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INAC神戸社長が試合前にボール拾いを担当…異例の光景も「非常に重要な約20分間」の理由とは

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社長がボール拾いを行う深い理由

 INAC神戸レオネッサの安本卓史社長が18日にX(旧ツイッター/@INACKobe83)を更新し、試合前のウォーミングアップでボール拾いを行っている理由を明かした。社長がピッチで汗を流す様子はあまり見かけない光景だが、重要な役割を担っていることがわかった。

 安本社長はボール拾いを務めることに疑問を抱かれているかもしれないとしつつ、チーム強化の役割も担当していることから「非常に重要な約20分間」だと説明。帯同スタッフの少ないアウェイ戦のほか、ホーム戦でも行っていることには以下の理由があると伝えている。

「①純粋にお手伝い
②ピッチコンディションや風のチェック
③選手のコンディション(調子もだけど、メンタル部分も)の確認
④コーチングスタッフとの対話
⑤ゴール裏のサポーターとの皆さんとのコミュニケーション」

 野球界とも親交のある同氏は元プロ野球選手の古田敦也さんから「必ず球場の風を見る」こと、甲子園球場のグラウンド整備を務める阪神園芸の金沢健児さんから「風の見方」を教わったという。実際、3-0で勝利したWEリーグカップの日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦ではボール拾いをするなかで天候を感じ取り、コイントスで陣地を変えるべきといった情報を監督に伝えていたようだ。

 安本社長が「結果に繋がると成果にもなるし、チームに関わる全員が役目を果たすことがアレへの道ではないかなと考えています」と見解を綴ると、ファンからは「素晴らしい」「大きなメリットがありますね、というよりメリットしかないですね」といった反応が寄せられている。


●WEリーグ2022-23特集ページ
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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