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最終予選初黒星の豪州戦からインドネシア戦へ、森保監督が「いくつかのポジションでメンバー変更」を明言

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 10日のW杯アジア最終予選・インドネシア戦(パナスタ)を翌日に控えた9日、日本代表森保一監督が公式会見に出席した。前回の3月シリーズでW杯本大会出場が決定し、大幅にメンバーを入れ替えて臨んだ5日のオーストラリア戦は0-1の敗戦。予選初黒星を喫したが、最終予選ラストマッチとなるインドネシア戦へ、「このW杯予選を勝利で締めくくって、サポーターと勝利を分かち合いたい」と必勝を誓った。

 DF町田浩樹とDF渡辺剛がオーストラリア戦で負傷交代し、チームを途中離脱。前日8日の練習で負傷したMF熊坂光希もインドネシア戦を前にチームを離れた。24人で臨むことになる最終戦に向け、森保監督は「いくつかのポジションでメンバー変更して試合に挑みたいと思っている」とスタメンの入れ替えを明言した。

「選手を試す、戦術的な幅を広げる、チームの成長につながるような選手同士の新たな融合も踏まえて、オーストラリア戦から(スタメンを)替えていきたいと思う」。負傷者が続出した最終ラインはオーストラリア戦の終盤と同じDF関根大輝、DF高井幸大、DF瀬古歩夢の3バックになりそうだが、オーストラリア戦で出場機会のなかったMF遠藤航や途中出場だったMF久保建英だけでなく、代表デビューがお預けとなったMF三戸舜介やMF佐野航大らが抜擢される可能性もある。

 負傷離脱者が相次いだことについて森保監督は「選手たちが日本のために全力を尽くしてくれた中で離脱することは残念で、選手を起用し、すべてを組織している中でケガをさせてしまったことには悔しい思いでいる」と神妙な表情で話し、「スムーズに回復してもらうことを願いながら、思い切ってプレーしてもらえるようにできる限りのサポートをしていきたい」と気遣った。

 特に3バックに関しては関根、高井、瀬古にA代表初招集のDF鈴木淳之介を含めた4選手のみの編成となったが、「手薄になったところはあるが、十分スタメンとプラス交代枠も含めて残り1試合を戦っていけるだけの戦力はいると思っている」と指摘。会見に同席した遠藤に対し、「キャプテンは中盤でもDFラインでも、時には前線でもプレーできる。複数のポジションをこなせる選手はいるので、また不測の事態が起こったときの次のプランは考えて試合に臨みたい」と、さらなるアクシデントがあった場合には遠藤のDF起用も頭にあるようだった。

 その遠藤は「最終予選最後の試合をホームで戦うので、最後に皆さんに勝利を届けたい思いが一番強い。見ていて楽しかったと皆さんに言ってもらえるようなプレーをお見せして、しっかり勝ち点3で締めくくりたい」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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