千葉が後半3点ビハインドからの大逆転劇! 17歳姫野誠がデビュー戦で殊勲同点弾! 大宮はレッドブル新体制初年度での昇格ならず
17歳のMF
[12.7 J1昇格PO準決勝 千葉 4-3 大宮 フクアリ]
J1昇格プレーオフは7日に準決勝を行った。ジェフユナイテッド千葉とRB大宮アルディージャの対戦は、千葉が4-3で勝利。後半半ばまでで3点ビハインドをつけられたが、その後に4得点で逆転に成功した。2009シーズン以来の昇格に王手をかけ、13日の決勝に進む。
J2リーグを3位で終えた千葉は、4-4-2の布陣を敷く。GKは若原智哉、4バックは左からMF日高大、DF河野貴志、DF鈴木大輔、DF高橋壱晟。2ボランチはMF田口泰士とMFエドゥアルド。サイドハーフは左がMFイサカ・ゼイン、右がMF杉山直宏。2トップはFWカルリーニョス・ジュニオとFW石川大地が並んだ。
6位大宮はレギュレーション上、引き分けでも敗退が決まる。中盤ダイヤモンド型の4-4-2の布陣を敷き、GKは加藤有輝、4バックは左からDF下口稚葉、DF市原吏音、DF村上陽介、DF関口凱心。アンカーにMF小島幹敏で、両サイドは左にMF泉柊椰、右にMFアルトゥール・シルバが立つ。トップ下にMF杉本健勇で、2トップはFW津久井匠海とFWカプリーニが配置された。
前半10分過ぎまでは千葉がボールを握り、C・ジュニオを中心で敵陣に迫る。しかし、大宮は体を張った守備でピンチを切り抜ける。前半10分のC・ジュニオのバイシクルシュートはGK加藤がセーブ。14分の石川のボレーもGK加藤がはじいた。
守護神の好セーブで勢いに乗る大宮は、前半19分に先制に成功する。左CKでカプリーニはショートコーナーを選択。マイナス方向に戻すと、津久井が右足でインスイングのクロスを上げる。ファーサイドの市原が頭で折り返し、最後は泉がダイビングヘッドで押し込んだ。
形成は逆転し、このまま1-0で終われば大宮が決勝進出。追いかける千葉は前半31分にカウンターからC・ジュニオがシュートもGK加藤に収まる。直後には味方のパスミスで自陣内からシュートを打たれるも、またしても加藤が立ちはだかり、ゴールを死守した。
ピンチから一転、再び大宮が攻撃を仕掛ける。前半33分、PA手前でボールを持った関口が左足を一閃。鋭い弾道は相手選手に当たって軌道が変わると、そのままゴールに突き刺さり、大宮は2-0と点差を広げた。
前半は大宮が2-0のリードで折り返した。後半に入ってすぐ、大宮はさらに点差を広げる。後半3分、ショートコーナーからA・シルバがPA手前でシュート。またしても相手選手に当たって軌道が変わったボールはゴールに決まり、3-0となった。
3点差をつけられた千葉は後半15分に交代カードを切る。杉山が下がり、この試合がデビュー戦となる17歳MF姫野誠が左サイドハーフで出場した。
少しずつ勢いを取り戻す千葉は後半26分、エドゥアルドの浮き球パスをC・ジュニオが右足ボレーで合わせ、1点を返す。32分には大宮のA・シルバが足を攣ってピッチ外にいる間に、ゴール前でこぼれ球に反応したエドゥアルドが右足を一閃し、2-3と1点差に詰め寄った。
後半38分、千葉は姫野が右サイドからカットインし、左足シュートでチャンスを作る。そしてその直後には躍動。途中出場のFW米倉恒貴から受けたパスに姫野が反応。相手選手2人のマークを振り切りながら左足ループをゴールに決め切り、3-3と同点。再びレギュレーション上の突破条件を満たした。
千葉は後半42分、さらに河野がダメ押しの4点目を決める。大宮は市原が最前線に上がってパワープレーを敢行するも力及ばずに試合終了。レッドブル新体制初年度での昇格は果たせず。千葉が劇的な逆転劇で09シーズン以来のJ1昇格に王手をかけた。
(取材・文 石川祐介)
