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[MOM5235]東京都FW城秀人(FC東京U-18/1年)_「今日は絶対、結果で返してやろう」。明るくチームを引っ張る主将が待望のゴール

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前半3分、東京都FW城秀人(FC東京U-18/1年=FC東京U-15むさし)が先制ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.6 国スポ少年男子の部準決勝 石川県 1-3 東京都 ビックレイクC]
 
 明るくチームを引っ張るリーダーが、待望のゴールを決めた。前半3分、東京都FW城秀人(FC東京U-18/1年=FC東京U-15むさし)がCB草野陸(横浜FMユース/1年)のロングボールに反応。相手GKが飛び出して距離を詰めて来ていたが、城は接触することも厭わず「気持ちで押し込みました」。コンマ数秒速く左足で触ると、ボールはゆっくりとゴール左隅に吸い込まれた。

 このゴールに城は大興奮。「昨日のショックがデカすぎて。でも、今日決めれたんでめっちゃ嬉しかったです。昨日の試合で僕、PK蹴ったんですけど外しちゃって……めちゃくちゃ自信あったんすけど外しちゃって……。キャプテンやらせてもらっているんで、なんか焦りとかもあって、なかなか昨日は上手くいかなかったんですけど、『もう、今日は絶対、結果で返してやろう』『必ず決めてやろう』っていう気持ちがあって、めっちゃいいボール来たんで、もう気持ちで押し込むでした」と説明する。

 福島県との初戦で決勝点を決めていたが、前日の鹿児島県戦は0-1の前半終了間際にPKを右ポストに当ててしまい、失敗。チームは後半終了間際に追いつき、PK戦で勝利したが、城は試合後に涙を流して悔しがっていた。そのストライカーが準決勝の試合開始直後に結果で返す一撃。その後も城は果敢に足を振り続けた。

 1-1に追いつかれて迎えた17分にはMF梶山蓮翔(FC東京U-18/1年)のパスから連続で強烈な左足シュート。いずれも相手に阻まれたが、こぼれ球をFW川村求(川崎F U-18/1年)が押し込み、勝ち越し点となった。

 また、城は味方のミドルシュートのこぼれ球に鋭く反応して押し込もうとするシーンもあった。ハイペースに飛ばし、前半だけでシュート5本。本人は「1点じゃ満足できないんで、もっと得点王とかも狙っていかないといけないんで、この試合で自分がチーム勝たせるぐらいの勢いでもっと大量得点したかったんですけど、全然決め切れなくて。そこがやっぱまだ課題かなと思います」と悔しがる。

 それでも、城の存在がチームのエネルギーになっていることは間違いない。太田匡人監督(FC東京U-15深川)は「彼がサッカーのプレーもそうですけれど、それ以外の時間でもチームの中でエネルギーを。明るいエネルギーで彼がチームを引っ張ってくれているので、チームにとって非常に貴重な存在ですね。昨日、外しちゃった責任があったんで、勝った後泣いてたんですが、今日やって結果残してくれて、チームもまた次に進めたってことが非常に僕も嬉しく思います」と城の活躍を喜んでいた。

 城にとって、この1点は今後の活躍へのきっかけになりそうだ。元日本代表FW城彰二氏を父に持つサラブレッドで、U-15日本代表にも選出されている注目株。その城は今年3月のJユースカップで栃木シティU-18戦で2ゴールを記録している。だが、その後は公式戦でゴールから遠ざかっていた。FC東京U-18のBチームで出場している東京都1部リーグでも無得点。それでも、藻掻きながら成長を目指してきた。

 その成果が出て、国スポ初戦で決勝点を決め、準決勝でも先制ゴール。「抜け出しのスピードは絶対誰にも負けないと思うし、こぼれ球の反応も絶対に負けないと思います」と語る城は、決勝でもゴールを決めて勝利することを誓う。「決勝は絶対、ボクはキャプテンやらせてもらってるんで、必ずチーム引っ張って、自分も点決めて、大勝して優勝します」。キャプテンが明るい雰囲気とゴールでチームを引っ張り、東京都に12年ぶりの日本一をもたらす。
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2点目を挙げたFW川村求(川崎F U-18/1年、右)、3点目を演出したMF舘美駿(修徳高/2年)とともにガッツポーズ

(取材・文 吉田太郎)


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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