[新人戦]沖縄王者・那覇がプリンス九州1部勢の強豪相手に健闘。俊足FW比嘉泰友らが身につけてきた個人戦術や特長を発揮
沖縄王者の那覇高はKYFA 男子第46回九州高等学校(U-17)サッカー大会(佐賀)予選リーグ初日、ともにプリンスリーグ九州1部勢の飯塚高(福岡2)、長崎総合科学大附高(長崎2)に2連敗。だが、強豪校相手にも渡り合う力も示していた印象だ。
飯塚戦は後半アディショナルタイムにCKから決勝点を奪われて0-1で惜敗。MF福原叶夢(2年)の配球などから「行けるところは自分で勝負して、味方を使いながら点を決めていきたいと思った」という俊足10番FW比嘉泰友(2年)やFW粟國文太(2年)がスピードで相手DFを振り切ってゴールに迫るなど、福岡の強豪校相手に優勢に試合を進める時間帯もあった。
また、長崎総科大附戦は被シュート16も後半アディショナルタイムまで1点差で食らいついての0-2。堅守とショートカウンターの中心となっていた比嘉も、「(今年は)結構いい選手が集まったと思っています」という沖縄の公立校が九州大会で力を示している。
就任3年目の松田邦貴監督は、2005年インターハイで那覇西高を全国準優勝へ導いている沖縄の名将。「とにかく個人の力をどんどんまた上げていけるようになってもらえたらなと思って、色々取り組んでいるところなんです。やってるところが少しずつ実を結んできてるところがあるのかなっていう気はします」と説明する。
個人戦術の向上に取り組む中、守備も自分のマークに責任を持つことや、正しいポジションからアプローチすることなど、優先順位を整理。この日、選手たちは際の部分でも負けずにチャレンジした上で個々の特長を発揮しようとしていた。
その松田監督は、「(九州大会は)当然ですけどレベルも上がってくるんで、ちょっとした隙もやっぱ突かれるし、そのプレッシャーを楽しみにやってくれたらいいんですけど」と期待する。飯塚戦は自陣ゴール前で慌ててCKにしてしまったところから失点。「慌てずにとか、判断を間違わないようにするとか、そんなところを徹底してやるしかないんじゃないかなと思います」。沖縄県外の強豪校に対抗し、上回るために個人、チームとしてやるべきことを追求していく。
比嘉はスピードを活かした攻守やヘディングも武器とするアタッカー。FW前田大然やFW古橋亨梧を目標のプレーヤーに挙げる。今大会は予選リーグ敗退が決まってしまったが、「自分たちの良さを出しながら、沖縄の1番上として戦っていきたい」。強敵・大津高(熊本1)との最終戦も沖縄王者のプライドを持ってゴールと1勝を目指す。




(取材・文 吉田太郎)
飯塚戦は後半アディショナルタイムにCKから決勝点を奪われて0-1で惜敗。MF福原叶夢(2年)の配球などから「行けるところは自分で勝負して、味方を使いながら点を決めていきたいと思った」という俊足10番FW比嘉泰友(2年)やFW粟國文太(2年)がスピードで相手DFを振り切ってゴールに迫るなど、福岡の強豪校相手に優勢に試合を進める時間帯もあった。
また、長崎総科大附戦は被シュート16も後半アディショナルタイムまで1点差で食らいついての0-2。堅守とショートカウンターの中心となっていた比嘉も、「(今年は)結構いい選手が集まったと思っています」という沖縄の公立校が九州大会で力を示している。
就任3年目の松田邦貴監督は、2005年インターハイで那覇西高を全国準優勝へ導いている沖縄の名将。「とにかく個人の力をどんどんまた上げていけるようになってもらえたらなと思って、色々取り組んでいるところなんです。やってるところが少しずつ実を結んできてるところがあるのかなっていう気はします」と説明する。
個人戦術の向上に取り組む中、守備も自分のマークに責任を持つことや、正しいポジションからアプローチすることなど、優先順位を整理。この日、選手たちは際の部分でも負けずにチャレンジした上で個々の特長を発揮しようとしていた。
その松田監督は、「(九州大会は)当然ですけどレベルも上がってくるんで、ちょっとした隙もやっぱ突かれるし、そのプレッシャーを楽しみにやってくれたらいいんですけど」と期待する。飯塚戦は自陣ゴール前で慌ててCKにしてしまったところから失点。「慌てずにとか、判断を間違わないようにするとか、そんなところを徹底してやるしかないんじゃないかなと思います」。沖縄県外の強豪校に対抗し、上回るために個人、チームとしてやるべきことを追求していく。
比嘉はスピードを活かした攻守やヘディングも武器とするアタッカー。FW前田大然やFW古橋亨梧を目標のプレーヤーに挙げる。今大会は予選リーグ敗退が決まってしまったが、「自分たちの良さを出しながら、沖縄の1番上として戦っていきたい」。強敵・大津高(熊本1)との最終戦も沖縄王者のプライドを持ってゴールと1勝を目指す。


MF福原叶夢は攻撃センスを発揮するなど中盤で存在感


粘り強い守備から速攻を繰り出した
(取材・文 吉田太郎)



