豪快すぎる一撃で移籍後初ゴールの犬飼智也、4戦未勝利の柏にある「明確にわかりやすい」2つの課題
DF
[5.11 J1第13節 FC東京 3-3 柏 味スタ]
前半アディショナルタイムに相手が10人となり追い上げムードの柏レイソルに、反撃の狼煙となるゴールをもたらしたのがDF犬飼智也だった。
1-3で迎えた後半1分、MF白井永地からのパスをトラップした犬飼は、ひとつボールを前に出すとゴールまで30mはある位置からでも迷わずに右足を振り抜く。「打ってくる」とFC東京のGK児玉剛は予期していたというが、児玉が懸命に伸ばした手を越えてゴール左上に吸い込まれた。
まだリードを許している状況ということもあってかゴール後の喜びが控えめのように見えたが、「うれしかったですよ」と試合後には表情を緩めた犬飼。ゴールは、浦和に所属していた2022年3月19日以来2年2か月ぶり。31歳となる前日に、自らの誕生日を祝うゴールを挙げた。
その後、MF島村拓弥のゴールで同点に追いつき、4点目への決定機もつくり出したが、逆転までは至らず。3-3の引き分けで連敗をストップ、3試合ぶりの勝ち点を手にした。
犬飼が「課題」として挙げるのが、セットプレーからの失点、そして、早い時間帯での失点だ。
セットプレーからの失点の多さは開幕からの改善点といえる。FC東京戦も含めた今シーズンの14失点のうち、PKを含むセットプレーの流れから喫した失点が10失点に及ぶ。FC東京戦では、CKの流れから2ゴール、PKで1ゴールを献上してしまっていた。
勝ち星が遠ざかっている直近の4試合でいえば、早い時間帯での失点も大きな課題だ。鳥栖戦の14分、町田戦の9分、鹿島戦の4分と、いずれも前半の早い時間に先手をとられ追いかける展開を強いらていた。FC東京戦では、FWマテウス・サヴィオが前半2分にゴールを奪い先制に成功したが、6分に失点してすぐさま同点に追いつかれてしまった。
「課題が明確にわかりやすくあるので。練習からそこに取り組んでいきたい」
連戦が続くなかでも、犬飼は改善を期していた。
(取材・文 奥山典幸)
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●2024シーズンJリーグ特集
前半アディショナルタイムに相手が10人となり追い上げムードの柏レイソルに、反撃の狼煙となるゴールをもたらしたのがDF犬飼智也だった。
1-3で迎えた後半1分、MF白井永地からのパスをトラップした犬飼は、ひとつボールを前に出すとゴールまで30mはある位置からでも迷わずに右足を振り抜く。「打ってくる」とFC東京のGK児玉剛は予期していたというが、児玉が懸命に伸ばした手を越えてゴール左上に吸い込まれた。
まだリードを許している状況ということもあってかゴール後の喜びが控えめのように見えたが、「うれしかったですよ」と試合後には表情を緩めた犬飼。ゴールは、浦和に所属していた2022年3月19日以来2年2か月ぶり。31歳となる前日に、自らの誕生日を祝うゴールを挙げた。
その後、MF島村拓弥のゴールで同点に追いつき、4点目への決定機もつくり出したが、逆転までは至らず。3-3の引き分けで連敗をストップ、3試合ぶりの勝ち点を手にした。
犬飼が「課題」として挙げるのが、セットプレーからの失点、そして、早い時間帯での失点だ。
セットプレーからの失点の多さは開幕からの改善点といえる。FC東京戦も含めた今シーズンの14失点のうち、PKを含むセットプレーの流れから喫した失点が10失点に及ぶ。FC東京戦では、CKの流れから2ゴール、PKで1ゴールを献上してしまっていた。
勝ち星が遠ざかっている直近の4試合でいえば、早い時間帯での失点も大きな課題だ。鳥栖戦の14分、町田戦の9分、鹿島戦の4分と、いずれも前半の早い時間に先手をとられ追いかける展開を強いらていた。FC東京戦では、FWマテウス・サヴィオが前半2分にゴールを奪い先制に成功したが、6分に失点してすぐさま同点に追いつかれてしまった。
「課題が明確にわかりやすくあるので。練習からそこに取り組んでいきたい」
連戦が続くなかでも、犬飼は改善を期していた。
(取材・文 奥山典幸)
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