「何があるかわからない」北中米W杯をあきらめない20歳市原吏音(大宮)「まずは“いる場所”でがんばる」
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新たな年に目を向けている。U-22日本代表は24日、27日に水戸市内で行われるIBARAKI Next Generation Cup 2025に向けた活動を21日からスタートさせた。DF市原吏音(大宮)は21日、22日と全体トレーニング途中で別メニュー調整。「(J1昇格)プレーオフでアクシデントがあって、僕的には全然やれるけど時期も時期だし。オフもあったので。うまく調整しながら、問題なくやれている」と現在のコンディションを明かした。
J2年間順位を6位で終えたRB大宮アルディージャはJ1昇格プレーオフに臨んだ。だが、ジェフユナイテッド千葉を相手に0-3と点差をつけながらも逆転負けを喫した。若きディフェンスリーダーとしてチームをけん引した市原は試合後、悔しさをにじませていた。
自身にとっては、躍進の年だった。船越優蔵監督体制のU-20日本代表ではキャプテンを務め、U20アジアカップやU-20ワールドカップを戦った。大宮でも主力として君臨。「個人的にはすごく充実した一年だった。2年前の高校生ときに出たJ2の感触とはまた違って、ある程度余裕もあった。成長を感じられる一年だった」。そう振り返る市原だが、「J1に昇格できたら本当に最高だったと言える一年かなと思う」と本音ものぞかせた。
U-22日本代表は、27日までのIBARAKI Next Generation Cup 2025の活動を終えると、翌日のメンバー発表を経て1月7日からAFC U23アジア杯に参加。“ロス五輪世代”をけん引してきた市原は、大岩剛監督体制でもリーダーシップを発揮するつもりだ。
「こういうのは自分が引っ張っていかなきゃいけないと思っている。新しい選手も下の選手も、どんどん増えていく。またもう一回チームを作り直すではないけど、よりまたチーム力を上げていかなきゃいけない」。新たにチームを組む選手たちとも積極的に会話。この日はDF関富貫太(桐蔭横浜大/横浜FM内定)と2人で話しながらランニングする姿も見せていた。
2026年は北中米ワールドカップも控えている。A代表はDF陣を中心に怪我人が続出。本大会まで活動は残りわずかだが、追加招集の声がかかる可能性はゼロではない。いまだ未招集の20歳DFは「いち早くそこに飛び込んでいけるように。やっぱり“いる場所”でがんばっていくのが自分の形」と意欲を見せる。
「何があるかわからない。一番高いところを目指していかなきゃいけないと思うので。そこはがんばっていきたい」
大宮が来季もJ2で戦うことになり、気になるのはその去就だ。市原は「カテゴリーやリーグもあるけど、まずは“いる場所”でがんばって、より上を目指していきたい」と、明言を避けつつ成長を誓っていた。
(取材・文 石川祐介)
●AFC U23アジアカップ2026特集
J2年間順位を6位で終えたRB大宮アルディージャはJ1昇格プレーオフに臨んだ。だが、ジェフユナイテッド千葉を相手に0-3と点差をつけながらも逆転負けを喫した。若きディフェンスリーダーとしてチームをけん引した市原は試合後、悔しさをにじませていた。
自身にとっては、躍進の年だった。船越優蔵監督体制のU-20日本代表ではキャプテンを務め、U20アジアカップやU-20ワールドカップを戦った。大宮でも主力として君臨。「個人的にはすごく充実した一年だった。2年前の高校生ときに出たJ2の感触とはまた違って、ある程度余裕もあった。成長を感じられる一年だった」。そう振り返る市原だが、「J1に昇格できたら本当に最高だったと言える一年かなと思う」と本音ものぞかせた。
U-22日本代表は、27日までのIBARAKI Next Generation Cup 2025の活動を終えると、翌日のメンバー発表を経て1月7日からAFC U23アジア杯に参加。“ロス五輪世代”をけん引してきた市原は、大岩剛監督体制でもリーダーシップを発揮するつもりだ。
「こういうのは自分が引っ張っていかなきゃいけないと思っている。新しい選手も下の選手も、どんどん増えていく。またもう一回チームを作り直すではないけど、よりまたチーム力を上げていかなきゃいけない」。新たにチームを組む選手たちとも積極的に会話。この日はDF関富貫太(桐蔭横浜大/横浜FM内定)と2人で話しながらランニングする姿も見せていた。
2026年は北中米ワールドカップも控えている。A代表はDF陣を中心に怪我人が続出。本大会まで活動は残りわずかだが、追加招集の声がかかる可能性はゼロではない。いまだ未招集の20歳DFは「いち早くそこに飛び込んでいけるように。やっぱり“いる場所”でがんばっていくのが自分の形」と意欲を見せる。
「何があるかわからない。一番高いところを目指していかなきゃいけないと思うので。そこはがんばっていきたい」
大宮が来季もJ2で戦うことになり、気になるのはその去就だ。市原は「カテゴリーやリーグもあるけど、まずは“いる場所”でがんばって、より上を目指していきたい」と、明言を避けつつ成長を誓っていた。
(取材・文 石川祐介)
●AFC U23アジアカップ2026特集


