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フェイエノールト上田綺世、バイエルン撃破の復活ゴール!! CL初弾から長期離脱乗り越え2戦連発

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FW上田綺世がCL2戦連続ゴール

[1.21 欧州CLリーグフェーズ第7節 フェイエノールト 3-0 バイエルン]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は21日、リーグフェーズ第7節を各地で行い、FW上田綺世所属のフェイエノールト(オランダ)がバイエルン(ドイツ)を3-0で破った。上田は2-0の後半38分から途中出場すると、同44分に試合を決めるダメ押しゴール。昨年10月23日の第3節ベンフィカ戦(◯3-1)の後、ハムストリングの負傷で長期離脱していたが、離脱期間を挟んでCL出場2試合連発を達成した。

 開始直後にフェイエノールトのホームサポーターが発煙筒を焚いた影響でピッチが深い霧に包まれ、約5分間の中断から始まった一戦。フェイエノールトは前半8分、バイエルンのミスにつけ込んだエースのFWサンティアゴ・ヒメネスがさっそく惜しいシュートを放つなど、勢いよく試合に入った。

 その後は徐々にバイエルンがボールを握ったが、前半21分にフェイエノールトが鋭いカウンターから先制点を奪った。冷静なつなぎでバイエルンのプレスをかわし、DFハイス・スマルがロングフィードを送ると、オフサイドギリギリでDFキム・ミンジェの背後を取ったヒメネスが完璧なトラップでゴール前へ。最後は豪快な左足シュートを突き刺した。

 バイエルンは前半33分、左サイドをDFアルフォンソ・デイビスが攻め込むと、バックパスをMFジャマル・ムシアラが前に送り、ペナルティエリア左をFWキングスレイ・コマンが打開。だが、角度のないところからのシュートはGKジュスティン・バイローのファインセーブに阻まれ、同点とはならなかった。

 さらにバイエルンは前半42分、右ポケットを抜けたFWマイケル・オリーズの折り返しをFWハリー・ケインがボレーで狙うも、またしてもバイローがスーパーセーブ。その後もバイエルンが猛攻を仕掛けたが、フェイエノールト守備陣が鬼気迫るブロックを続け、試合中断の影響で7分間も取られたアディショナルタイムが終わりに差し掛かった。

 すると前半アディショナルタイム8分、フェイエノールトはセットプレーの守備で耐え抜くと、こぼれ球を拾ったヒメネスが中央を持ち運び、一気に3対2で数的優位のカウンター局面へ。一度は左を狙ったパスが乱れ、不発に終わったかと思われたが、こぼれ球を拾ったMFカルビン・ステングスが交代出場DFラファエル・ゲレイロに倒されてPKを獲得。これをヒメネスが決め、劣勢の中でも2-0としてハーフタイムを迎えた。

 なんとか巻き返したいバイエルンは後半16分、DFヨシュア・キミッヒのクロスにムシアラが飛び込むも、ヘディングシュートはまたもバイローがスーパーセーブ。今季途中から正GKに返り咲いた27歳の守護神が圧巻のパフォーマンスを見せた。

 逃げ切りたいフェイエノールトは後半37分、18日のリーグ前節で2か月半ぶりの戦線復帰を果たしていた上田が途中出場。すると、上田はすぐに結果を出した。同44分、MFアントニ・ミランボからのスルーパスに反応し、DFダヨ・ウパメカノを背負いながらゴール前に持ち込むと、左足でフィニッシュ。冷静にGKマヌエル・ノイアーとの駆け引きを制し、ゴール右隅に流し込んだ。

 上田は昨年10月23日の第3節ベンフィカ戦以来、ちょうど3か月ぶりの得点。同月下旬のハムストリングの負傷による長期離脱を経て、鮮やかな復活ゴールとなった。上田は両手を合わせるセレブレーションで感謝と喜びを表現すると、チームメートから盛大な祝福が贈られていた。試合はそのままタイムアップ。強敵バイエルンを倒したフェイエノールトはリーグフェーズ24位以上を確定させ、プレーオフ進出権を確保した。


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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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