[MOM5151]尚志DF榎本司(3年)_“尚志のダニエウ・アウベス”“高校No.1右SB”へ野心。「何で?」のJ練習参加からまた成長のDFが武器を表現
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.5 プリンスリーグ東北第10節 尚志高 3-0 学法石川高 尚志高校サッカー場]
“尚志のダニエウ・アウベス”“高校No.1右SB”になる。前半、尚志高(福島)は学法石川高(福島)のハイプレスの前にミスが増えてしまい、苦戦。その中で右SB榎本司(3年=川崎フロンターレU-15出身)が一際目立つプレーをしていた。
仲村浩二監督は「間合いとかちゃんと考えている。相手のどの隙間を崩すとか。(前半は)他のやつがダメだったけれど、アイツが落ち着かせてくれて、チャンスを作ってくれていた部分がいっぱいあった」と評価する。
浮き球を含めて正確なタッチからビルドアップ。「みんなが余裕ない時に、自分が周りを落ち着かせたりするのは得意」というDFは攻撃を落ち着かせるだけでなく、仕掛けどころにもなっていた。
ドリブルや前方のMF日比野修吾(3年)とのワンツーで大きく前進。スペースを逃さずに攻め上がってスルーパスを狙ったほか、正確なクロスでFW根木翔大(3年)やMF臼井蒼悟(3年)のシュートシーンを演出した。
そして、前半35分には右サイドのハーフウェーラインをわずかに越えた位置からゴール方向へのドリブルを開始。持ち味のスピードを活かして一気にボランチの前に潜り込むと、さらにCBもかわす。最後はペナルティアークから態勢を崩しながらも左前方へラストパス。MF田上真大(3年)のシュートに結びつけた。
「あれが武器の1つでもあるんでもっと回数増やしたいです。結構周りは見えるようにはなってきたんで。あとはパスの質とか出しどころとか、もっと意識していきたい。(また、)ゴールを狙える選手っていうところは見て欲しいです」と榎本。後半にもチャンスに絡んだ右SBについて、指揮官は「トータルして良かった」とマン・オブ・ザ・マッチに推していた。
榎本は5月にJクラブから練習参加のオファー。「最初はなんで? っていうのと、あまり実感がなかった」と振り返る。1年時に国体福島県選抜に選ばれ、U-16の全国大会「MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16」でも存在感のある動きを見せたが、昨年は全国大会のメンバー入りをすることができず、Aチームでの活躍は今年になってからだ。
実際、練習参加した際にはスピードの違いやフィジカル面の違いを実感。その一方で「攻撃では全然ビルドアップもできるし、結構いいクロスとかできて武器と感じたんで、そこは自信を持っています」。この機会をきっかけに、ピッチ外の取り組みをより意識。以前から指摘されていた部分が変化し、ピッチでの質もまた上がってきているという。
この日は試合終了間際に守備対応が遅れ、決定的なシュートを打たれた。「守備で怠慢なプレーがまだ多いので、あそこを修正していけたらもっと上で戦えるのかなと思います」。ただし、対人守備などの成長によって、より自信を持って攻撃できていることも確か。注目SBは“尚志のダニエウ・アウベス”になることを掲げている。
「(目標の選手は元ブラジル代表右SBの)ダニエウ・アウベス選手です。攻撃もできて、守備も全然抜かれないし、1対1も強い。(“尚志のダニエウ・アウベス”になることを)目指していきたいです」。インターハイは、その名を広める絶好の機会になりそうだ。
今回のインターハイには年代別日本代表や高校選抜の右SBも出場するが、「全然自分の方が上手いんで。ジュニアとジュニアユースでフロンターレっていういいチームで経験させてもらったんで、そこでは負ける気がしないです」。川崎Fのアカデミーで養われた技術力は絶対に負けられないモノ。その武器を駆使しながら存在感を放つ榎本には、“高校ナンバー1右SB”への野心もある。
川崎F U-15在籍当時はプロになりたいという気持ちがライバルたちに比べてまだまだ希薄だったというが、尚志進学後に「上でやりたいという気持ちが強くなった」。現在は「もっと伸ばせるところがたくさんある。もっと努力していけたらなと思っています」。この後、再びJクラブへの練習参加を予定。また、Jリーガーから吸収し、成長を遂げてインターハイのピッチに立つ。




