浦和が開幕5戦目で待望の初勝利!! サンタナ今季3点目、最後はなんとか逃げ切り昇格組・岡山を撃破
[3.8 J1第5節 浦和 1-0 岡山 埼玉]
J1リーグは8日、第5節を各地で行い、浦和レッズがファジアーノ岡山を1-0で破った。FWチアゴ・サンタナの得点ランキング首位に並ぶ今季3ゴール目が決勝点。最後は一方的な守勢でなんとか逃げ切る形となったが、開幕5試合目にして待望の今季初白星を収めた。
ここまで2分2敗の未勝利と苦しい戦いが続いた浦和は前節・柏戦(●0-2)から先発2人を変更。MF原口元気とFW前田直輝に代わってMFサミュエル・グスタフソンとFW金子拓郎が先発した。対する岡山は昇格1年目ながら2勝1分1敗と健闘中。MF加藤聖が2試合ぶりに先発復帰し、MF松本昌也がMF柳貴博に代わって右ウイングバックに入った。[スタメン&布陣]
試合開始1分、浦和がさっそくビッグチャンスを作った。DF関根貴大の縦パスを金子が左足でフリックし、DF田上大地のクリアミスを誘うと、右に流れたMF松本泰志がクロスを送り、これにFWマテウス・サヴィオが反応。だが、トラップする間にMF松本昌也に詰められ、シュートを打ち切れなかった。
その後も浦和が攻勢を続け、最終ラインの裏を取る場面も見られたが、ペナルティエリア内で正確に足を出してくる岡山の3バック、的確な判断で対応するGKスベンド・ブローダーセンの牙城を破れない。前半21分にはショートコーナーから関根のクロスをDFマリウス・ホイブラーテンが頭で合わせるも、ブローダーセンに止められた。
対する岡山は前半25分、相手の浮き球パスをインターセプトしたMF藤田息吹のヘディングパスからショートカウンターを仕掛け、FW岩渕弘人がエリア内で収めると、ペナルティエリア右にMF江坂任が走り込む。だが、トラップ際をグスタフソンに刈り取られ、こちらもシュートまで打ち切れなかった。
そうして迎えた前半41分、浦和がまたしても決定機を作った。金子が右サイドをドリブルで攻め上がり、右に開いたMF安居海渡が中に送ると、関根、荻原の両SBが高い位置で絡み、最後は荻原がラストパス。これをFWチアゴ・サンタナがゴールに押し込んだ。だが、VARチェックの結果、オフサイドと判明。ゴールは認められず、そのまま0-0でハーフタイムを迎えた。
後半も最初のチャンスは浦和。3分、ハイプレスに出てきた岡山のプレスをM・サヴィオが個人で打開すると、深い位置までえぐって中央に渡す。だが、そこに顔を出した安居のミドルシュートは右に外れた。
それでも後半4分、この勢いのまま先制点を奪った。左サイド起点の攻撃を中央経由で前進させ、右サイドで金子がスルーパスを送ると、これに抜け出した安居が中央にクロス。相手に当たってやや勢いを失ったが、素早く走り込んだT・サンタナがゴールに流し込んだ。サンタナはこれで今季3ゴール目。得点ランキングトップタイに立った。
その後も浦和が攻勢を仕掛ける中、岡山は後半14分、岩渕とFW一美和成に代わってFW木村太哉とFWルカオを投入。すると同15分、ルカオはさっそくDFマリウス・ホイブラーテンを背負って起点を作り、味方のサポートを受けて鋭いシュートを放つ。浦和は同18分、金子に代わってMF松尾佑介を投入した。
浦和は後半19分、T・サンタナが高い位置でボールを奪い、M・サヴィオがペナルティエリア右から狙うも、わずかに右外。岡山は同21分、藤田に代わって18歳のMF佐藤龍之介を入れる。FC東京から期限付き移籍加入の佐藤はこれが岡山デビューとなった。佐藤は同28分、右のニアゾーンに走り込んで狭いエリアで攻撃に関わるなど、早速良い動きを見せていた。
その後は岡山の攻勢が続いたが、後半43分には右サイドを攻め上がった途中出場MF嵯峨理久のクロスからルカオがヘディングシュートを放つも、これはGK西川周作の正面。同アディショナルタイム2分には途中出場FW木村太哉のクロスにまたもルカオが合わせたが、わずかに右に外れた。そのままタイムアップ。最後はなんとか逃げ切った浦和が今季初勝利を手にした。
(取材・文 竹内達也)
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●2025シーズンJリーグ特集
