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[関東3部]プロは遠い存在から「自分次第でなれる」目標に…山梨学院大MF金津力輝は母校の相次ぐ快挙からも刺激

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MF金津力輝

[4.26 関東大学L3部第4節 東京学芸大 2-4 山梨学院大 東京学芸大総合G]

 キャプテンが待望の今季初ゴールを含む2得点を決めた。2月にデンソーカップチャレンジサッカー優勝も経験した山梨学院大MF金津力輝(4年=八戸学院野辺地西高)は安堵の表情を浮かべながら、目標のプロ入りへ「チャンスを一個一個掴み取りたい」と力を込めた。

 シャドーに入る金津は1-1で迎えた前半25分、MF五十嵐真翔(3年=山梨学院高)が右サイドから上げたクロスにペナルティエリア中央で反応。腰の高さにきた難しいボールではあったが、ミートすることを意識したという右足ジャンピングボレーでゴール右に流し込んだ。本人が「自分でもびっくり」と話せば、五十嵐も「凄かったっすね」と振り返るスーパーゴールでリードをもたらした。

 山梨学院大はその後追いつかれてしまったが、後半18分に金津が再び得点した。五十嵐のクロスがファーへ流れるとMF石本勝悟(4年=鹿島ユース)の折り返しを金津がゴール前でタップイン。チームはその後1点を追加して開幕3連勝を飾り、「勝ち越しゴールを自分が取れて嬉しい」と喜びを口にした。

 大学最終シーズンを前にした2月には、関東選抜Bメンバーとして各地域の選抜チームと対戦するデンチャレに臨んだ。優勝した同大会にはチームメイトや対戦相手にプロ有望選手や内定選手が揃っていたため、その一員に入ったことで「高校のときとかはプロが遠い存在みたいな感じだったけれど、自分次第でなれると思うのでもっと頑張っていきたい」とプロ入りへ決意を新たにするきっかけになったようだ。

 そうして臨んでいる今季はFW池田悠夢(4年=飯塚高)とともに山梨学院大の主将を担当している。金津は1年時に関東大学リーグ2部16試合5得点を記録するなど、4年間を通してリーグに絡んできた選手。大学でプレー強度を上げられたという新主将は昨季の3部降格の責任も背負いながら、「より一層自分が引っ張って毎試合点を取るくらいの気持ち」で優勝を導いて集大成を飾る意気込みだ。開幕2試合はノーゴールに終わっていたこともあり、「今日はホッとした。これからもっと点を取りたい」と力を込めた。

 プロ入りを目指すなかでは、母校の相次ぐ快挙からも刺激を受けている。八戸学院野辺地西高は昨夏のインターハイ予選で、長年苦杯を舐めてきた青森山田高についに勝利した。金津は高校3年時の選手権予選決勝で延長戦の末に惜しくも敗れており、「(勝ったのを)知ったときはすごく嬉しかった。自分のモチベーションに繋がった」という。

 また、今季は高校時代の1学年上の先輩であるMF木村大輝が、野辺地西OBとして史上初めてJクラブ入り(八戸学院大→FC大阪)を果たした。高校時代も1年時から出場機会を掴んでいた金津にとって、木村はよく知る存在。「あの人は(プロに)なるだろうという感じではあったけど刺激をもらった。良い刺激をもらっているので自分も頑張りたい」と先輩に続くプロ入り第2号を目指している。

 金津はプロ入りに向けて「前線の選手なので当然結果は大事になってくる」と強調。毎試合1得点のペースを目標に数字を残すとともに、基礎的なプレー精度も上げて評価を高めていく。

(取材・文 加藤直岐)

●第100回関東大学リーグ特集
加藤直岐
Text by 加藤直岐

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