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流経大柏SB増田大空は「感謝」の終幕…内定先J2磐田は左サイド“大激戦区”も「自分は苦と思わずに楽しめる人」

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DF増田大空(3年)

[1.10 選手権準決勝 鹿島学園高 1-0 流通経済大柏高 国立]

 高校年代屈指の左足キックを持つサイドバックの冬は、志半ばで終わった。「満足のいくレベルではできなかったけど、最後まで個人個人、チームとしての戦いを見せられたので楽しかった。後悔はない」。準決勝敗退後、流通経済大柏高のダブルキャプテンDF増田大空(3年=鹿島つくばJrユース)はすっきりとした表情で取材エリアに姿を見せた。

 大迫力の応援団に後押しされ、初めて立った国立の舞台。準々決勝・大津高戦(◯2-1)で左足FKから決勝アシストを記録していた増田はこの日も左足キックで異彩を放った。「特別な緊張感があったし、最初は固かったと思うけど、徐々に自分たちのプレーが出せて、楽しんでやれたと思う」。それでも結果は0-1の敗戦。流経柏は前線の選手の呼吸が合わない場面が続いた一方、鹿島学園は交代選手が少ないチャンスを決めてきた。

 それでも増田はチームを背負う立場として、最後まで堂々と、誇り高く振る舞った。敗戦後、ダブルキャプテンにあった最も強い思いは「感謝」。国立のピッチに立ちたくても立つことのできなかったチームメート、これまでの歩みを支えてくれた人々、流経柏を応援してくれた人々への思いだった。

「いま出てきたものは本当に周りの人への感謝ですね。保護者もそうですし、一緒に3年間プレーしてきた仲間がメンバーに入れなくて、それを泣いて悔しがる姿も見てきたので、そんな奴らがチームのために、自分たちのために声を出して応援してくれる姿を見て、当たり前じゃないなと思い知らされたので、感謝の気持ちが一番大きいです」(増田)

 増田は卒業後、ジュビロ磐田への加入が内定しており、プロの舞台に歩みを進められる“選ばれし立場”。「プロに行けるのも当たり前のことじゃないし、周りのサポートあってこそだと思うので、感謝の思いを胸にということは今後にも活かしていきたい」と噛み締めるように話した。

 本気で目指してきた日本一に届かなかった現実も、次の挑戦への糧にしていくしかない。「本当は日本一を取ってから合流したかったけど、国立はプロの世界でも限られた人しかできない場所なので、それをこの最高のメンバーでやれたことをまずは誇りに思う。今日の負けは一生忘れることはないので、その悔しさ、3年間流経で培ってきたものを次のステージで。また厳しい戦いが始まるので成長できれば」と奮起を誓った。

 Jリーグのシーズン移行に伴って行われる「百年構想リーグ」の開幕までは、すでに1か月を切っている。磐田の左サイドバックは昨季の絶対的中心だった元欧州組のDF松原后に関西大から新加入のDF吉村瑠晟が居並ぶ“大激戦区”。さらにもしウイングバックシステムならば、そこに大卒若手のMF倍井謙やMF角昂志郎も食い込んでくるとみられ、J1級のポジション争いに挑む形となる。

 内定決定時以上の陣容となった厳しいポジション争いには増田も「全員上手いしヤバいんで、やるしかないですね」と苦笑いも浮かべる。ただ、すぐに表情を引き締めて語った心構えには、大きな説得力が宿っていた。

「自分はこの3年間を見ても、ずっと出続けていた選手ではないので。出られない期間に腐らずに、チームが求めている選手と自己分析をし続けてきたし、それを自分は苦と思わずにできると言いますか、自分を成長させるためにというのを僕は楽しめる人なので。そういった意味では過酷な環境に飛び込んで自分をより成長させたいという思いがあったし、開幕スタメンで出るという気持ちもあるけど、出られない期間も覚悟しているので地道にやっていければと思います」(増田)

 2年次まではトップチームに絡めないなか、懸命に努力して高校年代トップのSBとなった経験は今後も大きな支えとなるはず。「プロの世界は最低限のフィジカルがないとそもそも戦っていけないので自分のプレーを見せることもそうだけど、体づくりを地道にやっていければ」とフィジカル強化にも強い意識を向けながら、果敢にプロの舞台に飛び込んでいく。
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(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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