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2位・柏は6連勝フィニッシュも14年ぶりJ1制覇ならず準V、OG先制点で町田破るが…首位・鹿島に追いつけず

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柏は最終節勝利も…逆転優勝ならず

[12.6 J1第38節 柏 1-0 町田 三協F柏]

 J1リーグは6日に最終節となる第38節を行った。2位の柏レイソルは6位のFC町田ゼルビアに1-0で勝利。だが、他会場の首位・鹿島アントラーズが勝利したため、勝ち点1差を縮められず準優勝に終わった。

 引き分け以上で14年ぶり2度目の優勝の可能性がある柏は、前節に自身初のハットトリックを記録したFW細谷真大を2試合連続で先発起用。3-4-2-1の布陣を敷き、GKは小島亨介、3バックは左からDF杉岡大暉、DF古賀太陽、DF原田亘が並ぶ。2ボランチはMF中川敦瑛とMF小西雄大。WBは左がMF小屋松知哉、右が前節に負傷から復帰したMF久保藤次郎。2シャドーはMF瀬川祐輔、MF小泉佳穂で、1トップに細谷が入った。

 天皇杯を制した町田は3日後にACLEを控えるなかでもターンオーバーは無し。3-4-2-1の布陣で、GKは谷晃生、3バックは左からDF昌子源、DF岡村大八、DF望月ヘンリー海輝。2ボランチは古巣対決となるMF中山雄太とMF前寛之。WBは左がMF林幸多郎、右がMF中村帆高で、2シャドーはMF相馬勇紀とMFミッチェル・デューク。1トップはFW藤尾翔太が入った。[両スタメンはコチラ]

 町田は序盤からセットプレーでチャンスを作る。前半19分、右CKがファーサイドに流れたところを、相馬が豪快にボレー。相手選手に当たり、ゴール枠内は捉えない。22分には左CKからショートコーナーでリスタート。再びボールを持った相馬がカットインから右足ミドルを放つも、GK小島の正面に収まった。

 前半の半分が過ぎたあたりから、柏が敵陣に迫っていく。30分には杉岡の縦パスを受けた細谷が左サイドから切り込む。36分にも瀬川のパスを収めた細谷のシュートはGK谷に阻まれ、こぼれ球に瀬川が合わせるが、決め切れなかった。

 前半をスコアレスで折り返すと、町田は2枚替え。M・デュークと藤尾を下げ、FW西村拓真とFWオ・セフンが出場した。

 後半開始から町田の時間が続いたが、後半18分に均衡が破れる。柏は中川がドリブルで敵陣までボールを運んでいく。右サイドに展開すると瀬川がクロス。ゴール前の岡村がクリアしきれず、柏がオウンゴールで先制点を手にした。

 さらに追加点を取りたい柏は後半21分に細谷、久保と波状攻撃。だが、GK谷のセーブで2点目は奪えない。

 後半29分、町田は2枚替えで前と林に代え、MFネタ・ラヴィとDFドレシェヴィッチが出場。柏も30分に2枚替えで小屋松と瀬川を下げ、DF三丸拡とMF仲間隼斗が入った。41分にはFW垣田裕暉とMF戸嶋祥郎が、アディショナルタイムにはMF山之内佑成が投入された。

 柏は残り時間も攻め続けるが追加点を奪えずに1-0で試合終了。6連勝でリーグ戦を終えたが、勝ち点1差で上を行く鹿島が他会場で横浜F・マリノスに勝利し、14年ぶりの優勝とはならなかった。

(取材・文 石川祐介)

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
石川祐介
Text by 石川祐介

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