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昨秋に前十字靱帯損傷もW杯メンバー滑り込み!! FW千葉玲海菜「積極的な姿勢が自分の取り柄」

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FW千葉玲海菜(ジェフユナイテッド千葉レディース)

 昨年9月に右膝前十字靱帯損傷の重傷を負い、長いリハビリ生活を乗り越えてきたFW千葉玲海菜(ジェフユナイテッド千葉レディース)が女子ワールドカップに臨むなでしこジャパン(日本女子代表)メンバーに滑り込んだ。

 30日の練習後、報道陣の取材に応じた千葉は「数試合しか怪我で出ていない中で選んでいただいた。監督に記者会見でも言われたようにダイナミックなところ、アグレッシブに行くところ、積極的な姿勢が自分の取り柄だと思うので、本大会で出していければと思う」と意気込んだ。

 今月13日のメンバー発表会見、長期離脱から復帰したばかりの千葉とDF高橋はな(浦和)の選出理由を問われた池田太監督は力強く語った。「千葉選手のダイナミックな動き、高橋選手のしっかりとしたDFとしてのスピード、ポジティブな部分がW杯に向けて積み上がっていくのではないか」。恵まれた脚力と決定力を兼ね備える千葉、安定した対人戦を繰り広げる高橋の武器に世界舞台の貴重なメンバー枠を託した形だ。

 なかでも千葉の選出はサプライズとして受け止められた。2018年のU-20W杯優勝メンバーで、なでしこジャパンでも池田体制発足当初から主力を担ってきた高橋とは異なり、千葉の代表キャップ数はわずか4。16年のU-17W杯こそ出場経験を持つが、国際舞台の場数もそう多いほうではない。

 それでも千葉はWEリーグの鮮やかな活躍を機に、W杯行きの切符を勝ち取った。筑波大から千葉に正式加入した昨季、序盤戦からゴールを量産した千葉は昨年6月の欧州遠征でなでしこジャパンに初招集。初陣のセルビア戦で後半34分からデビューを果たすと、わずか2分後に初ゴールを記録した。

 さらに続く7月のEAFF E-1選手権でも全3試合に出場し、台湾戦では代表通算2ゴール目も記録。WEリーグの半年間で10試合6ゴールを記録していた矢先、昨年9月の練習試合で右膝前十字靱帯損傷の重傷を負い、一時はW杯出場も危ぶまれたが、今季の復帰後も6試合3得点と結果を出し、通算16試合9ゴールという圧巻の得点率でW杯メンバーに滑り込んだ。

 W杯に向けた国内合宿は千葉にとって約1年ぶりの代表招集。「久々の代表活動で、行く前や練習する前は緊張していた」と正直な心境を明かしつつも、「ほぼほぼ一回はやったことある仲間たちで、周りが本当に優しくて、膝の心配もめちゃめちゃ心配してくれる。馴染めているし、周りに支えられていると思う」と順応に手応えを語った。

 そうして臨む本大会では自慢の快足をいかんなく発揮する構えだ。「守備から攻撃の切り替えで、相手の陣形が崩れている中で自分のスピードは活かしやすい」と述べたように、スピードは世界でも通用する武器。特に男子代表がカタールW杯で見せた戦術のように、スピード系のストライカーで攻守ともに相手を追い詰めていく狙いは女子代表にも参考になりそうだ。

 3-4-2-1ではシャドーのポジションも担えそうだが「一番前のセンターFWのところで勝負したい」と力を込めた千葉。「サッカーはやっぱり守備から攻撃への速攻が有効だと思うし、ジェフでもそういうところで得点することが多かったので、そういうイメージも、バリエーションもある。なでしこでも出していけたらと思う」と自信を示した。

(取材・文 竹内達也)
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