町田DF中山雄太が久々ボランチ先発、”修正力”で天皇杯8強貢献「単純に楽しかった」「良い反省ができる」
DF
[8.6 天皇杯4回戦 町田 1-0 京都 Gスタ]
FC町田ゼルビアDF中山雄太が天皇杯4回戦・京都戦にダブルボランチの一角でフル出場し、1-0での勝利に貢献した。昨季のJ1最終節・鹿島戦(●1-3)で後半から途中出場し、中盤中央を担った経験はあったが、ダブルボランチでの先発はオランダ・ズウォレ時代の21年8月以来4年ぶり。それでもブランクを感じさせない堂々のパフォーマンスを見せ、町田をクラブ史上初のベスト8に導いた。
中山は5月3日の京都戦で負傷交代し、6月21日の鹿島戦で復帰して以降、J1リーグ戦での先発試合はなし。本職の左ウイングバックにはDF林幸多郎、左CBにはDF昌子源が定着し、定位置から遠ざかっていた。この日はサブメンバーが名を連ねていた7月16日の天皇杯3回戦・富山戦(◯2-1)以来の先発。夏場の中断期間明けとあって先発には林や昌子ら主力陣が並ぶなか、かつて本職の一つとしてきたボランチを任された。
イングランド2部のハダースフィールド時代にもチームが苦境のなか、3センターのインサイドハーフを任された試合はわずかにあったが、ダブルボランチでの先発は4年ぶり。それでもMF前寛之とのコンビで攻守に存在感を放ち、ブランクを感じさせないプレーを見せていた。
際立ったのは試合の中で役割を変化させる柔軟性と修正力だ。前半はインサイドハーフに近い前傾の立ち位置を取り、サイドからのクロスにペナルティエリア付近まで顔を出す場面も見せたが、次第に京都のパスワークに攻め込まれる場面が続いたのを受け、徐々にポジションを修正。アンカー寄りのポジション取りでリスク管理を担いつつ、自らが中心となって試合の主導権を手繰り寄せていった。
試合後、中山は「相手が変えてきたところで自分たちも変えないと。自分たちが変える前は(相手の)ビルドアップでスコスコと行かれていた場面があったので。黒田さん(黒田剛監督)がよく修正力というけど、試合の中で変える力は手応えもあった。ゲームマネジメントができた収穫のある試合だったと思う」と前向きに振り返った。
柏レイソルのアカデミー時代から高い技術を評価され、4-3-3のインサイドハーフでもプレーした経験を持つ中山。近年では4バックシステムならCBとSB、3バックならCBとWBという役割が多くなっていたが、久々のボランチ起用では持ち前のゲームコントロールだけでなく、新たなトライも垣間見せる機会になったようだ。
「昔からボランチのほうが多かったので単純に楽しかったのと、前半から点を取ってやろうかなというくらいチャンスはうかがっていた。ポジティブに考えれば、チャンスのところには顔を出せたと思う。でも数字としてはシュート数も残せなかったし、点を決めるもう一つ先のところは課題。ただ手応えを感じつつ、良い反省ができるのかなと思う」(中山)
中盤の空中戦でもさすがの強さを見せ、「今のボランチ陣よりヘディングが強い自信があるので、違いを見せないといけないと思っていた」とも矜持を語った中山。今後の起用ポジションについては「わからない」と言うものの、これから佳境に入るJ1リーグ戦や9月から始まるAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の国際舞台に向け、貴重なオプションになる期待を十分に感じさせる90分間だった。
(取材・文 竹内達也)
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FC町田ゼルビアDF中山雄太が天皇杯4回戦・京都戦にダブルボランチの一角でフル出場し、1-0での勝利に貢献した。昨季のJ1最終節・鹿島戦(●1-3)で後半から途中出場し、中盤中央を担った経験はあったが、ダブルボランチでの先発はオランダ・ズウォレ時代の21年8月以来4年ぶり。それでもブランクを感じさせない堂々のパフォーマンスを見せ、町田をクラブ史上初のベスト8に導いた。
中山は5月3日の京都戦で負傷交代し、6月21日の鹿島戦で復帰して以降、J1リーグ戦での先発試合はなし。本職の左ウイングバックにはDF林幸多郎、左CBにはDF昌子源が定着し、定位置から遠ざかっていた。この日はサブメンバーが名を連ねていた7月16日の天皇杯3回戦・富山戦(◯2-1)以来の先発。夏場の中断期間明けとあって先発には林や昌子ら主力陣が並ぶなか、かつて本職の一つとしてきたボランチを任された。
イングランド2部のハダースフィールド時代にもチームが苦境のなか、3センターのインサイドハーフを任された試合はわずかにあったが、ダブルボランチでの先発は4年ぶり。それでもMF前寛之とのコンビで攻守に存在感を放ち、ブランクを感じさせないプレーを見せていた。
際立ったのは試合の中で役割を変化させる柔軟性と修正力だ。前半はインサイドハーフに近い前傾の立ち位置を取り、サイドからのクロスにペナルティエリア付近まで顔を出す場面も見せたが、次第に京都のパスワークに攻め込まれる場面が続いたのを受け、徐々にポジションを修正。アンカー寄りのポジション取りでリスク管理を担いつつ、自らが中心となって試合の主導権を手繰り寄せていった。
試合後、中山は「相手が変えてきたところで自分たちも変えないと。自分たちが変える前は(相手の)ビルドアップでスコスコと行かれていた場面があったので。黒田さん(黒田剛監督)がよく修正力というけど、試合の中で変える力は手応えもあった。ゲームマネジメントができた収穫のある試合だったと思う」と前向きに振り返った。
柏レイソルのアカデミー時代から高い技術を評価され、4-3-3のインサイドハーフでもプレーした経験を持つ中山。近年では4バックシステムならCBとSB、3バックならCBとWBという役割が多くなっていたが、久々のボランチ起用では持ち前のゲームコントロールだけでなく、新たなトライも垣間見せる機会になったようだ。
「昔からボランチのほうが多かったので単純に楽しかったのと、前半から点を取ってやろうかなというくらいチャンスはうかがっていた。ポジティブに考えれば、チャンスのところには顔を出せたと思う。でも数字としてはシュート数も残せなかったし、点を決めるもう一つ先のところは課題。ただ手応えを感じつつ、良い反省ができるのかなと思う」(中山)
中盤の空中戦でもさすがの強さを見せ、「今のボランチ陣よりヘディングが強い自信があるので、違いを見せないといけないと思っていた」とも矜持を語った中山。今後の起用ポジションについては「わからない」と言うものの、これから佳境に入るJ1リーグ戦や9月から始まるAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の国際舞台に向け、貴重なオプションになる期待を十分に感じさせる90分間だった。
(取材・文 竹内達也)
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