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昨季J2熊本で14得点…浦和FW高橋利樹が左サイドでJ1初先発「公式戦だからこその課題が出た」

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浦和レッズFW高橋利樹

[6.24 J1第18節 浦和 1-1 川崎F 埼玉]

 今季ロアッソ熊本から浦和レッズに加入したFW高橋利樹が、シーズン後半初戦で待望のJ1リーグ戦初先発を果たした。託されたポジションは本職の最前線でなく「プロになってからしっかり出たのは初めて」という左サイドハーフ。慣れない持ち場で時折迷いを見せる場面もあったが、0-0で進んだ前半45分間のプレータイムを刻んだ。

 昨季のJ2リーグ戦で40試合14ゴールの大活躍を果たし、個人昇格という形で自身初のJ1リーグ挑戦を決めた高橋。今季はルヴァン杯初先発となった3月8日の湘南戦で負傷交代したこともあり、なかなか出番を得られない時期が続き、ようやく今月11日の前節横浜FC戦で途中出場からJ1デビューしたばかりだった。

 それでも国際Aマッチウィーク明けの今節、強敵の川崎Fを相手に今季初先発のチャンスが巡ってきた。試合2日前に左サイドハーフで出場することを伝えられ、不慣れなポジションでの準備をスタート。コーチ陣から川崎Fのビルドアップに対する守備の立ち位置などを学び、試合に入ったという。

 浦和の左サイドハーフは今季、MF関根貴大が主力に定着しているが、一時期は関根がトップ下でスタートし、FWブライアン・リンセンが左に入る形もテストするなど、マチェイ・スコルジャ監督がテコ入れを試みているポジション。高橋は出場にあたって「自分はどちらかというとドリブルで仕掛けるタイプではなく、ホセ(・カンテ)だったり(安居)海渡が足元で受けるタイプなので、CBが引き付けられたところの背後を狙う意識していた」。

 だが、立ち上がりはなかなか裏に抜けられる場面が作れず、徐々に川崎Fのパス回しに対して守備を強いられる場面が増加。対面のDF山根視来に加え、フリーマン気味のポジション取りをするMF家長昭博、随所に顔を出してくるMF脇坂泰斗への対応に手を焼いている印象もあった。

 山根とのマッチアップにあたっては「日本代表に選ばれているような選手で、リスペクトしすぎては絶対ダメだと思っていたので、あえて情報や特徴は入れず、ただ山根選手のビルドアップの立ち位置を頭に入れて試合に挑んだ」という高橋。相手がダブルボランチ気味に構えたことで、想定とは異なる動きをしてきたこともあり、「この立ち位置で合ってるのかなと考えたりもした」と迷いもあったという。

 それでも「一緒にサイドに入ったオギ(荻原拓也)が声を掛けたりしてくれて、迷いなくやれたと思う」と一定の手応えも。「ゲーム形式の練習は昨日もして何個か守備のシチュエーションや攻撃のシチュエーションはあったけど、公式戦になると局面もガラッと違って、公式戦だからこその課題が出たと思う」と試合感覚には反省を述べたが、大きな経験となる45分間になったようだ。

 FW興梠慎三とFWホセ・カンテがポジション争いを展開している最前線に割って入るためにも、こうした出場機会を大切にしたいところ。高橋はこの一戦を経て「もう少しプレーしたかったのはあるけど、守備の部分でまだまだだなと感じることがあったので、そういう部分を改善しながら自分の良さをどんどん出していきたい」と改めて意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)
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