横浜FMが同学年SB関富貫太を獲得…ユース出身SB筑波大池田春汰と桐蔭横浜大舩木大輔「もちろん意識はしているけど」
意地の悪い質問だということは承知の上でぶつけてみた。「マリノスが同学年SBの関富を獲得することを決めましたが、どう思いますか」。
桐蔭横浜大のDF関富貫太(2年=柏U-18)が大学サッカーを今季限りで切り上げて、横浜F・マリノスでプロキャリアをスタートさせることになった。当初は28シーズンの加入内定だったが、特別指定選手として参加した今季のJ1でもスタメンを掴むなどの活躍をみせると、来年からの正式入団を発表した。
関富と同学年で、横浜F・マリノスユース出身のサイドバックが、大学サッカーで奮闘を続けている。まずは筑波大の左SBの池田春汰(2年=横浜FMユース)。ユース時代から世代別代表の常連で、高校3年生の時にはルヴァンカップでトップチームのベンチ入りも経験した。
池田は筑波大にスポーツ推薦で入学。今季はDF鈴木遼(4年=昌平高)やDF布施克真(1年=日大藤沢高)とのポジション争いでベンチスタートも多いが、7月にウズベキスタン遠征を行ったU-22日本代表に選出されるなど、世代注目選手に変わりはない。
そんな池田は21日の大学選手権(インカレ)準々決勝の大阪体育大戦でも、後半39分に左サイドから斜めに入れる鋭いパスで決勝点を演出した。「前半を見ていてもあそこが空いているなと思った。途中から出ても攻撃のところで自分の特長を出せたかなと思います」。与えられたチャンスでしっかりと結果を残せたことに胸を張った。
そして関富について。関富とは今夏のU-22日本代表でも一緒にプレーした。「彼はいい選手。もちろん意識はしているけど、自分はできることをやっていきたい。思い描いていた大学生活とは少し違うけど、チャンスを掴むために日々やっているつもり。常にプロと自分の差を意識しながらやっていきたい」と前を向いた。
桐蔭横浜大のDF舩木大輔(2年=横浜FMユース)は、関富と大学の同期生。横浜FMユースのころからトップチームに絡む選手で、高校3年生の11月にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の戦いにも途中出場した。大学に入ると、舩木が右SB、関富が左SBで一緒に出場することもあった。
舩木自身、関富の横浜FM入りについては、「すごく刺激になります」と話す。だた「貫太が決まったからと言って焦ることもない」と続けると、「大学に来て考えも変わった。もちろんマリノスも気にしながらですが、いろいろなチームをみてみたいという話は(桐蔭大の安武)監督ともしています」。
池田とも「お互いに頑張らないとな」と話し合っているという。守備の強度を上げることなど、今は自分自身の課題の克服に目を向けていると強調した舩木は、「高1のときに高3の代表に呼んでくれた大岩さん(大岩剛U-22日本代表監督)にもまずは桐蔭で試合に出続けることを意識しろと言われている。代表も意識ながら、まずは桐蔭でスタメンに定着することを目標にやっていきたい」と意欲的に話した。
(取材・文 児玉幸洋)
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桐蔭横浜大のDF関富貫太(2年=柏U-18)が大学サッカーを今季限りで切り上げて、横浜F・マリノスでプロキャリアをスタートさせることになった。当初は28シーズンの加入内定だったが、特別指定選手として参加した今季のJ1でもスタメンを掴むなどの活躍をみせると、来年からの正式入団を発表した。
関富と同学年で、横浜F・マリノスユース出身のサイドバックが、大学サッカーで奮闘を続けている。まずは筑波大の左SBの池田春汰(2年=横浜FMユース)。ユース時代から世代別代表の常連で、高校3年生の時にはルヴァンカップでトップチームのベンチ入りも経験した。
池田は筑波大にスポーツ推薦で入学。今季はDF鈴木遼(4年=昌平高)やDF布施克真(1年=日大藤沢高)とのポジション争いでベンチスタートも多いが、7月にウズベキスタン遠征を行ったU-22日本代表に選出されるなど、世代注目選手に変わりはない。
そんな池田は21日の大学選手権(インカレ)準々決勝の大阪体育大戦でも、後半39分に左サイドから斜めに入れる鋭いパスで決勝点を演出した。「前半を見ていてもあそこが空いているなと思った。途中から出ても攻撃のところで自分の特長を出せたかなと思います」。与えられたチャンスでしっかりと結果を残せたことに胸を張った。
そして関富について。関富とは今夏のU-22日本代表でも一緒にプレーした。「彼はいい選手。もちろん意識はしているけど、自分はできることをやっていきたい。思い描いていた大学生活とは少し違うけど、チャンスを掴むために日々やっているつもり。常にプロと自分の差を意識しながらやっていきたい」と前を向いた。
桐蔭横浜大のDF舩木大輔(2年=横浜FMユース)は、関富と大学の同期生。横浜FMユースのころからトップチームに絡む選手で、高校3年生の11月にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の戦いにも途中出場した。大学に入ると、舩木が右SB、関富が左SBで一緒に出場することもあった。
舩木自身、関富の横浜FM入りについては、「すごく刺激になります」と話す。だた「貫太が決まったからと言って焦ることもない」と続けると、「大学に来て考えも変わった。もちろんマリノスも気にしながらですが、いろいろなチームをみてみたいという話は(桐蔭大の安武)監督ともしています」。
池田とも「お互いに頑張らないとな」と話し合っているという。守備の強度を上げることなど、今は自分自身の課題の克服に目を向けていると強調した舩木は、「高1のときに高3の代表に呼んでくれた大岩さん(大岩剛U-22日本代表監督)にもまずは桐蔭で試合に出続けることを意識しろと言われている。代表も意識ながら、まずは桐蔭でスタメンに定着することを目標にやっていきたい」と意欲的に話した。
(取材・文 児玉幸洋)
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