選手権予選のリベンジへ、攻守で抜群の動き。静岡学園の10番MF松永悠輝は決勝も勝って、全国で輝く
[5.31 インターハイ静岡県予選準決勝 静岡学園高 6-1 藤枝東高 藤枝総合]
昨年度選手権予選の敗戦を知るエースが、攻守で抜群の動きを見せた。静岡学園高MF松永悠輝(3年=湘南ベルマーレU-15出身)はトップ下を主戦場としているが、この日は大型FW坂本健悟(3年)欠場に伴い、2トップの一角として先発出場。ドリブルから打ち切るなど両チーム最多のシュート5本を放ち、スルーパスで1アシスト、そして切り替えの速い守備でも存在感を放った。
静岡学園は昨年度の選手権予選準決勝で藤枝東高にPK戦の末、敗戦。松永は「去年のベスト4(の敗戦)があったんで、『今日、やってやろう』という気持ちが出たと思います」と振り返る。
川口修監督も「彼は、今日は燃えていた。気持ちが入りすぎていたので怪我しなきゃいいなと。でも、球際の強さだったり、ボールコントロールを含めてちょっと違いを見せた。自ら持ち込んで、シュートまで個人で行けているし、今日は非常に気持ちの入ったプレーをしたかなと思います」と目を細めていた。
前半終盤の流れの悪い時間にボールロストしてしまったことや、わずかなタッチのズレによってゴール前でのチャンスを逸したシーンがあったこと、得点することができなかったことは反省点。FW起用だったため、前向きにゴールへ向かうシーンも普段に比べると少なかった。それでも、選手権予選の藤枝東戦でも突破力を見せていた松永のドリブルは止まらず。結果にこだわる松永は1アシストできたことも前向きに捉えていた。
昨年はサイドバックでの起用も多かったが、10番を背負う今季はゴールに近い位置でプレー。プリンスリーグ東海ではリーグトップタイの7ゴールと結果でもチームを引っ張っている。すでにJ2クラブへの練習参加も経験。ボールを持った際のプレーは表現できた一方、ボールを引き出すことや守備、スピード感でプロとの差を感じたという。
高校レベルでの活躍だけでなく、プロで活躍できる力を身に着けなければならない。オフ・ザ・ボールでも違いを出す必要性を実感。武器のドリブルを含めて成長することはもちろん、より多くの関係者に自分の存在を知ってもらうためにも今年こそ、全国大会に出場しなければならない。
「去年、全国行ってなかったんで、(自分のことを)見てる人とかも去年はいなかったですし、そういう意味では全国行ったら色々な人が見てくれると思うんで、進路に置いてもとても大事かなと思っています」
神奈川出身の松永は1月の選手権を現地で観戦したという。優勝校・神村学園高(鹿児島)と日大藤沢高(神奈川)の3回戦を見て、「観客がめっちゃ多くて見られてるなってところはあるんで、(大舞台で)やりたいですね」と刺激を受けてきた。静岡制覇の難しさも知るMFは、決勝までの一週間でしっかりと準備。そして、「絶対勝って、全国行きます」。決勝、全国舞台で静学伝統の10番が輝く。




(取材・文 吉田太郎)
●全国高校総体2026特集
昨年度選手権予選の敗戦を知るエースが、攻守で抜群の動きを見せた。静岡学園高MF松永悠輝(3年=湘南ベルマーレU-15出身)はトップ下を主戦場としているが、この日は大型FW坂本健悟(3年)欠場に伴い、2トップの一角として先発出場。ドリブルから打ち切るなど両チーム最多のシュート5本を放ち、スルーパスで1アシスト、そして切り替えの速い守備でも存在感を放った。
静岡学園は昨年度の選手権予選準決勝で藤枝東高にPK戦の末、敗戦。松永は「去年のベスト4(の敗戦)があったんで、『今日、やってやろう』という気持ちが出たと思います」と振り返る。
川口修監督も「彼は、今日は燃えていた。気持ちが入りすぎていたので怪我しなきゃいいなと。でも、球際の強さだったり、ボールコントロールを含めてちょっと違いを見せた。自ら持ち込んで、シュートまで個人で行けているし、今日は非常に気持ちの入ったプレーをしたかなと思います」と目を細めていた。
前半終盤の流れの悪い時間にボールロストしてしまったことや、わずかなタッチのズレによってゴール前でのチャンスを逸したシーンがあったこと、得点することができなかったことは反省点。FW起用だったため、前向きにゴールへ向かうシーンも普段に比べると少なかった。それでも、選手権予選の藤枝東戦でも突破力を見せていた松永のドリブルは止まらず。結果にこだわる松永は1アシストできたことも前向きに捉えていた。
昨年はサイドバックでの起用も多かったが、10番を背負う今季はゴールに近い位置でプレー。プリンスリーグ東海ではリーグトップタイの7ゴールと結果でもチームを引っ張っている。すでにJ2クラブへの練習参加も経験。ボールを持った際のプレーは表現できた一方、ボールを引き出すことや守備、スピード感でプロとの差を感じたという。
高校レベルでの活躍だけでなく、プロで活躍できる力を身に着けなければならない。オフ・ザ・ボールでも違いを出す必要性を実感。武器のドリブルを含めて成長することはもちろん、より多くの関係者に自分の存在を知ってもらうためにも今年こそ、全国大会に出場しなければならない。
「去年、全国行ってなかったんで、(自分のことを)見てる人とかも去年はいなかったですし、そういう意味では全国行ったら色々な人が見てくれると思うんで、進路に置いてもとても大事かなと思っています」
神奈川出身の松永は1月の選手権を現地で観戦したという。優勝校・神村学園高(鹿児島)と日大藤沢高(神奈川)の3回戦を見て、「観客がめっちゃ多くて見られてるなってところはあるんで、(大舞台で)やりたいですね」と刺激を受けてきた。静岡制覇の難しさも知るMFは、決勝までの一週間でしっかりと準備。そして、「絶対勝って、全国行きます」。決勝、全国舞台で静学伝統の10番が輝く。




(取材・文 吉田太郎)
●全国高校総体2026特集



