神戸ルーキーMF山内翔が初先発初ゴールの大仕事!! J1王者に“国立決戦”挑んだ町田は終盤猛追も首位陥落
[4.13 J1第8節 町田 1-2 神戸 国立]
J1リーグは13日、第8節を各地で行い、ヴィッセル神戸がFC町田ゼルビアを2-1で破った。前半終了間際に筑波大出身ルーキーMF山内翔のプロ入り初ゴールで先制すると、終盤にFW武藤嘉紀が追加点を奪取。最後は町田に1点を返されたが、3試合ぶり勝利で4位に浮上した。一方、首位に立っていた町田は3位に転落した。
J1首位対昨季王者の国立決戦。ホームの町田はGK谷晃生が出場停止でMF平河悠とFW藤尾翔太がU-23日本代表活動で欠場し、GK福井光輝、MFバスケス・バイロン、FWナ・サンホが先発した。一方の神戸もGK前川黛也が出場停止のためGK新井章太が初先発。FW大迫勇也も先発を外れ、筑波大出身のルーキーMF山内翔が初先発を果たした。[スタメン&布陣]
最初の決定機はホームの町田。前半9分、敵陣ペナルティエリア内でDF山川哲史からボールを奪ったMF藤本一輝が右足で狙うも、枠の上に外れた。その後も町田がボールを握り続けるが、神戸の守備陣が冷静に対応。このカードらしい拮抗した戦いとなっていった。
神戸も前半22分、DFドレシェヴィッチのパスミスを拾ったFW武藤嘉紀がすかさず縦に出し、FW佐々木大樹がハーフボレー。これは惜しくも枠を外れたが、同27分にはDF初瀬亮のキックに武藤がヘディングで反応する。だが、これも福井のファインセーブに阻まれ、立て続けのチャンスを逃した。
ボールを保持されながらもカウンターに勢いのある神戸は前半43分、前線で1枚剥がした佐々木が強烈なボレーシュートを狙うが、福井にパンチングで処理される。さらに同44分、今度はDF酒井高徳からのクロスに佐々木がゴール前で反応するも、ヘディングシュートは左に外れた。
それでも前半45分、神戸が先に試合を動かした。FW宮代大聖が強引なドリブル突破でDFチャン・ミンギュを抜き去ると、トリッキーな足裏パスから武藤が左足シュート。これは相手にブロックされたが、こぼれ球を拾った山内が右足で叩き込んだ。山内はこれがプロ初ゴール。初先発のチャンスを見事に活かした。
そのまま迎えた後半は互いにパワープレー気味の攻撃がより多くなり、スキを見せられない展開に。すると後半18分、町田がビッグチャンスを迎えた。福井のロングキックをFWオ・セフンが頭で落とし、藤本が頭でつなぐと、ペナルティエリア際に走り込んだナ・サンホがDFマテウス・トゥーレルとの競り合いで転倒。中村太主審はPKの判定を下した。
だが、ここでVARが介入。VARオンリーレビューの末、判定はペナルティエリア際からのFKに変更となった。キッカーは鈴木が務めたが、低く飛んだシュートは壁に直撃。町田はこのチャンスを活かすことができなかった。
すると後半42分、神戸は初瀬が左CKを蹴ると、途中出場DF本多勇喜がスクリーンプレーでゴール前のスペースを空け、フリーで受けた武藤が左足一閃。強烈なボレーシュートをゴール左上に突き刺し、リードを2点に広げた。
町田も後半アディショナルタイム6分、パワープレーから猛攻を仕掛けると、MF安井拓也のクロスを受けたドレシェヴィッチがFWさながらの身のこなしから右足シュートを叩き込み、1点を返した。だが、反撃はここまで。39080人が集まった国立決戦は昨季王者の神戸に軍配が上がった。
(取材・文 竹内達也)
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●2024シーズンJリーグ特集
J1リーグは13日、第8節を各地で行い、ヴィッセル神戸がFC町田ゼルビアを2-1で破った。前半終了間際に筑波大出身ルーキーMF山内翔のプロ入り初ゴールで先制すると、終盤にFW武藤嘉紀が追加点を奪取。最後は町田に1点を返されたが、3試合ぶり勝利で4位に浮上した。一方、首位に立っていた町田は3位に転落した。
J1首位対昨季王者の国立決戦。ホームの町田はGK谷晃生が出場停止でMF平河悠とFW藤尾翔太がU-23日本代表活動で欠場し、GK福井光輝、MFバスケス・バイロン、FWナ・サンホが先発した。一方の神戸もGK前川黛也が出場停止のためGK新井章太が初先発。FW大迫勇也も先発を外れ、筑波大出身のルーキーMF山内翔が初先発を果たした。[スタメン&布陣]
最初の決定機はホームの町田。前半9分、敵陣ペナルティエリア内でDF山川哲史からボールを奪ったMF藤本一輝が右足で狙うも、枠の上に外れた。その後も町田がボールを握り続けるが、神戸の守備陣が冷静に対応。このカードらしい拮抗した戦いとなっていった。
神戸も前半22分、DFドレシェヴィッチのパスミスを拾ったFW武藤嘉紀がすかさず縦に出し、FW佐々木大樹がハーフボレー。これは惜しくも枠を外れたが、同27分にはDF初瀬亮のキックに武藤がヘディングで反応する。だが、これも福井のファインセーブに阻まれ、立て続けのチャンスを逃した。
ボールを保持されながらもカウンターに勢いのある神戸は前半43分、前線で1枚剥がした佐々木が強烈なボレーシュートを狙うが、福井にパンチングで処理される。さらに同44分、今度はDF酒井高徳からのクロスに佐々木がゴール前で反応するも、ヘディングシュートは左に外れた。
それでも前半45分、神戸が先に試合を動かした。FW宮代大聖が強引なドリブル突破でDFチャン・ミンギュを抜き去ると、トリッキーな足裏パスから武藤が左足シュート。これは相手にブロックされたが、こぼれ球を拾った山内が右足で叩き込んだ。山内はこれがプロ初ゴール。初先発のチャンスを見事に活かした。
そのまま迎えた後半は互いにパワープレー気味の攻撃がより多くなり、スキを見せられない展開に。すると後半18分、町田がビッグチャンスを迎えた。福井のロングキックをFWオ・セフンが頭で落とし、藤本が頭でつなぐと、ペナルティエリア際に走り込んだナ・サンホがDFマテウス・トゥーレルとの競り合いで転倒。中村太主審はPKの判定を下した。
だが、ここでVARが介入。VARオンリーレビューの末、判定はペナルティエリア際からのFKに変更となった。キッカーは鈴木が務めたが、低く飛んだシュートは壁に直撃。町田はこのチャンスを活かすことができなかった。
すると後半42分、神戸は初瀬が左CKを蹴ると、途中出場DF本多勇喜がスクリーンプレーでゴール前のスペースを空け、フリーで受けた武藤が左足一閃。強烈なボレーシュートをゴール左上に突き刺し、リードを2点に広げた。
町田も後半アディショナルタイム6分、パワープレーから猛攻を仕掛けると、MF安井拓也のクロスを受けたドレシェヴィッチがFWさながらの身のこなしから右足シュートを叩き込み、1点を返した。だが、反撃はここまで。39080人が集まった国立決戦は昨季王者の神戸に軍配が上がった。
(取材・文 竹内達也)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
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