J1リーグは8日、第5節を各地で行い、浦和レッズがファジアーノ岡山を1-0で破った。FWチアゴ・サンタナの得点ランキング首位に並ぶ今季3ゴール目が決勝点。最後は一方的な守勢でなんとか逃げ切る形となったが、開幕5試合目にして待望の今季初白星を収めた。
ここまで2分2敗の未勝利と苦しい戦いが続いた浦和は前節・柏戦(●0-2)から先発2人を変更。MF原口元気とFW前田直輝に代わってMFサミュエル・グスタフソンとFW金子拓郎が先発した。対する岡山は昇格1年目ながら2勝1分1敗と健闘中。MF加藤聖が2試合ぶりに先発復帰し、MF松本昌也がMF柳貴博に代わって右ウイングバックに入った。[スタメン&布陣]
試合開始1分、浦和がさっそくビッグチャンスを作った。DF関根貴大の縦パスを金子が左足でフリックし、DF田上大地のクリアミスを誘うと、右に流れたMF松本泰志がクロスを送り、これにFWマテウス・サヴィオが反応。だが、トラップする間にMF松本昌也に詰められ、シュートを打ち切れなかった。
その後も浦和が攻勢を続け、最終ラインの裏を取る場面も見られたが、ペナルティエリア内で正確に足を出してくる岡山の3バック、的確な判断で対応するGKスベンド・ブローダーセンの牙城を破れない。前半21分にはショートコーナーから関根のクロスをDFマリウス・ホイブラーテンが頭で合わせるも、ブローダーセンに止められた。
対する岡山は前半25分、相手の浮き球パスをインターセプトしたMF藤田息吹のヘディングパスからショートカウンターを仕掛け、FW岩渕弘人がエリア内で収めると、ペナルティエリア右にMF江坂任が走り込む。だが、トラップ際をグスタフソンに刈り取られ、こちらもシュートまで打ち切れなかった。
そうして迎えた前半41分、浦和がまたしても決定機を作った。金子が右サイドをドリブルで攻め上がり、右に開いたMF安居海渡が中に送ると、関根、荻原の両SBが高い位置で絡み、最後は荻原がラストパス。これをFWチアゴ・サンタナがゴールに押し込んだ。だが、VARチェックの結果、オフサイドと判明。ゴールは認められず、そのまま0-0でハーフタイムを迎えた。
後半も最初のチャンスは浦和。3分、ハイプレスに出てきた岡山のプレスをM・サヴィオが個人で打開すると、深い位置までえぐって中央に渡す。だが、そこに顔を出した安居のミドルシュートは右に外れた。
それでも後半4分、この勢いのまま先制点を奪った。左サイド起点の攻撃を中央経由で前進させ、右サイドで金子がスルーパスを送ると、これに抜け出した安居が中央にクロス。相手に当たってやや勢いを失ったが、素早く走り込んだT・サンタナがゴールに流し込んだ。サンタナはこれで今季3ゴール目。得点ランキングトップタイに立った。
その後も浦和が攻勢を仕掛ける中、岡山は後半14分、岩渕とFW一美和成に代わってFW木村太哉とFWルカオを投入。すると同15分、ルカオはさっそくDFマリウス・ホイブラーテンを背負って起点を作り、味方のサポートを受けて鋭いシュートを放つ。浦和は同18分、金子に代わってMF松尾佑介を投入した。
浦和は後半19分、T・サンタナが高い位置でボールを奪い、M・サヴィオがペナルティエリア右から狙うも、わずかに右外。岡山は同21分、藤田に代わって18歳のMF佐藤龍之介を入れる。FC東京から期限付き移籍加入の佐藤はこれが岡山デビューとなった。佐藤は同28分、右のニアゾーンに走り込んで狭いエリアで攻撃に関わるなど、早速良い動きを見せていた。
その後は岡山の攻勢が続いたが、後半43分には右サイドを攻め上がった途中出場MF嵯峨理久のクロスからルカオがヘディングシュートを放つも、これはGK西川周作の正面。同アディショナルタイム2分には途中出場FW木村太哉のクロスにまたもルカオが合わせたが、わずかに右に外れた。そのままタイムアップ。最後はなんとか逃げ切った浦和が今季初勝利を手にした。
(取材・文 竹内達也)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
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