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J1昇格プレーオフは7日に準決勝を行った。ジェフユナイテッド千葉とRB大宮アルディージャの対戦は、千葉が4-3で勝利。後半半ばまでで3点ビハインドをつけられたが、その後に4得点で逆転に成功した。2009シーズン以来の昇格に王手をかけ、13日の決勝に進む。
J2リーグを3位で終えた千葉は、4-4-2の布陣を敷く。GKは若原智哉、4バックは左からMF日高大、DF河野貴志、DF鈴木大輔、DF高橋壱晟。2ボランチはMF田口泰士とMFエドゥアルド。サイドハーフは左がMFイサカ・ゼイン、右がMF杉山直宏。2トップはFWカルリーニョス・ジュニオとFW石川大地が並んだ。
6位大宮はレギュレーション上、引き分けでも敗退が決まる。中盤ダイヤモンド型の4-4-2の布陣を敷き、GKは加藤有輝、4バックは左からDF下口稚葉、DF市原吏音、DF村上陽介、DF関口凱心。アンカーにMF小島幹敏で、両サイドは左にMF泉柊椰、右にMFアルトゥール・シルバが立つ。トップ下にMF杉本健勇で、2トップはFW津久井匠海とFWカプリーニが配置された。
前半10分過ぎまでは千葉がボールを握り、C・ジュニオを中心で敵陣に迫る。しかし、大宮は体を張った守備でピンチを切り抜ける。前半10分のC・ジュニオのバイシクルシュートはGK加藤がセーブ。14分の石川のボレーもGK加藤がはじいた。
守護神の好セーブで勢いに乗る大宮は、前半19分に先制に成功する。左CKでカプリーニはショートコーナーを選択。マイナス方向に戻すと、津久井が右足でインスイングのクロスを上げる。ファーサイドの市原が頭で折り返し、最後は泉がダイビングヘッドで押し込んだ。
形成は逆転し、このまま1-0で終われば大宮が決勝進出。追いかける千葉は前半31分にカウンターからC・ジュニオがシュートもGK加藤に収まる。直後には味方のパスミスで自陣内からシュートを打たれるも、またしても加藤が立ちはだかり、ゴールを死守した。
ピンチから一転、再び大宮が攻撃を仕掛ける。前半33分、PA手前でボールを持った関口が左足を一閃。鋭い弾道は相手選手に当たって軌道が変わると、そのままゴールに突き刺さり、大宮は2-0と点差を広げた。
前半は大宮が2-0のリードで折り返した。後半に入ってすぐ、大宮はさらに点差を広げる。後半3分、ショートコーナーからA・シルバがPA手前でシュート。またしても相手選手に当たって軌道が変わったボールはゴールに決まり、3-0となった。
3点差をつけられた千葉は後半15分に交代カードを切る。杉山が下がり、この試合がデビュー戦となる17歳MF姫野誠が左サイドハーフで出場した。
少しずつ勢いを取り戻す千葉は後半26分、エドゥアルドの浮き球パスをC・ジュニオが右足ボレーで合わせ、1点を返す。32分には大宮のA・シルバが足を攣ってピッチ外にいる間に、ゴール前でこぼれ球に反応したエドゥアルドが右足を一閃し、2-3と1点差に詰め寄った。
後半38分、千葉は姫野が右サイドからカットインし、左足シュートでチャンスを作る。そしてその直後には躍動。途中出場のFW米倉恒貴から受けたパスに姫野が反応。相手選手2人のマークを振り切りながら左足ループをゴールに決め切り、3-3と同点。再びレギュレーション上の突破条件を満たした。
千葉は後半42分、さらに河野がダメ押しの4点目を決める。大宮は市原が最前線に上がってパワープレーを敢行するも力及ばずに試合終了。レッドブル新体制初年度での昇格は果たせず。千葉が劇的な逆転劇で09シーズン以来のJ1昇格に王手をかけた。
(取材・文 石川祐介)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
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