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日本が14年ぶりU-17W杯8強入り!! マギー先制弾も追いつかれて突入したPK戦、5人全員成功で北朝鮮撃破

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日本が8強入り

[11.18 U-17W杯決勝T2回戦 北朝鮮 1-1(PK4-5) 日本 ドーハ]

 U-17日本代表は18日、U-17ワールドカップ決勝トーナメント2回戦で北朝鮮をPK戦の末に破って2011年大会以来14年ぶりとなる準々決勝進出を果たした。開始早々にFWマギージェラニー蓮のゴールで先制するも後半に失点。それでも1-1で突入したPK戦で前半にPKを止めていた主将GK村松秀司が1本枠外に追いやると日本は全員が成功し、5-4で制した。

 日本はGK村松を最後尾に右からDF元砂晏翔仁ウデンバ、DF藤田明日翔、DFメンディー・サイモン友の3バック。2ボランチはMF川本大善とMF和田武士で、右ウイングバックはDF竹野楓太、左ウイングバックはMF瀬口大翔が担当した。2シャドーはMF小林志紋とFW吉田湊海で頂点にマギーが入った。

 アジア対決は日本が開始4分にさっそく試合を動かした。左サイドから瀬口が中へ持ち出してファーサイドへピンポイントクロスを送ると、フリーのマギーがGKの頭上を越す狙いすましたヘディングシュート。ループ気味のボールがゴールに吸い込まれて先制に成功した。マギーは今大会初ゴールになった。

 その後は北朝鮮がボールを保持する展開で、前半9分には北朝鮮に左CKをフリーで合わせられたが枠の上に飛んで難を逃れた。しかし同27分、元砂がゴールを背にボールを受けようとする相手FWキム・ユジンにプレスをかけたところでファウルを取られてPKを与えてしまう。日本は主にベンチのリクエストでレビューが行われる『フットボール・ビデオ・サポート(FVS)』を用いて主審に映像確認を要請するも、主審は映像を見た上でPKの判定を保持した。

 それでも主将がチームを救った。キム・ユジンがゴール左に蹴ったボールをGK村松が見事にセーブ。こぼれ球は竹野が外に蹴り出し、リードを保った。

 日本は前半37分、小林志の浮き球で最終ラインの背後を取ったマギーがループシュートでゴールネットを揺らしたがオフサイドだった。以降も北朝鮮が優勢。同39分にはキム・ユジンがペナルティエリア左から放ったボレーシュートを村松が弾き、同45分には速攻を受けてペナルティエリア中央右寄りからMFリ・ヒョクガンにスピードに乗った状態で右足を振られたが枠の右。日本は中盤より前へ繋いでいくことができない苦しい時間帯が続くも、失点は許さずに1-0のまま前半を終了した。

 1点リードで折り返した日本は後半5分、小林志が相手に囲まれながらも敵陣ペナルティエリア内で粘ってシュート。ただボールに勢いはなくGKにキャッチされた。廣山望監督は同10分に川本に代えてMF野口蓮斗、小林志に代えてFW浅田大翔を投入して主導権を奪いにいった。

 後半14分には3バックの中央に入る藤田が自陣でボールロストしてピンチになったが、GK村松がFWリ・カンリムとの1対1の局面でビッグセーブで凌いだ。しかし同22分、リ・ヒョクガンに右からの折り返しをゴール左隅へ流しこまれて失点。流れを引き寄せられない時間が続いた中で追いつかれた。

 日本は後半28分、先制点のマギーに代えてMF平島大悟を投入。浅田が頂点に移った。すると同36分、村松のパントキックを浅田が収めて平島とのワンツーで中央を突破。ペナルティエリア内に侵入して決定機を迎えるも、相手に体を寄せられながら放ったシュートは枠の左に外れた。

 1-1で突入した後半アディショナルタイム、日本は途中出場の野口を下げてFW小林柚希を送り込む。同45+4分には速攻から浅田のクロスに小林柚が飛び込んだが相手に対応された。同点のままタイムアップを迎え、大会規定によりPK戦に突入した。

 後攻の日本は1人目の吉田がGKの手を弾く強烈なキックで成功すると、北朝鮮の2人目が枠外に蹴って失敗。続く日本の2人目・元砂はゴール右へ冷静に流し込んでリードを奪った。北朝鮮の3人目は成功するも日本も瀬口が成功。北朝鮮は続く4人目も成功し、日本は平島が成功。そうして迎えた5人目、北朝鮮が成功する中で最後に浅田がGKに触れられながらも決めてアジア対決を制した。

 日本のU-17W杯8強入りは3回目で同大会での過去最高成績に並んだ。コロナ禍で中止の21年大会、アジア予選敗退の15年大会を除いた出場大会は4大会連続でベスト16止まりだった中、14年ぶりに準々決勝へ駒を進めた。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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