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ユース取材ライター陣が推薦する「クラセン注目の11傑」vol.1

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森田記者が推薦するMF長田叶羽(ガンバ大阪ユース、3年)

 ゲキサカでは7月22日に開幕する夏のクラブユースチーム日本一を懸けた戦い、第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の注目プレーヤーを大特集! 「クラセン注目の11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター各氏に紹介してもらいます。第1回は関西の高校生を中心に各カテゴリーを精力的に取材する森田将義記者による11名です。

 森田記者「すでにトップチームに欠かせない戦力になりつつある広島ユースのMF中島洋太朗。6月の新潟戦でJ1デビューを果たした鹿島ユースのFW徳田誉。高3ながらもこの夏、海外に渡る熊本のFW道脇豊。今年はアカデミー出身の若い選手の飛躍が目を惹きますが、クラブユース選手権(U-18)には彼らに続く可能性を秘めた選手がまだまだ存在します。今回は夏の祭典を機にブレークを果たしてくれると期待し、見た試合でのインパクトが強かった選手をピックアップしました。大会でも多くの人を魅了してくれるはずです」

以下、森田記者が推薦する11名

GK松浦大翔(アルビレックス新潟U-18、1年)
内田潤監督が「スーパーポジティブ」と評する守護神は、来季からのトップチーム昇格が決まった内山翔太と切磋琢磨しながら成長中。1年生とは思えないほど的確なコーチングと1対1のシュートストップが目を惹く。

DF池末徹平(サガン鳥栖U-18、3年)
「ボールを受けてからのプレーに自信がある」。そう口にするボランチは展開力が売り。CBとしてプレーする今季は最終ラインからのビルドアップで持ち味を発揮しつつ、課題として挙げていた守備でもファイトし続けている。

DF山田海斗(ヴィッセル神戸U-18、3年)
191cmの大型CBはクラブの期待も大きく、昨年はアストン・ビラのアカデミーに練習参加。今季はトップチームに2種登録されている。「身長とリーチがあるので、ゴール前でやらせない自信はある」と胸を張る通り、ボックス内での守備対応が光る。

DF佐藤海宏(鹿島アントラーズユース、3年)
正確な左足キックが持ち味で、後方からの組み立てとともに攻撃参加からのクロスが光る。攻撃だけの左SBに留まらないのも彼の魅力で、「DFの選手なので守備で負けてはいけない。その中でどれだけ前に出て行けるかが、自分の武器」と口にする。

MF土居佑至(清水エスパルスユース、2年)
常にゴールを意識して仕掛けるドリブルが持ち味で、DFを上手く引き寄せて味方を使うなど判断の良さも目を惹く。「練習会へ行った際にスピードや判断の部分でレベルの高さを感じた」との理由で選んだ清水でも、持ち味を発揮中。

MF廣瀬拓也(大分トリニータU-18、3年)
憧れの選手は、フランス代表のエンゴロ・カンテ。「ボールが敵から離れた時や自分のタイミングで行けると思えた時に奪う練習を何回もしてきたので、感覚として掴めている」と話すボールハントでチームを支える。

MF野村勇仁(名古屋グランパスU-18、2年)
決して派手なタイプではないが、「ブレずに小さい時から意識している」というキャプテンシーとボール奪取でチームに貢献し続けるボランチ。昨季はアカデミーコーチを務めた中村直志氏とシュート練習に励み、得点意識も高まった。

MF長田叶羽(ガンバ大阪ユース、3年)
技術、センスにガンバらしさを感じるボランチだが、学年が上がるにつれて強度も上昇中。「代表で南米など海外のチームと対戦してから、180度ぐらいサッカー感が変わった」と泥臭く守備でも貢献できる選手になりつつある。

FW前田勘太朗(横浜FCユース、2年)
1試合通じて足を止めず、常に狙い続けるDF裏への飛び出しが持ち味で、「自分の専売特許」と口にするほど。相手からの警戒が強まる中、足元で受けるプレーとの使い分けも上手くなっており、今季はプレミアリーグEASTの得点ランキング1位に並ぶ。

FW石井秀幸(ファジアーノ岡山U-18、3年)
持ち味は「日ごろから意識している」と話す前線からのプレッシャーとゴールに向かう推進力。チームスタイルを体現するアグレッシブなプレーでチームに活力を与えるストライカーだ。ベスト4まで進んだ昨年に続き、クラブユースでの活躍を狙う。

FW前田一翔(アビスパ福岡U-18、3年)
イングランド代表のハリー・ケインに憧れるストライカーはプレーの幅の広さが魅力。50mを6秒ジャストで走る快足でスペースに走りこんだかと思えば、前線で身体を張ってボールをおさめることもできる。

森田将義
Text by 森田将義

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