(取材・文 吉田太郎)
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[7.5 プリンスリーグ東北第10節 尚志高 3-0 学法石川高 尚志高校サッカー場]
“尚志のダニエウ・アウベス”“高校No.1右SB”になる。前半、尚志高(福島)は学法石川高(福島)のハイプレスの前にミスが増えてしまい、苦戦。その中で右SB榎本司(3年=川崎フロンターレU-15出身)が一際目立つプレーをしていた。
仲村浩二監督は「間合いとかちゃんと考えている。相手のどの隙間を崩すとか。(前半は)他のやつがダメだったけれど、アイツが落ち着かせてくれて、チャンスを作ってくれていた部分がいっぱいあった」と評価する。
浮き球を含めて正確なタッチからビルドアップ。「みんなが余裕ない時に、自分が周りを落ち着かせたりするのは得意」というDFは攻撃を落ち着かせるだけでなく、仕掛けどころにもなっていた。
ドリブルや前方のMF日比野修吾(3年)とのワンツーで大きく前進。スペースを逃さずに攻め上がってスルーパスを狙ったほか、正確なクロスでFW根木翔大(3年)やMF臼井蒼悟(3年)のシュートシーンを演出した。
そして、前半35分には右サイドのハーフウェーラインをわずかに越えた位置からゴール方向へのドリブルを開始。持ち味のスピードを活かして一気にボランチの前に潜り込むと、さらにCBもかわす。最後はペナルティアークから態勢を崩しながらも左前方へラストパス。MF田上真大(3年)のシュートに結びつけた。
「あれが武器の1つでもあるんでもっと回数増やしたいです。結構周りは見えるようにはなってきたんで。あとはパスの質とか出しどころとか、もっと意識していきたい。(また、)ゴールを狙える選手っていうところは見て欲しいです」と榎本。後半にもチャンスに絡んだ右SBについて、指揮官は「トータルして良かった」とマン・オブ・ザ・マッチに推していた。
榎本は5月にJクラブから練習参加のオファー。「最初はなんで? っていうのと、あまり実感がなかった」と振り返る。1年時に国体福島県選抜に選ばれ、U-16の全国大会「MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16」でも存在感のある動きを見せたが、昨年は全国大会のメンバー入りをすることができず、Aチームでの活躍は今年になってからだ。
実際、練習参加した際にはスピードの違いやフィジカル面の違いを実感。その一方で「攻撃では全然ビルドアップもできるし、結構いいクロスとかできて武器と感じたんで、そこは自信を持っています」。この機会をきっかけに、ピッチ外の取り組みをより意識。以前から指摘されていた部分が変化し、ピッチでの質もまた上がってきているという。
この日は試合終了間際に守備対応が遅れ、決定的なシュートを打たれた。「守備で怠慢なプレーがまだ多いので、あそこを修正していけたらもっと上で戦えるのかなと思います」。ただし、対人守備などの成長によって、より自信を持って攻撃できていることも確か。注目SBは“尚志のダニエウ・アウベス”になることを掲げている。
「(目標の選手は元ブラジル代表右SBの)ダニエウ・アウベス選手です。攻撃もできて、守備も全然抜かれないし、1対1も強い。(“尚志のダニエウ・アウベス”になることを)目指していきたいです」。インターハイは、その名を広める絶好の機会になりそうだ。
今回のインターハイには年代別日本代表や高校選抜の右SBも出場するが、「全然自分の方が上手いんで。ジュニアとジュニアユースでフロンターレっていういいチームで経験させてもらったんで、そこでは負ける気がしないです」。川崎Fのアカデミーで養われた技術力は絶対に負けられないモノ。その武器を駆使しながら存在感を放つ榎本には、“高校ナンバー1右SB”への野心もある。
川崎F U-15在籍当時はプロになりたいという気持ちがライバルたちに比べてまだまだ希薄だったというが、尚志進学後に「上でやりたいという気持ちが強くなった」。現在は「もっと伸ばせるところがたくさんある。もっと努力していけたらなと思っています」。この後、再びJクラブへの練習参加を予定。また、Jリーガーから吸収し、成長を遂げてインターハイのピッチに立つ。




(取材・文 吉田太郎)
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