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発足3年目の川崎F U-15等々力は1期生が最終シーズン突入!! エネルギッシュな世代が各大会制覇とU-18昇格を目指す

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1期生が最終シーズンに突入

[4.5 神奈川県U-15L2部C第7節 川崎F U-15等々力 7-0 FC.vinculo Jrユース 等々力第一]

 川崎フロンターレU-15等々力は5日、神奈川県U-15リーグ2部C第7節でFC.vinculoジュニアユースと対戦し、7-0で勝利した。今季ここまで全試合無失点で6勝1分の好スタートを切っており、玉置晴一監督は「選手たちが練習で取り組んでいることを公式戦という場ですごく表現してくれている」と目を細めた。

 立ち上がりから主導権を握った川崎F U-15等々力は前半6分、MF小嶋遼介(3年)がペナルティエリア内右から右足を振って先制に成功。続く同25分にはFW初音虎次郎(3年)がペナルティエリア内右からカットインして右足でゴール右へと流し込み、2-0で試合を折り返した。

 もっとも前半はパスミスも目立ち、相手を圧倒する中でもシュートには至らない場面もあった。玉置監督は「相手の守備の仕方を見たときにどこで優位になりそうかなということをハーフタイムで確認」。すると後半はよりゴールへ迫る展開となり、FWオガー悠仁(3年)の2ゴールと途中出場のMF中矢温仁(3年)、FW平野杜和(3年)、MF笠原宏仁(3年)がそれぞれ1点ずつ決めて終わってみれば7-0の大勝を飾った。

 川崎Fは「より有望な選手を獲得育成しトップチームへ輩出するため」2023年度からU-15を2チーム体制にし、新たにU-15等々力を発足。1期生は中学1年生の頃から中学3年生世代の相手とも対戦するなどして経験を積み、昨年の後期に県リーグ4部から3部へ昇格。勢いそのまま3部もグループ1位で終えて今季から2部を戦っている。

 キャプテンのDF野田永輝飛(3年)は「上がいないのでここの代でしっかり全員でやっていますし、1年生のときから良くも悪くもうるさいので良い感じに一致団結してやれているという感じはすごくあります」と話す。

 スタッフ陣も1期生について同様の印象を受けているようで、今季から監督に就任した玉置氏も前任の矢島卓郎監督や吉田勇樹コーチなどから引き継ぐ際に「ポジティブにプレーしてくれる、元気がある選手たちが多いと聞いていました」。実際にエネルギッシュな雰囲気も感じており、指揮官は「まさにそれを感じながら日々取り組んでいます」と充実ぶりを示した。

 そうした1期生もいよいよU-15等々力での最終シーズンがスタートした。リーグ戦では勝ちながら学ぶことを目指す上で首位を快走している中、選手は初の全国大会出場とリーグを含めた「全部優勝」(野田)を明確な目標としている。加えてU-15等々力から初のU-18昇格選手が決定するシーズンでもあり、昨季までU-18でコーチを務めていた玉置監督は個人の成長にも目を向けるところだ。

「やっぱり我々の一番大事なところは良い選手を上に輩出していくところですので、チームとしての目標はあるけれども個人として自分の特長を生かしながら成長していくこと、それがチーム力にも繋がっていくということを選手たちには伝えています。我々指導者もそういったところを絶対に外さないように、チームとしての結果もそうですけど、内容もひとりひとりの成長にもこだわりながらやっていきたいと思います」(玉置監督)

 もうひとつのジュニアユース世代・川崎フロンターレU-15生田は1チーム体制だった川崎F U-15の後継で、現在はトップカテゴリーのU-15関東リーグ1部に所属。今季ここまで首位と同勝ち点の3位に位置している。そうした兄弟チームの存在に「選手同士も刺激を(受けながら)、本当に意識してやっていますのでそれも良いことかなと思います」と玉置監督。U-18昇格を争う直接的なライバルも成長に繋げる基準のひとつだ。

 等々力で研鑽を積んできた1期生にとって今季はチームとしても、個人としても勝負の1年。切磋琢磨する良い関係性も武器に最後のシーズンを戦い抜く。

(取材・文 加藤直岐)
加藤直岐
Text by 加藤直岐

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