beacon

千葉が悲願J1昇格! C・ジュニオ決勝弾で徳島撃破、09年のJ2降格から17年…6度目の昇格PO制す

ポスト
Xに投稿
Facebookでシェア
Facebookでシェア
URLをコピー
URLをコピー
URLをコピーしました

千葉が悲願のJ1昇格

[12.13 J1昇格PO決勝 千葉 1-0 徳島 フクアリ]

 J1昇格プレーオフは13日に決勝を行った。J2リーグ3位のジェフユナイテッド千葉と4位の徳島ヴォルティスの対戦は、千葉が1-0で勝利。6度目の昇格プレーオフを制し、2009年にクラブ史上初のJ2降格となって以来17年ぶり、そしてクラブ初のJ1昇格を果たした。来シーズンは現状のJリーグ発足加盟クラブ“オリジナル10”すべてが21年ぶりにJ1に揃うことになった。

 千葉は準決勝・RB大宮アルディージャ戦で0-3からの4-3大逆転劇で17年ぶりJ1昇格に王手。メンバー変更はなく、デビュー戦となった大宮戦で同点弾を挙げた17歳MF姫野誠やMF椿直起がベンチ入りした。徳島は先発1人を変更。昨シーズン途中から千葉でプレーしたDF山越康平が起用された。[両スタメンはコチラ]

 あと1勝でJ1昇格が決まる決戦。レギュレーション上、千葉は引き分け以上、徳島は勝利が昇格条件となる。

 試合は序盤から両チームともに攻め立てる。前半6分、千葉は右サイドのMF杉山直宏が中盤でパスを収め、一気に加速。右サイドからクロスを上げると、ニアサイドのFWカルリーニョス・ジュニオがワンタッチもわずかに枠外に逸れていった。徳島も7分にFWトニー・アンデルソンが左足ミドルを放つも、GK若原智哉にセーブされた。

 その後も千葉はC・ジュニオやFW石川大地が中心となって相手のゴールを脅かす。徳島もMF児玉駿斗がゲームメイクをしながら、MF渡大生が敵陣付近で体を張り、決定機を創出。だが、互いに10本近くのシュートを打ったものの、前半は0-0のまま折り返した。

 後半5分、徳島はMFルーカス・バルセロスがロングフィードに反応して敵陣に進入する。だが、飛び出したGK若原に阻まれて、チャンスを決め切れない。その直後には渡が左足首をひねって負傷。涙を浮かべながらピッチを後にし、FWローレンス・デイビッドが途中出場した。

 徳島の攻勢が続く。後半14分、相手のフィードを中盤で拾ってカウンター。L・バルセロスの浮き球を敵陣PA内のT・アンデルソンが右ボレーで合わせるが、クロスバーを直撃した。

 後半21分、千葉は交代カードを切る。準決勝と同様に、最初の枠として使用されたのは姫野。杉山に代わってピッチに入り、左サイドハーフに入った。

 すると後半24分に均衡が崩れる。千葉は左サイドラインからのスローインから石川が右に大きくサイドチェンジ。待ち構えたDF高橋壱晟がボールを運んで右足キックで敵陣PA内に浮き球のパスを入れると、C・ジュニオが強烈なヘディングシュートをゴールに突き刺し、先制点を挙げた。

 最低でも2点が必要な徳島は後半33分に3枚替え。DF柳澤亘、MF岩尾憲、FW宮崎純真が入る。千葉も36分にFW呉屋大翔とMF品田愛斗が出場した。41分、千葉はMFイサカ・ゼインが右サイドからクロス。ファーサイドに流れるが、待ち構えた姫野が右足ダイレクトで合わせる。しかし、ゴール枠をわずかに逸れていった。

 試合終了のホイッスルが鳴り、リードを守り切った千葉が1-0で勝利。17年ぶりのJ1昇格が決まった。

(取材・文 石川祐介)

●2025シーズンJリーグ特集
▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
石川祐介
Text by 石川祐介

「ゲキサカ」ショート動画

TOP