3冠王者・鹿島ユースのダブル主将の一人、MF大貫琉偉。トップ昇格、連覇の重圧も自分らしく「1日1日100パーセント」で
U-18Jリーグ選抜のキャプテンを務めたMF
[2.11 NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜 0-2 日本高校選抜 ニッパツ]
2025年度に3冠を達成した鹿島アントラーズユースの新チームでダブルキャプテンの一人に。そのMF大貫琉偉(鹿島ユース/2年)が、U-18Jリーグ選抜のキャプテンマークを巻いてフル出場した。
「自分的には結構声出してやったつもりだったんですけど、周りにいい影響を与えられなくて。率直に悔しいです」。ダブルボランチの一角としてMF小川尋斗(川崎F U-18/2年)やMF野口蓮斗(広島ユース/2年)とともに攻撃の組み立てに係わりながら、特長の活動量の多さで相手選手にアプローチし、ボールを奪うとスペースへ飛び出した。
元日本代表MFの山口素弘監督によると、大貫はこの「NEXT GENERATION MATCH」へ向けてチームメイトたちに「死ぬ気で勝ちましょう!」とメッセージ。指揮官は、U-18Jリーグ選抜が「『絶対負けない』っていう思いを俺が思った以上に思ってくれていた」と感じ取っていた。
だが、前半は5,314人の観衆の前でのプレーに緊張、空回りしていた選手が多かったようだ。日本高校選抜の勢いに呑まれる部分もあって2失点。大貫は「大丈夫、大丈夫」と声掛けしていたというが、「その中でも自分がもっとプレーで見せるっていうか、そういった部分で引っ張んなきゃいけない。声だけじゃどうにもならない部分がある」と行動に移す。
球際で高強度のプレーを続け、後半には単騎で相手GKにプレッシャーを掛けるなど、背中でチームを鼓舞。だが、鹿島ユースでのプレーのように、チームメイトに良い影響を与えることや試合を変えることができなかった。
「まだまだ自分の実力不足」と大貫。前半26分に右サイドを駆け上がってあわやのクロスを入れ、相手を押し込んでいた後半43分には右足シュートを枠に飛ばした。だが、いずれも得点に結びつけることができず。「自分が点取ったり、そういう結果で示せれば、みんなに『もっとできるんだ』っていうのはもっと伝えられたのかなと」と悔しがっていた。
これからチームに戻り、新シーズンへ向けての準備を再開する。鹿島ユースは2025年に日本クラブユース選手権(U-18)、Jユースカップ、プレミアリーグファイナルの3冠を達成。大貫は「去年、ああいう偉業、結果を残している。今年はプレッシャーがある中でやんなきゃいけないと思うし、でもプレッシャーを感じ過ぎてやるのも良くないと思う。深く意識はすると思うんですけど、深く考え過ぎずに。今年、自分はキャプテンで、(平島)大悟もキャプテンでダブルキャプテンという形なんですけども、去年出てたメンバー中心に引っ張っていければ、また自ずと結果はついてくると思うので、頑張りたいと思います」と力を込める。
そして、「(自分は)去年から試合に出させてもらっているんで、そういった部分で責任感とか求められると思います。(トップチームの)キャンプも活かせてもらっている立場なんで、そういった部分でも自分が練習もそうですし、試合でももっと引っ張っていかなきゃいけないなっていう責任感があります」と加えた。
個人としてトップチームへ昇格することや、鹿島ユースの3冠に貢献することが2026年の目標。ただし、「やっぱり、そういった部分を考え過ぎずに、1日1日100パーセントでやることが自分のいいところであるので、そういった部分は考えなきゃいけないんですけど、あんま深く考え過ぎずに、今年1年も戦っていければいい」という。
トップチームのキャンプで「止めて、蹴る」は「全然ダメだなって感じた部分」。それだけに、「細かい基礎の部分を突き詰めて、その先にトップ昇格とか、また海外でプレーとか、そういうことがついてくればいいかなと思います」。ピッチを縦横無尽に駆け回る世代屈指のボランチが抱いている大志。だが、先を見過ぎることなく、1日1日に100パーセントで取り組むことに力を注ぐ。




