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インドネシアの圧巻大声援に複雑な思い明かした久保建英「もっと日本のホームは簡単じゃないよと…」

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スタジアム入りするMF久保建英

[6.10 W杯最終予選 日本 6-0 インドネシア パナスタ]

 アウェー側スタンドに大挙して訪れたインドネシア代表サポーターの大声援に触れ、日本代表のMF久保建英(ソシエダ)は複雑な思いを抱いていた。

「今日に関しては本当に五分五分くらいの歓声だったので、個人的にはもっと応援してほしいなと思いますし、もっともっと日本のホームは簡単じゃないよというのをこれから……」

 この日のパナソニックスタジアム吹田の公式入場者数は33661人。試合日の日中に無事チケット完売の公式アナウンスが発表され、満員に近いファン・サポーターが詰めかけていたものの、スタジアム内では試合前の国歌斉唱から圧巻の声量を誇り、日本戦用にコレオグラフィーまで準備してきたインドネシアサポーターの存在感が目立っていた。

 試合後、久保は報道陣の質問に答える形でスタジアム内の雰囲気に言及。W杯出場がかかる3月シリーズではコレオグラフィーの演出を行うよう求めていたことを明かしつつ、現状への課題感を口にした。

「僕らの実力だったり、人気不足もあるとは思いますけど、それでも日本のファン・サポーターの方には。僕らはインドネシアに行った時とか、サウジアラビアに行った時に圧倒されるものがあったので。前回もできたらコレオとかやってほしいと話していたんですが、いろいろと規定とかあって難しいとはいえ、これからそういったところも変わって、日本サッカーがより熱くなっていけたらなと思います」

 すでにW杯出場権を決めて迎えた今回のシリーズではエースナンバーの10番を背負い、これまで以上に10番への愛着を口にすることで「あんまりトピックもない中で僕が10番を背負うことでトピックにもなる」とスター選手としての役目と向き合っていた久保。ゲームキャプテンを務めたインドネシア戦を終え、あえての提言で日本サッカーの盛り上がりを願った。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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