早くも長崎に愛着抱く法政大FW洪怜鎭、先輩との再会にも喜び「彼は俺のこと大好きなので」
FW
内定先のV・ファーレン長崎が昇格を果たしたことで、プロ1年目をJ1で戦うことになった。法政大のFW洪怜鎭(4年=三菱養和SCユース)は「率直に嬉しいのと同時にもっと厳しい舞台になると思うので、今まで以上にもっと頑張らなければいけないので自覚を持ってしっかりやっていきたい」と決意を新たにした。
洪は昨年に関東大学リーグ2部でデビューして15試合2得点。今季は自身に発破をかけようと三菱養和SCユース時代と同じ10番を背負ってプレーし、サイドハーフにも挑戦した。得点こそ1点にとどまったが前線からの献身的な守備やスピードを生かした攻撃でチームを支え、柳沢将之監督も「怪我がなかったら間違いなく優勝していたのではと思うくらい」と洪の重要性を強調した。
柳沢監督が話すようにシーズン終盤は怪我の影響で欠場してチームは3位となり、3年ぶりの1部復帰が決まった入れ替え戦はスタンドから観戦した。「1部に上がったときは涙が出そうになるくらい嬉しかったけれど、最後まで自分がピッチに立ちたかった悔しさもあるし、まずは2部を優勝したかった気持ちがすごく大きかった」と洪。勝てば2部優勝が決まる状況だった最終節・駒澤大戦(●0-4)も負傷欠場で「自分が何かできたのではというすごい悔しい気持ちになった」と振り返り、消化不良の気持ちはJリーグにぶつけていく構えだ。
長崎からの内定を得たのは今夏。中盤の配球力が高い点やシステムなどから、特長のスピードを生かしてゴールへ向かうプレーを発揮しやすいと感じたという。練習参加時から手応えを掴み、他クラブからの話を受ける前に加入を決断した。
内定前には大分トリニータと対戦したホーム戦を関係者席から観戦し、「観客席とピッチの距離がすごく近くて選手もはっきりと見えるし、サポーターの応援はすごく後押しになると感じたのでこのスタジアムでプレーしたいなと思った」と新スタジアムの魅力も味わった。
長崎に所属するMF青木俊輔は法政大出身で1学年上の先輩。在学中は頻繁に食事に行った間柄だといい、長崎に練習参加した際にも食事に連れていってもらったという。「彼は俺のこと大好きなので。(来季加入を伝えたときは)『お前来るのか。面倒見ないからな』と言われたので、俺が面倒見てやるよって言い返しました(笑)」。そうした先輩と再び戦える喜びも感じている。
洪は「サポーターが感動するようなプレーができればと思うし、泥臭くやっていきたい」と意気込み、将来的には高校時代に遠征で訪れたドイツでのプレーを目標に掲げる。
「相手が足をめがけてがっつりスライディングに来る。牛みたいになっている相手をいなすのが好きで楽しかった。そういう国でサッカーをしてみたい」
そのためにもJリーグで活躍することが必須だと強調し、まずは「選手もそうだけど街の雰囲気もすごく温かい。本当に長崎のために戦って結果を残したいという気持ちが大きくなっている」とすでに愛着を抱く長崎で活躍することに集中。開幕スタメンを目指しながら攻守両面でチームに貢献していくことを誓った。
(取材・文 加藤直岐)
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洪は昨年に関東大学リーグ2部でデビューして15試合2得点。今季は自身に発破をかけようと三菱養和SCユース時代と同じ10番を背負ってプレーし、サイドハーフにも挑戦した。得点こそ1点にとどまったが前線からの献身的な守備やスピードを生かした攻撃でチームを支え、柳沢将之監督も「怪我がなかったら間違いなく優勝していたのではと思うくらい」と洪の重要性を強調した。
柳沢監督が話すようにシーズン終盤は怪我の影響で欠場してチームは3位となり、3年ぶりの1部復帰が決まった入れ替え戦はスタンドから観戦した。「1部に上がったときは涙が出そうになるくらい嬉しかったけれど、最後まで自分がピッチに立ちたかった悔しさもあるし、まずは2部を優勝したかった気持ちがすごく大きかった」と洪。勝てば2部優勝が決まる状況だった最終節・駒澤大戦(●0-4)も負傷欠場で「自分が何かできたのではというすごい悔しい気持ちになった」と振り返り、消化不良の気持ちはJリーグにぶつけていく構えだ。
長崎からの内定を得たのは今夏。中盤の配球力が高い点やシステムなどから、特長のスピードを生かしてゴールへ向かうプレーを発揮しやすいと感じたという。練習参加時から手応えを掴み、他クラブからの話を受ける前に加入を決断した。
内定前には大分トリニータと対戦したホーム戦を関係者席から観戦し、「観客席とピッチの距離がすごく近くて選手もはっきりと見えるし、サポーターの応援はすごく後押しになると感じたのでこのスタジアムでプレーしたいなと思った」と新スタジアムの魅力も味わった。
長崎に所属するMF青木俊輔は法政大出身で1学年上の先輩。在学中は頻繁に食事に行った間柄だといい、長崎に練習参加した際にも食事に連れていってもらったという。「彼は俺のこと大好きなので。(来季加入を伝えたときは)『お前来るのか。面倒見ないからな』と言われたので、俺が面倒見てやるよって言い返しました(笑)」。そうした先輩と再び戦える喜びも感じている。
洪は「サポーターが感動するようなプレーができればと思うし、泥臭くやっていきたい」と意気込み、将来的には高校時代に遠征で訪れたドイツでのプレーを目標に掲げる。
「相手が足をめがけてがっつりスライディングに来る。牛みたいになっている相手をいなすのが好きで楽しかった。そういう国でサッカーをしてみたい」
そのためにもJリーグで活躍することが必須だと強調し、まずは「選手もそうだけど街の雰囲気もすごく温かい。本当に長崎のために戦って結果を残したいという気持ちが大きくなっている」とすでに愛着を抱く長崎で活躍することに集中。開幕スタメンを目指しながら攻守両面でチームに貢献していくことを誓った。
(取材・文 加藤直岐)
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