[MOM4774]流通経済大柏DF奈須琉世(3年)_チーム、自身の将来のためにも「変わる」。NBC in 堺ユースフェス決勝でV弾と無失点勝利
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.23 NBCin堺ユースフェス決勝 流通経済大柏高 1-0 関西大北陽高 J-GREEN堺]
Jクラブへの練習参加から戻ってきた主将が、「ニューバランスカップ(NBC) in 堺ユースサッカーフェスティバル(2024)」決勝で決勝点を挙げ、無失点勝利に貢献した。
0-0の前半30+3分、流通経済大柏高(千葉)はMF柚木創(3年)の左CKからニアのCB奈須琉世(3年=柏レイソルA.A.TOR’82)がヘディングシュート。逆サイドのゴールネットに流し込み、スコアを動かした。
直前のFKでも奈須が競り勝ってCKを獲得。チームは流れの中で関西大北陽高(大阪)の堅い守りを崩せていなかったが、大黒柱のDFが得意のヘッドで決めた。流経大柏のヘディンガーと言えば、選手権決勝で先制ヘッドを決めているCB関川郁万(現鹿島)が思い浮かぶ。元主将のDFは奈須にとっても、目標の存在だ。
「まだ関川選手みたいに注意というか、2枚ぐらいマークつけないとダメだよみたいな、そういう選手にまだなれてないので、そういう風に警戒とか注意されるような選手になれれば良いと思います」とより武器を磨くことを誓っていた。
その奈須は前に出てタックルを決めたほか、CB富樫龍暉(3年)らとともに相手の速攻に対応。1-0で終え、「本当に失点は絶対避けていかないと。この夏で自分と富樫とかGKを中心に、DFライン中心に、無失点にほんとにこだわることによってプレミア(リーグ)もそうですし、選手権にもほんと繋がってくると思う。無失点で終われたことは、ほんとに大きかったです」と喜んだ。
奈須は「全然自分がやれない場面もなかったですし、自信持ってキックの部分とか対人のところは自分の強みも出せたと思う。プロと自分の差を感じさせるところもあったので、そこをやっぱり今後突き詰めていきたい」というJクラブへの練習参加を終え、東海道新幹線が終日運休だった前日22日に航空機で大阪へ移動。同日午後の準々決勝から「ニューバランスカップ(NBC) in 堺ユースサッカーフェスティバル(2024)」出場3試合全てを無失点で終えた。
流経大柏はプレミアリーグEAST序盤戦で強さを見せた一方、インターハイ予選敗退、リーグ戦でも連敗と調子を落としていた。その中で考えていたことは、自分が変われば、チームも変わるということだ。
「エノさん(榎本雅大監督)からもお言葉をもらって、キャプテンとしても、自分がチームに大きな影響を与えれば、もっと変わっていけると思う。自分がチームの先頭に立つ分、自分がやっぱ一皮二皮剥けていかないとチームとしても大きく進化しない。今、個人にベクトルをしっかり向けて、チームとしてもやっていくことを頭に入れつつ、今伸ばしていきたい」。自身初となるプロの練習参加、今回の優勝も変わるきっかけにする。
大学進学かプロ入りかで注目される進路についても、「ここから自分が変わっていければいろんな出会いがあると思う」。まずは自分が変わること。それによって、チームの全国タイトルに結びつけ、自分の進路の選択肢も広げる。




(取材・文 吉田太郎)
[7.23 NBCin堺ユースフェス決勝 流通経済大柏高 1-0 関西大北陽高 J-GREEN堺]
Jクラブへの練習参加から戻ってきた主将が、「ニューバランスカップ(NBC) in 堺ユースサッカーフェスティバル(2024)」決勝で決勝点を挙げ、無失点勝利に貢献した。
0-0の前半30+3分、流通経済大柏高(千葉)はMF柚木創(3年)の左CKからニアのCB奈須琉世(3年=柏レイソルA.A.TOR’82)がヘディングシュート。逆サイドのゴールネットに流し込み、スコアを動かした。
直前のFKでも奈須が競り勝ってCKを獲得。チームは流れの中で関西大北陽高(大阪)の堅い守りを崩せていなかったが、大黒柱のDFが得意のヘッドで決めた。流経大柏のヘディンガーと言えば、選手権決勝で先制ヘッドを決めているCB関川郁万(現鹿島)が思い浮かぶ。元主将のDFは奈須にとっても、目標の存在だ。
「まだ関川選手みたいに注意というか、2枚ぐらいマークつけないとダメだよみたいな、そういう選手にまだなれてないので、そういう風に警戒とか注意されるような選手になれれば良いと思います」とより武器を磨くことを誓っていた。
その奈須は前に出てタックルを決めたほか、CB富樫龍暉(3年)らとともに相手の速攻に対応。1-0で終え、「本当に失点は絶対避けていかないと。この夏で自分と富樫とかGKを中心に、DFライン中心に、無失点にほんとにこだわることによってプレミア(リーグ)もそうですし、選手権にもほんと繋がってくると思う。無失点で終われたことは、ほんとに大きかったです」と喜んだ。
奈須は「全然自分がやれない場面もなかったですし、自信持ってキックの部分とか対人のところは自分の強みも出せたと思う。プロと自分の差を感じさせるところもあったので、そこをやっぱり今後突き詰めていきたい」というJクラブへの練習参加を終え、東海道新幹線が終日運休だった前日22日に航空機で大阪へ移動。同日午後の準々決勝から「ニューバランスカップ(NBC) in 堺ユースサッカーフェスティバル(2024)」出場3試合全てを無失点で終えた。
流経大柏はプレミアリーグEAST序盤戦で強さを見せた一方、インターハイ予選敗退、リーグ戦でも連敗と調子を落としていた。その中で考えていたことは、自分が変われば、チームも変わるということだ。
「エノさん(榎本雅大監督)からもお言葉をもらって、キャプテンとしても、自分がチームに大きな影響を与えれば、もっと変わっていけると思う。自分がチームの先頭に立つ分、自分がやっぱ一皮二皮剥けていかないとチームとしても大きく進化しない。今、個人にベクトルをしっかり向けて、チームとしてもやっていくことを頭に入れつつ、今伸ばしていきたい」。自身初となるプロの練習参加、今回の優勝も変わるきっかけにする。
大学進学かプロ入りかで注目される進路についても、「ここから自分が変わっていければいろんな出会いがあると思う」。まずは自分が変わること。それによって、チームの全国タイトルに結びつけ、自分の進路の選択肢も広げる。




(取材・文 吉田太郎)



