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なでしこJが6対6ミニゲームで調整! PK練習も取り入れW杯への準備進む

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6対6のミニゲーム

 7月20日開幕の女子ワールドカップに向けて千葉市内で合宿中の日本女子代表(なでしこジャパン)は30日、合宿4日目のトレーニングを行った。約3週間後の大会に向けてコンディションを上げるべく、初日からフィジカルに負荷をかけたメニューが連日続く中、この日は6対6のミニゲームで連係向上を図りつつ、最後はPK練習にも取り組んだ。

 トレーニングには7月10日以降の合流となるMF遠藤純(エンジェル・シティFC)とFW浜野まいか(ハンマルビーIF)を除いたW杯メンバー21人と、トレーニングパートナー3人の計24人が参加。ランニングやストレッチで身体を温めた後、ボールを使ったメニューに入った。

 メインは4チームに分かれて行われた6対6のミニゲーム。1〜3本目は3タッチ以下、4〜6本目はフリータッチで周囲の選手との連係を高める狙いがみられた。局面では激しいせめぎ合いもたびたび見られ、強度と熱量あふれるトレーニングに。ビブスでのチーム分けは以下のとおりだった。

▼ピンク
GK山下杏也加熊谷紗希清水梨紗猶本光小山史乃観(TP)、松窪真心(TP)

▼グリーン
GK平尾知佳三宅史織石川璃音長谷川唯宮澤ひなた植木理子

▼ホワイト
GK田中桃子南萌華守屋都弥林穂之香藤野あおば田中美南

▼イエロー
GK大場朱羽(TP)、清家貴子高橋はな杉田妃和長野風花千葉玲海菜

 ミニゲーム後にはそれぞれのチームごとにPK戦の練習も実施。男子の日本代表が昨年のカタールW杯でクロアチアに敗れて以降、各カテゴリでPK練習の試みが続いている中、本番を間近に控えるなでしこジャパンも練習に取り入れた形だ。ミーティングでもPK戦を重視する意思共有が進んでいる様子で、選手たちは冷静にネットに蹴り込んでいた。

 終了後、報道陣の取材に応じた清家(浦和L)は「上げる系のメニューが多いので身体はきついけど、今日はボールを使ったゲーム形式の時間が長くて、こうやってレベルの高い中で久しぶりにサッカーができてすごく楽しいなと感じた」と充実感を口にした。

(取材・文 竹内達也)
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