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岡山レンタル移籍で飛躍を遂げたシーズン…「価値を高めていく段階」MF佐藤龍之介の気になる来季

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 新人賞にあたるベストヤングプレーヤー賞は、MF佐藤龍之介が受賞した。「自分が取れると、思っていましたけど」と笑わせた19歳は、「いざ言われると嬉しい。自信がついたシーズンで、後半戦は特に手ごたえだったり、攻撃の中心としてやれたので成長した1年だったと思います」と達成感を語った。

 飛躍を遂げるシーズンになった。小学生の時から過ごしたFC東京を育成型期限付き移籍で離れるという決断。ただファジアーノ岡山ではJ1で28試合に出場して6得点を記録すると、日本代表にも選出される大きな実績を残した。「決断をしたときは不安もあったけど、自分を信じてよかった」と言葉を噛み締める。

「今年急に成長したというよりはFC東京時代からの積み上げがあったと思っている。試合に出て自信がついて、その積み上げを出せたと思っている。こういった活躍はイメージできていたので驚きはないです」

 再び岡山でプレーするのか、FC東京に戻るのか、はたまた別の選択肢があるのか。気になる来季の去就については、「難しいな」と苦笑いを浮かべながら、慎重に言葉を選んで話す。その中で来季は「自分としての価値を高めていく段階」と強調。「今年は自分にとって大きな1年になったので、次のシーズンはより自分としての価値を高めていく段階だと思う。必ずチームの中心となっていきたい」と力を込めた。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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