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アーセナル指揮官アルテタがバルセロナ行き報道に「動揺している」バイエルンもトゥヘルの噂を否定

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アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督

 アーセナルミケル・アルテタ監督がシャビ・エルナンデス監督の後任としてバルセロナ指揮官に就任するという報道に対し、「事実ではない」と否定した。イギリス『BBC』が伝えている。

 バルセロナのシャビ監督は27日、今季限りで退任する意向を表明。これを受けてスペイン『スポルト』は、シャビ監督と同じバルセロナのカンテラ出身のアルテタ監督が、アーセナルでのポストからの退任を考えていると報じた。だが、本人にとっては寝耳に水だったようだ。

 退任報道について聞かれたアルテタ監督は「誰だ、私か? いや、それはまったくのフェイクニュースだ」と断言。現行契約が2025年夏まで残る指揮官は次のように続けた。

「あなたが読んだ内容に、私は本当に動揺している。信じられないよ。ソースもない。私は適切な場所で、適切な人たちと一緒にいる。とてもいい気分だよ」

「私はこのクラブで美しい旅を満喫しているし、やるべきことはまだたくさんある。首脳陣とは強い絆で結ばれている」

「物事は自然な形で進んでいく。時が来れば(契約について)話し合い、最善の方法を見つけることになる」

 アルテタ監督は現役時代にバルセロナのトップチームで出場した経験はなく、パリSG、レンジャーズ、ソシエダ、エバートン、アーセナルでプレー。引退後はマンチェスター・シティでジョゼップ・グアルディオラ監督の下でコーチを務めた後、2019年12月にアーセナルの監督に就任した。初年度の2019-20シーズンにFAカップ優勝を果たし、昨季は3冠達成のシティに次ぐ2位でプレミアリーグを終えている。

 今季はプレミアリーグ第21節終了時点で、首位リバプールと5ポイント差の3位。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のベスト16での戦いも控える中、アルテタ監督は「ここでやるべきことはたくさんあるし、私たち全員がその野心を共有している。私たちはもっと多くのことを望んでいるし、満足していない。それを達成するために、全員が一丸となっているんだ」と語った。

 また、バイエルントーマス・トゥヘル監督がバルセロナ行きに興味を示していることを否定している。トゥヘル監督は28日、クラブのファンイベントで「海外に移籍することは、私にとってまた魅力的なことだ。スペインには素晴らしいリーグがある」と言及していた。

 しかし、バイエルンは声明で「私たちのトーマス・トゥヘル監督は、日曜日にファンクラブ訪問の一環としてサポーターから、彼の監督としてのキャリアや、パリSGやチェルシーでの海外での経験について質問され、当然その際に情報を提供した。また、スペインという国についての一般的な質問にも答えた。その後に喧伝されたような、シャビ・エルナンデスとその後継者についての話は一切していない」とコメント。「私たちは、監督に向けられたこのような事実無根の発言は、いつも同じ情報源から発信されるものであり、もはや受け入れない」と苦言を呈した。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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