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アメリカで磨いた“強さ”…杉田妃和が自身2度目の女子W杯へ!! “大先輩”の期待も背負う「責任を持って挑みたい」

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なでしこジャパンMF杉田妃和

 日本女子代表(なでしこジャパン)のMF杉田妃和(ポートランド・ソーンズ)が、自身2度目となる女子ワールドカップ開幕を心待ちにしている。国内合宿3日目の練習後に報道陣の取材に応じ、「大会が近づくにつれて、自分の中でも楽しみだなって思えることが増えてきている」と笑顔を見せた。

 2018年に初招集された杉田は、翌19年の女子W杯フランス大会でメンバー入りを果たすと、グループリーグの3試合と、決勝トーナメント1回戦・オランダ戦(●1-2)の計4試合で先発フル出場。「緊張感もそうだし、試合に出てやらなきゃいけないんだという硬さもあった」と当時を振り返る。

 そんな杉田は、22年の1月にINAC神戸レオネッサからポートランド・ソーンズ(NWSL/米1部)へ移籍。アメリカで2シーズン目を過ごし、ボール奪取力やボールキープ力、球際の強さ、瞬発力に磨きをかけ、「ごつくなった」と自他が認める。

 そのアメリカでは、“大先輩”との交流もあった。24日には、11年の女子W杯ドイツ大会で世界一を成し遂げた元なでしこジャパンFW永里優季(シカゴ・レッドスターズ)が、自身のツイッター(@yuki_ngst)で杉田とのツーショットを公開。女子W杯での活躍に期待を寄せた。

「一緒にプレーしたことないし話したこともほとんどなかったけど、サッカーにおける技術と頭脳はもちろんのこと、実際に話してみるとしっかりとした『芯』のある人だなと感じました。こぼれ球に飛び込む姿勢が好き。ポートランドでの得点源にもなっているし、これからの活躍にますます期待。W杯でのプレーが楽しみ」

 杉田はそんな永里の期待も背負い、2度目の世界一を目指す。「そういうところ(世界)で戦ってきた人には、ただ戦うだけじゃ伝わらない。勝ちにこだわり、一つ一つの勝負にこだわり、順位にもこだわって、今まで築き上げたものプラス自分たちがそこに何ができるか。強い気持ちだったり、責任を持って挑みたい」と意気込んだ。

(取材・文 成田敏彬)
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