[MOM5047]山梨学院FWオノボフランシス日華(新3年)_「富士山カップ」準決勝でハット。高卒プロ狙う快足ストライカーが3戦8発
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.25 富士山カップ準決勝 山梨学院高 4-1 東海大高輪台高 和戸サッカー場]
前日の予選では明徳義塾高(高知)戦で4発、広島皆実高(広島)戦でも1発。そして、この日は注目DFを擁する東海大高輪台高(東京)相手にハットトリックを達成した。山梨学院高の注目ストライカー、FWオノボフランシス日華(新3年=FC東京U-15むさし出身)が、「富士山カップ」で圧倒的なパフォーマンスを見せている。
180cmのFWオノボは東海大高輪台戦でまず、ハイボールでの抜群の強さを披露。東海大高輪台の2CBは188cmDF安田礼(新3年)、183cmDF椎橋拓己(新3年)と長身で能力が高いプレーヤーだが、浮き球で競り勝ち、フリックするなど味方のチャンスを作り出す。
そして、先輩FW前田大然(現セルティック)のような圧倒的なスピードから、ゴールを連発した。まずは前半18分、鋭いターンでDFを剥がしてPAへ侵入。「あそこはスピードには自信あるんで、もう縦行って前入っちゃったら負けないんで」というオノボはPKを獲得する。
そのPKを右足で決めて先制点。さらに22分には中央から高速ドリブルで抜け出すと、「ゴール前なんで、パス出す気なかったんで」とそのまま右足シュートをゴールへ流し込んだ。
前半から圧巻の動きを見せたオノボは、後半4分にもMF高見啓太主将(新3年)のスルーパスを引き出す。そして、GKとの1対1から右足のつま先でシュート。これを決め、3点目をマークした。
相手の懸命な守備の前に4点目を奪うことこそできなかったものの、その後も中央からドリブルで独走するなど存在感を放った。上級生との対戦だった昨年はフィジカル面で苦しむ部分もあったというが、今年は負けないという自信を持ってプレー。明らかな違いを見せているFWは、「目標は高卒でプロ。もちろん違いを見せないといけないですけど、チームに貢献することを第一に活躍していきたい」と力を込めた。
プロになるための一番の武器は「やっぱりラインブレイクです」とオノボ。「スピードと、あとは個人で行く力だったり、まだあまり上手くはないけれど、(1対1で)剥がすところは、高卒でプロに行くにはやっぱ普通にできてないといけない」。課題の走力をより改善し、試合を通して相手を圧倒、終盤でもゴールを決められるような選手になる。
プリンスリーグ関東1部の目標として掲げた数字は「25、28ぐらい」。高卒でのプロ入り、年代別日本代表入りも狙う快足FWは、「やっぱマークされるのは当たり前なんで、やっぱそこを突破してこそストライカーなんで」という言葉通りに相手の警戒を上回ってゴールを決め続けることができるか注目だ。
26日の「富士山カップ」決勝では山梨学院大と対戦。練習参加した際はまだ思うようなプレーができなかったというが、「自信はあります」。大学生との真剣勝負で結果を残し、2025年シーズンへの弾みをつける。




(取材・文 吉田太郎)
[3.25 富士山カップ準決勝 山梨学院高 4-1 東海大高輪台高 和戸サッカー場]
前日の予選では明徳義塾高(高知)戦で4発、広島皆実高(広島)戦でも1発。そして、この日は注目DFを擁する東海大高輪台高(東京)相手にハットトリックを達成した。山梨学院高の注目ストライカー、FWオノボフランシス日華(新3年=FC東京U-15むさし出身)が、「富士山カップ」で圧倒的なパフォーマンスを見せている。
180cmのFWオノボは東海大高輪台戦でまず、ハイボールでの抜群の強さを披露。東海大高輪台の2CBは188cmDF安田礼(新3年)、183cmDF椎橋拓己(新3年)と長身で能力が高いプレーヤーだが、浮き球で競り勝ち、フリックするなど味方のチャンスを作り出す。
そして、先輩FW前田大然(現セルティック)のような圧倒的なスピードから、ゴールを連発した。まずは前半18分、鋭いターンでDFを剥がしてPAへ侵入。「あそこはスピードには自信あるんで、もう縦行って前入っちゃったら負けないんで」というオノボはPKを獲得する。
そのPKを右足で決めて先制点。さらに22分には中央から高速ドリブルで抜け出すと、「ゴール前なんで、パス出す気なかったんで」とそのまま右足シュートをゴールへ流し込んだ。
前半から圧巻の動きを見せたオノボは、後半4分にもMF高見啓太主将(新3年)のスルーパスを引き出す。そして、GKとの1対1から右足のつま先でシュート。これを決め、3点目をマークした。
相手の懸命な守備の前に4点目を奪うことこそできなかったものの、その後も中央からドリブルで独走するなど存在感を放った。上級生との対戦だった昨年はフィジカル面で苦しむ部分もあったというが、今年は負けないという自信を持ってプレー。明らかな違いを見せているFWは、「目標は高卒でプロ。もちろん違いを見せないといけないですけど、チームに貢献することを第一に活躍していきたい」と力を込めた。
プロになるための一番の武器は「やっぱりラインブレイクです」とオノボ。「スピードと、あとは個人で行く力だったり、まだあまり上手くはないけれど、(1対1で)剥がすところは、高卒でプロに行くにはやっぱ普通にできてないといけない」。課題の走力をより改善し、試合を通して相手を圧倒、終盤でもゴールを決められるような選手になる。
プリンスリーグ関東1部の目標として掲げた数字は「25、28ぐらい」。高卒でのプロ入り、年代別日本代表入りも狙う快足FWは、「やっぱマークされるのは当たり前なんで、やっぱそこを突破してこそストライカーなんで」という言葉通りに相手の警戒を上回ってゴールを決め続けることができるか注目だ。
26日の「富士山カップ」決勝では山梨学院大と対戦。練習参加した際はまだ思うようなプレーができなかったというが、「自信はあります」。大学生との真剣勝負で結果を残し、2025年シーズンへの弾みをつける。


前半18分、山梨学院FWオノボフランシス日華が自ら獲得したPKを決めて先制


前半22分、FWオノボフランシス日華がドリブルシュートを決め、2-0
(取材・文 吉田太郎)