(取材・文 吉田太郎)
2025年度に3冠を達成した鹿島アントラーズユースの新チームでダブルキャプテンの一人に。そのMF大貫琉偉(鹿島ユース/2年)が、U-18Jリーグ選抜のキャプテンマークを巻いてフル出場した。
「自分的には結構声出してやったつもりだったんですけど、周りにいい影響を与えられなくて。率直に悔しいです」。ダブルボランチの一角としてMF小川尋斗(川崎F U-18/2年)やMF野口蓮斗(広島ユース/2年)とともに攻撃の組み立てに係わりながら、特長の活動量の多さで相手選手にアプローチし、ボールを奪うとスペースへ飛び出した。
元日本代表MFの山口素弘監督によると、大貫はこの「NEXT GENERATION MATCH」へ向けてチームメイトたちに「死ぬ気で勝ちましょう!」とメッセージ。指揮官は、U-18Jリーグ選抜が「『絶対負けない』っていう思いを俺が思った以上に思ってくれていた」と感じ取っていた。
だが、前半は5,314人の観衆の前でのプレーに緊張、空回りしていた選手が多かったようだ。日本高校選抜の勢いに呑まれる部分もあって2失点。大貫は「大丈夫、大丈夫」と声掛けしていたというが、「その中でも自分がもっとプレーで見せるっていうか、そういった部分で引っ張んなきゃいけない。声だけじゃどうにもならない部分がある」と行動に移す。
球際で高強度のプレーを続け、後半には単騎で相手GKにプレッシャーを掛けるなど、背中でチームを鼓舞。だが、鹿島ユースでのプレーのように、チームメイトに良い影響を与えることや試合を変えることができなかった。
「まだまだ自分の実力不足」と大貫。前半26分に右サイドを駆け上がってあわやのクロスを入れ、相手を押し込んでいた後半43分には右足シュートを枠に飛ばした。だが、いずれも得点に結びつけることができず。「自分が点取ったり、そういう結果で示せれば、みんなに『もっとできるんだ』っていうのはもっと伝えられたのかなと」と悔しがっていた。
これからチームに戻り、新シーズンへ向けての準備を再開する。鹿島ユースは2025年に日本クラブユース選手権(U-18)、Jユースカップ、プレミアリーグファイナルの3冠を達成。大貫は「去年、ああいう偉業、結果を残している。今年はプレッシャーがある中でやんなきゃいけないと思うし、でもプレッシャーを感じ過ぎてやるのも良くないと思う。深く意識はすると思うんですけど、深く考え過ぎずに。今年、自分はキャプテンで、(平島)大悟もキャプテンでダブルキャプテンという形なんですけども、去年出てたメンバー中心に引っ張っていければ、また自ずと結果はついてくると思うので、頑張りたいと思います」と力を込める。
そして、「(自分は)去年から試合に出させてもらっているんで、そういった部分で責任感とか求められると思います。(トップチームの)キャンプも活かせてもらっている立場なんで、そういった部分でも自分が練習もそうですし、試合でももっと引っ張っていかなきゃいけないなっていう責任感があります」と加えた。
個人としてトップチームへ昇格することや、鹿島ユースの3冠に貢献することが2026年の目標。ただし、「やっぱり、そういった部分を考え過ぎずに、1日1日100パーセントでやることが自分のいいところであるので、そういった部分は考えなきゃいけないんですけど、あんま深く考え過ぎずに、今年1年も戦っていければいい」という。
トップチームのキャンプで「止めて、蹴る」は「全然ダメだなって感じた部分」。それだけに、「細かい基礎の部分を突き詰めて、その先にトップ昇格とか、また海外でプレーとか、そういうことがついてくればいいかなと思います」。ピッチを縦横無尽に駆け回る世代屈指のボランチが抱いている大志。だが、先を見過ぎることなく、1日1日に100パーセントで取り組むことに力を注ぐ。




(取材・文 吉田太郎)


