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脇坂のヘディング弾で公式戦4試合連続先制の川崎Fは初失点で痛み分け「失点することはいつかは来る」

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ACLEの浦項戦に続いてリーグ初得点を挙げた川崎F脇坂泰斗

[2.22 J1第2節 柏 1-1 川崎F 三協F柏]

 2025シーズンの公式戦は3試合で10得点0失点と好調なスタートを切っている川崎フロンターレ。敵地での柏レイソル戦でも先制に成功、決めたのはキャプテンだった。

 スコアレスで迎えた後半5分、柏DFジエゴの自陣での横パスがずれたところをFWマルシーニョがマイボールにすると、左サイドのDF三浦颯太に展開。三浦がクロスを入れると、DFの間にポジションをとっていたMF脇坂泰斗の頭にピタリと合わせてゴールネットを揺らした。

「足で速いボールを出してもらって決めようと思ってたんですけど、僕でも決められるようなヘディングのボールを出してくれたので、彼のアシストが全てだった」と得点シーンを振り返る脇坂は、「止まって見えて。『こうやって決めるんだよ泰斗くん』みたいな感じのボールをくれたので」と、早くも今季3アシスト目を記録した三浦を讃える。

 ところが、先制から7分後には柏に同点弾を許してしまう。ACLEを含めた今季の公式戦4試合目にして初失点を喫してしまい、試合はそのまま1-1で引き分けた。勝利がどちらに転んでもおかしくないゲームだったことを指摘する脇坂は、課題を口した。

「理想は複数得点無失点ですけど、相手も質が高かったですし、失点することはいつかは来るので。失点したシーンはしっかりつめてやらせないようにしないといけないっていうところと、チャンスのところで自分自身もありましたし、もっともっといい選択があったんじゃないかとか、しっかり決め切る力がもっとつけないといけないとか、そういったところは練習をしながらやっていきたいと思います」

 今季から川崎Fの指揮をとる長谷部茂利監督は、「リードできただけに追加点を取って勝利して終わりたかったというのが本音」と前置きしつつ、自らに反省をうながす。

「失点の場面、我々のサイドのところでのはまりが悪くなって後手を踏んでやられてしまったのは、多少なり私の中で把握はできていたんですけれども、修正が少し遅かった。修正していれば多分失点しなかったんじゃないかなという風に感じています」(長谷部監督)

 ACLEと並行して戦う川崎Fは、ミッドウィークには2月で5試合目となる公式戦がやってくる。指揮官は「勝ち点1を積んで次へ向かっていく、そういうポジティブな思考で選手に話しました」と、26日に迎える古巣・福岡戦に向けて前を向いた。

(取材・文 奥山典幸)

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奥山典幸
Text by 奥山典幸

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