Jリーグは18日、今月14日のJ3・JFL入れ替え戦第2戦で一発退場となったアスルクラロ沼津MF柳町魁耀に対して2試合出場停止と罰金10万円の処分を下したことを発表した。

　柳町はレイラック滋賀FCと対戦したこの試合の後半38分、チームが攻撃を仕掛けている中でボールと関係のないところで相手選手ともつれてレッドカードを提示されていた。沼津は1-1で引き分けたものの2戦合計スコアで及ばず、来季はJFLで戦うことになった。

　Jリーグ規律委員会は柳町の行為について「相手競技者の右太腿付近を蹴った」と伝えつつ、最低3試合の出場停止処分に相当する「選手等に対する暴行」ではなく最低1試合の出場停止処分に相当する「選手等に対する反スポーツ的な行為」と判断。ただし「同基準は最低1試合の公式試合出場停止処分と定めているところ、当該行為は暴行とまでは言いきれないものの、より悪質な乱暴な行為である」とし、2試合の出場停止処分と罰金処分を下すことを決定した。

　なお、この試合では沼津GKジローン・ゲギムも一発退場になっていた。ゲギムは「相手チームの決定的得点機会の阻止」に該当すると判断されて1試合出場停止。両選手とも直近の同レベルの大会にて出場停止処分を消化することになり、来季の公式戦にも影響する見込みだ。

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