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CB奈須琉世「怖い印象っていうのはなかった」。流経大柏はプレミア青森山田戦などを自信に東海大相模のロングスロー封じ

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流通経済大柏高のCB奈須琉世(3年=柏レイソルA.A.TOR'82出身)は決勝戦でも無失点で勝つことを誓った。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[1.11 選手権準決勝 流通経済大柏高 1-0 東海大相模高 国立]

 東海大相模高(神奈川)の武器の一つがロングスロー。注目左SB佐藤碧(3年)が前半に負傷交代したものの、後半10分から出場したFW戸川昌也(2年)は佐藤以上とも言える飛距離のロングスローで会場を沸かせていた。

 ライナー性のボールが幾度もゴール前に入ってきていたが、流通経済大柏高(千葉)のCB奈須琉世(3年=柏レイソルA.A.TOR'82出身)は「プレミア(リーグ)やインターハイ(予選)通してロングスローを投げてくるチームっていうのはいたので、別にびっくりすることはなかったです。練習の中でも100パーセント対策っていうところはしてたので、怖い印象っていうのはなかったです」と振り返る。

 戸川のロングスローについては、「飛距離のところは凄くびっくりしましたけど」と明かすが、「別に青森山田だったりとやってきたんで、負けないなという風に思っていました」。その言葉通り、ゴール前で奈須とCB佐藤夢真(3年)を中心にしっかりと弾き返し、セカンドボールの出足でも上回っていた。

 奈須は「ロングスローのところは弾けてたり、コーナーキックの部分でも弾いた後のセカンドで詰めるだったりっていうところのゴール前の守備っていうのは本当に手厚かったですし、だからゼロで今回も抑えられたかなと思います」と胸を張った。

 今大会4試合でわずか1失点。球際の強さ、的確なカバーリングでもチームを支える奈須は前橋育英高(群馬)との決勝へ向けて「プレミアでやってきたから分析とかはしやすいと思うんですけど、凄くテクニカルなチームなので、自分たちはそこでどう守備から入って攻撃に繋げていくかっていうところをチームで話していきたいなっていう風に思います」と語った。

 7年前の決勝では、後半終了間際の失点によって前橋育英に惜敗。「失点しなければ負けないんで。ほんとに後ろが徹底して、最後のところは身体張ったり、ボールに詰めたりってところが出来ていれば失点しないと思うんで。前からのプレスもそうですけど、とにかく自分と佐藤の真ん中を割られなければやられないと思っています」。今回は決勝で前橋育英を封じ込み、日本一を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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