[J-VILLAGE CUP U-18]U-18日本代表初選出のCB月舘汰壱アブーバクル(青森山田)は武器、プレー以外の部分の「継続」によって大目標に近づく
U-18日本代表初選出の185cmDF
[3.16 J-VILLAGE CUP U-18予選 U-18日本代表 2-1 横浜FCユース Jヴィレッジスタジアム]
日本とブルキナファソにルーツを持つ185cmCBが臆することなく、責任感を持って初めての代表活動に臨んでいる。DF月舘汰壱アブーバクル(青森山田高/2年=青森山田中出身)は昨年、名門・青森山田高のBチームでプレーしていたが、新チーム移行後にAチームで先発の座を掴むと、わずかな期間でU-18日本代表に抜擢された。
当初は緊張していたというが、チームメイトやコーチングスタッフのサポートもあって自分を出しやすい環境に。第7回 J-VILLAGE CUP U-18の3日目まで、自分の今できることを全力で表現してきた。
「(昨年Bチームでプレーしていたこともあり)、自分は選ばれた時びっくりしたんですけど、選ばれたからにはやるしかない。選ばれたからには、自分のできること、やれることをやるしかないんで、そこはしっかり自覚を持って、やれたかなと思います」と月舘。得意とする前へ出ての潰しやヘッドで勝負している。
先発し、後半12分まで出場した横浜FCユース戦(16日)は初戦の尚志高戦(14日)に比べると、課題が多く見つかったという。判断しながらビルドアップしていたが、ややロングボールが増えてしまったことを反省。慌てず、より相手を見て、中盤にボールをつけることを求められた。
「他には自分、前の強さが武器なんで、そこの部分では今日なかなか出せていなかったんで、明日もし出たら、もうちょい前の強さを発揮できたらいいなと思います」と誓っていた。
年上の世代の代表歴も持つCB大川佑梧(鹿島ユース)ら代表常連組に比べると、経験値が不足していることは確か。だが、「そこまでビビる必要はなくて、自分の武器を発揮し続ければ、彼らに並べたり、彼らを超せるような選手になるのかなと思います」と頷く。
自分の武器を発揮し続けることと同時に求めていくのは、プレー以外の部分だ。「自分は(青森)山田でやってきていて、そのプレー以外のところで凄い言われていて、日常生活の部分などでどれだけ徹底できるか。挨拶とか、礼儀とか、他の人には負けないぐらい山田っていう自覚を持ってやれれば、そういうことを信じ続ければ、今後も選ばれ続けるのかなと思います」。これまで通り、ピッチ外を大事にしながら毎日を過ごすことで、ピッチ上での自分も進化させる。
代表になったからといって青森山田の先発の座が保証される訳では無い。186cmCB大場光翔(2年)らライバルたちも強力。「自分は代表に来たから全然オッケーっていうか、満足は全然してなくて。チームにも自分以外に他にもいい選手がいるっていうのは分かっているんで、チームに帰ってからもそこには負けないようにやっていかなきゃいけないし、代表で選ばれ続けるためにも、チームに帰ってプレミア(リーグ)で出たとしてもいいパフォーマンスで結果を残し続けられるようにやらなきゃいけない」と力を込めた。
注目DFはプロ、そして世界を見据えている。「自分の目標は海外で、レアル・マドリーが好きなんで、そこでプレーできたら凄くいいなと思っています。そこに近づけるためにはこの代表に選ばれ続けて、海外遠征とか行った時にも海外の相手にも通用できるぐらいじゃないと、自分の目標は叶えられない」。日々成長を続け、大目標に一歩一歩近づく。




(取材・文 吉田太郎)
日本とブルキナファソにルーツを持つ185cmCBが臆することなく、責任感を持って初めての代表活動に臨んでいる。DF月舘汰壱アブーバクル(青森山田高/2年=青森山田中出身)は昨年、名門・青森山田高のBチームでプレーしていたが、新チーム移行後にAチームで先発の座を掴むと、わずかな期間でU-18日本代表に抜擢された。
当初は緊張していたというが、チームメイトやコーチングスタッフのサポートもあって自分を出しやすい環境に。第7回 J-VILLAGE CUP U-18の3日目まで、自分の今できることを全力で表現してきた。
「(昨年Bチームでプレーしていたこともあり)、自分は選ばれた時びっくりしたんですけど、選ばれたからにはやるしかない。選ばれたからには、自分のできること、やれることをやるしかないんで、そこはしっかり自覚を持って、やれたかなと思います」と月舘。得意とする前へ出ての潰しやヘッドで勝負している。
先発し、後半12分まで出場した横浜FCユース戦(16日)は初戦の尚志高戦(14日)に比べると、課題が多く見つかったという。判断しながらビルドアップしていたが、ややロングボールが増えてしまったことを反省。慌てず、より相手を見て、中盤にボールをつけることを求められた。
「他には自分、前の強さが武器なんで、そこの部分では今日なかなか出せていなかったんで、明日もし出たら、もうちょい前の強さを発揮できたらいいなと思います」と誓っていた。
年上の世代の代表歴も持つCB大川佑梧(鹿島ユース)ら代表常連組に比べると、経験値が不足していることは確か。だが、「そこまでビビる必要はなくて、自分の武器を発揮し続ければ、彼らに並べたり、彼らを超せるような選手になるのかなと思います」と頷く。
自分の武器を発揮し続けることと同時に求めていくのは、プレー以外の部分だ。「自分は(青森)山田でやってきていて、そのプレー以外のところで凄い言われていて、日常生活の部分などでどれだけ徹底できるか。挨拶とか、礼儀とか、他の人には負けないぐらい山田っていう自覚を持ってやれれば、そういうことを信じ続ければ、今後も選ばれ続けるのかなと思います」。これまで通り、ピッチ外を大事にしながら毎日を過ごすことで、ピッチ上での自分も進化させる。
代表になったからといって青森山田の先発の座が保証される訳では無い。186cmCB大場光翔(2年)らライバルたちも強力。「自分は代表に来たから全然オッケーっていうか、満足は全然してなくて。チームにも自分以外に他にもいい選手がいるっていうのは分かっているんで、チームに帰ってからもそこには負けないようにやっていかなきゃいけないし、代表で選ばれ続けるためにも、チームに帰ってプレミア(リーグ)で出たとしてもいいパフォーマンスで結果を残し続けられるようにやらなきゃいけない」と力を込めた。
注目DFはプロ、そして世界を見据えている。「自分の目標は海外で、レアル・マドリーが好きなんで、そこでプレーできたら凄くいいなと思っています。そこに近づけるためにはこの代表に選ばれ続けて、海外遠征とか行った時にも海外の相手にも通用できるぐらいじゃないと、自分の目標は叶えられない」。日々成長を続け、大目標に一歩一歩近づく。




(取材・文 吉田太郎)


