最下位・新潟がついに今季初白星!! 決勝弾の長谷川元希は今季4点目、国立で王者神戸を撃破

MF
[4.6 J1第9節 神戸 0-1 新潟 国立]
J1リーグは6日、第9節を各地で行い、最下位のアルビレックス新潟がヴィッセル神戸を1-0で破った。新潟は今季唯一の未勝利が続いていたが、国立開催の大一番で待望の初白星。一方、Jリーグ2連覇王者の神戸は2勝3分3敗で下位に沈んでいる。
互いに前節から中3日で迎えた国立マッチ。ホーム開催の神戸はMF佐々木大樹に代わってFW武藤嘉紀を起用したのみで、10人が連続起用となった。一方の新潟は先発4人を変更。DF稲村隼翔が負傷から4試合ぶりに復帰した他、DF堀米悠斗、FW谷口海斗、FW小野裕二も先発した。[スタメン&布陣]
立ち上がりは神戸が一方的に押し込み、敵陣アタッキングサードで試合を進めたが、先に試合を動かしたのは新潟だった。前半12分、MF星雄次がMF井手口陽介からボールを狩り取り、MF長谷川元希が前方に運ぶと、細かいタッチでMF扇原貴宏をかわして右足シュート。コントロールされたボールをゴール右隅に流し込んだ。
今季全試合先発出場が続いている長谷川は前々節G大阪戦(△3-3)以来2試合ぶりの得点。またこれで得点ランキング2位タイの今季4ゴール目となり、J1初挑戦で33試合1得点だった昨季から目覚ましい飛躍を見せている。
その後も神戸が押し込む時間を作るが、新潟は素早い帰陣でゴール前を固めて封鎖。サイドでは2〜3人の関係性で背後に抜けようとする神戸に対し、出足の良い対応でフリーの選手を作らせない。神戸は前半38分、DF山川哲史のロングフィードを武藤が頭で落とし、FW大迫勇也が右に流れたが、クロスは新潟DF藤原奏哉がクリア。そのままハーフタイムを迎えた。
後半は新潟がボールを握る時間帯も増え、6分には長谷川の右CKから稲村が頭で合わせるチャンスを作ると、守備の局面では稲村や藤原が局面局面で集中力の高い対応を続ける。すると神戸は後半15分、井手口と武藤に代わってMFグスタボ・クリスマンとFWエリキを投入。強力な助っ人陣に反撃を託した。
すると神戸は後半18分、バイタルエリアでパスを受けたエリキがファウルを誘ってFKを獲得。これを大迫が直接狙ったが、壁に当たって枠を外れる。また同25分にはエリキのクロスに宮代が飛び込んだが、背中からDFジェイソン・ゲリアのプレッシャーを受けるなか、ヘディングシュートは枠を外れた。
徐々に攻勢を強める神戸は後半27分にも左サイドの崩しからチャンスを作るも、エリキのフィニッシュはGK藤田和輝の正面。ところが直後、新潟はここまで攻守ともに高いパフォーマンスが続いていた稲村が足を痛めてプレーを続けられなくなり、DF舞行龍ジェームズが投入された。
一方的に攻める神戸は後半35分、右に開いたクリスマンのクロスに宮代が飛び込むが、伸ばした足にはわずかにミートせず。その後も神戸は局面の精度を欠くと、新潟は同45+3分、途中出場のルーキーMF笠井佳祐が圧巻のドリブル突破で右サイドを切り裂くと、クロスからFW矢村健が惜しいボレーシュートを放つもGK前川黛也がスーパーセーブ。最後は攻め切る場面も作った新潟が今季初勝利を奪った。
(取材・文 竹内達也)
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●2025シーズンJリーグ特集
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互いに前節から中3日で迎えた国立マッチ。ホーム開催の神戸はMF佐々木大樹に代わってFW武藤嘉紀を起用したのみで、10人が連続起用となった。一方の新潟は先発4人を変更。DF稲村隼翔が負傷から4試合ぶりに復帰した他、DF堀米悠斗、FW谷口海斗、FW小野裕二も先発した。[スタメン&布陣]
立ち上がりは神戸が一方的に押し込み、敵陣アタッキングサードで試合を進めたが、先に試合を動かしたのは新潟だった。前半12分、MF星雄次がMF井手口陽介からボールを狩り取り、MF長谷川元希が前方に運ぶと、細かいタッチでMF扇原貴宏をかわして右足シュート。コントロールされたボールをゴール右隅に流し込んだ。
今季全試合先発出場が続いている長谷川は前々節G大阪戦(△3-3)以来2試合ぶりの得点。またこれで得点ランキング2位タイの今季4ゴール目となり、J1初挑戦で33試合1得点だった昨季から目覚ましい飛躍を見せている。
その後も神戸が押し込む時間を作るが、新潟は素早い帰陣でゴール前を固めて封鎖。サイドでは2〜3人の関係性で背後に抜けようとする神戸に対し、出足の良い対応でフリーの選手を作らせない。神戸は前半38分、DF山川哲史のロングフィードを武藤が頭で落とし、FW大迫勇也が右に流れたが、クロスは新潟DF藤原奏哉がクリア。そのままハーフタイムを迎えた。
後半は新潟がボールを握る時間帯も増え、6分には長谷川の右CKから稲村が頭で合わせるチャンスを作ると、守備の局面では稲村や藤原が局面局面で集中力の高い対応を続ける。すると神戸は後半15分、井手口と武藤に代わってMFグスタボ・クリスマンとFWエリキを投入。強力な助っ人陣に反撃を託した。
すると神戸は後半18分、バイタルエリアでパスを受けたエリキがファウルを誘ってFKを獲得。これを大迫が直接狙ったが、壁に当たって枠を外れる。また同25分にはエリキのクロスに宮代が飛び込んだが、背中からDFジェイソン・ゲリアのプレッシャーを受けるなか、ヘディングシュートは枠を外れた。
徐々に攻勢を強める神戸は後半27分にも左サイドの崩しからチャンスを作るも、エリキのフィニッシュはGK藤田和輝の正面。ところが直後、新潟はここまで攻守ともに高いパフォーマンスが続いていた稲村が足を痛めてプレーを続けられなくなり、DF舞行龍ジェームズが投入された。
一方的に攻める神戸は後半35分、右に開いたクリスマンのクロスに宮代が飛び込むが、伸ばした足にはわずかにミートせず。その後も神戸は局面の精度を欠くと、新潟は同45+3分、途中出場のルーキーMF笠井佳祐が圧巻のドリブル突破で右サイドを切り裂くと、クロスからFW矢村健が惜しいボレーシュートを放つもGK前川黛也がスーパーセーブ。最後は攻め切る場面も作った新潟が今季初勝利を奪った。
(取材・文 竹内達也)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
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