欧州での2シーズン目を終え、自信を持って戻ってきた。日本代表MF相馬勇紀(カサピア)は「リーグ終盤で結果も出して、自信も付いた中で、今自分のキャリアの中でも一番成長できていると実感できている。ここでもそれを証明して、さらに成長して次に向かえたらと思っている」と力を込めた。

　初めて海外で1シーズンをフルに戦った今季はリーグ戦32試合に出場し、5ゴール3アシスト。シーズン終盤の6試合で3ゴールを記録した。「点を取る場所」に関して、意識の変化もあったという。

「今までは最終ラインに入りっぱなしだったけど、入るタイミングを考えるというか、助走を付けるスペースをつくって、相手の視野から消えるタイミングだったり、今まで疲労で入り切れなかったところも必ず入るようにしたり、メンタル面、フィジカル面、頭の中といろんなところがレベルアップできていると思う」

　名古屋からのレンタルで1年半、カサピアでプレーしてきたが、現地では今季限りでの退団が報じられている。「名古屋からのレンタルで行っているので明言は難しいけど、世界で戦うために成長したい」。引き続き海外でのプレーを希望する相馬は「日本代表のエンブレムを付けて戦うのは誇らしいこと。それを続けたいし、さらに成長する舞台で戦いたい」と話していた。

(取材・文　西山紘平)

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