャプテンに任命された中、インターハイでは千葉県予選で敗退。悔しい思いをしながら進路を模索し、自身のレベルアップを続けてきた。夏には国内外の複数クラブから関心を寄せられる中、約1か月間の武者修行でベルギー名門アンデルレヒトやイングランドのブレントフォードU23での練習参加を経験。異なる環境で成長へのヒントを掴んだ。
「海外のクラブに参加して一番感じたのは自分と同じプレースタイルの選手がたくさんいるということ。日本ではこの(オープンな)性格も含めて、自分のようなプレースタイルはあまりいなかったけど、海外では自分と似た性格だったり、同じ身長、リーチを持っている選手が多かった。これはもう一つ自分の武器を見つけないと海外では目立てないなというのはすごく思った。日本にいる時はこのルーツで、ハーフということでまずは見てもらえることが多かったし、身長もあったり、自分の武器のヘディングを見てもらってアピールできているけど、海外を見たらそのような選手がたくさんいる。その中で自分に似た選手がいたのはすごく刺激になった。ただ足もとの技術があるバックラインの選手はあまりいなかったし、ロングキックも見ていて、強く蹴る選手は多かったけど、ライナーでコントロールして蹴れる選手は少なくて、日本のほうが技術が長けている選手が多いと感じた。日本のクラブにも練習参加をして、技術は日本のほうがフォーカスして練習からやっていると感じた。でも強度は海外のほうが高いと感じた。だから自分の中で落ち着いて試合運びができる足元の技術を学んで、なおかつ海外に行っても負けない強さ、ヘディングをもっと練習して身につけていけたらと感じました」
その経験は進路選択にも大きな影響をもたらした。もともとは高卒即海外への意向が強かったメンディーだが、「CBは試合経験も必要になるし、人との関わりも大事」と実感し、Jリーグ入りの選択肢を熟考。同じレッドブルグループのライプツィヒやザルツブルクなど海外とのネットワークがあり、若手の積極起用を進める大宮加入を決めた。そして自身のキャリアと向き合ってきたことで、今後の成長ビジョンもあらためて明確になった。
「自分の武器では高校の中では負ける選手じゃないし、高1の頃から試合に出させてもらってここまで成長できて、同じポジションやFWの選手に負ける選手はいないと思っているけど、でもプロの世界に飛び込むとなると、もう一回、高校の新入生みたいになると思う。自分より能力を持っている選手がたくさんいると思うので、ここで自分が満足したら終わり。大宮に入ってもう一回、素晴らしいコーチの方がたくさんいるので、自分からしっかり話しかけて、自分の強みであるヘディング、キック、コーチング、誰にも怖がらずに前に行けるところとかをプロで出せるようになるためにもまだまだ成長しないといけないし、今日の大宮の練習でもヘディング練習を教えてもらった。高校とは違うラインコントロールもプロでは厳しくなることを肌で実感した。もっとやらないと試合に出られないというのを感じた。もっともっと身体もも鍛えないといけないし、もっと成長につながる試練を増やして成長できればと思っています」
ここからは全国高校選手権予選が始まるため、流通経済大柏高に戻っての活動を続ける予定。プレー面ではボランチ起用という幅も広がっている中、県予選で敗れた夏のリベンジを果たすため、昨冬全国決勝の国立競技場で味わった悔しさを晴らすため、大宮での貴重な経験を高校にも還元していく構えだ。
「この1週間、大宮で練習させてもらって、まだレベルも何もかも全然違う中で、流経では自分が前で引っ張っているけど、大宮では先輩方の背中を見てこのようにやっているんだと日々感じている。この大宮で得た素晴らしいものを高校に持って帰って、仲間に教えられれば一番いいかなと思う。来週から高校最後の選手権が始まる中、去年まで国立で2度負けているし、今年の夏も市船に負けていて、なんとしても自分がキャプテンとして勝たせないといけないという責任を感じている。なんとしても勝つという誰にも負けない気持ちはある、この1週間で成長した部分もあると思うし、流経のを日本一を取る集団という雰囲気にしたい」
高校最後の選手権で得た経験もきっと、プロ入り後の大宮に還元できるはずだ。「選手権が終わってからの合流になるので難しくなるのはわかっているけど、その時には高校生じゃないし、一人のサッカー選手としていろんな人に見られると思うので甘えていたら置いていかれるし、そこからは競争になってくると思う。試合に出ている選手たちに憧れていたら越えられないと思うので、しっかりその選手から盗めるものを盗んで、しっかりと自分のパフォーマンスを見つめて、まずは大宮でスタメンを取ることから。簡単に奪えないとも思っているので、大宮に入るまでの時間で体づくりもして、メンタリティーを向上させて大宮の力になれれば」。高体連最強CBは高い基準と大きな覚悟を持って最後の冬に挑む。
(取材・文 竹内達也)
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