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J百年構想リーグ1週目は7試合でPK戦!! エンド決めコイントスが重要? 高体連とユース出身者の成功率は?

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ガンバ大阪は大阪ダービーをPK戦で制した

 シーズン移行に伴うハーフシーズンのJリーグ特別大会「百年構想リーグ」開幕節が6日から8日にかけて各地で開催された。積雪の影響で3試合が中止になる波乱の幕開けとなるなか、大会規定により引き分けの場合に行われるPK戦が7試合で実施された。

 半年間の短期決戦となる今大会は引き分けの場合に勝ち点1を獲得できるが、PK戦を勝利すると追加でさらに1ポイント獲得できるレギュレーション。開幕節1日目の6日にはJ1百年構想リーグWESTの京都サンガF.C.ヴィッセル神戸がさっそく引き分けとなり、1-1で突入したPK戦を神戸が4-1で制した。

 PK戦で使用するゴールはホーム・アウェーに関係なく、安全上の問題などがない限りはコイントスで決定することが世界共通ルール。Jリーグは基本的にゴール裏スタンドに各チームの応援中心部が位置するため、正面から相手サポーターのプレッシャーを受けることを考えるとコイントスがPK戦の結果に少なからず影響を与えそうだ。

 実際、J1百年構想リーグでは京都対神戸のほかFC東京鹿島アントラーズセレッソ大阪ガンバ大阪アビスパ福岡ファジアーノ岡山の4試合でPK戦が行われたが、すべて使用するゴール側のサポーターと同じチームが勝利した。福岡サポーターは人気漫画『カイジ』を彷彿とさせる「ざわ…」や大きな矢印が書かれた横断幕を掲げるユニークなプレッシャーの掛け方も行ってSNS上で話題に。その福岡は開幕節で唯一6人目以降まで及んだ激闘の末に岡山をPK6-5で下した。

 J2・J3百年構想リーグではジュビロ磐田AC長野パルセイロFC今治ツエーゲン金沢FC琉球サガン鳥栖の3試合でPK戦が行われた。この3試合はJ1とは異なり、使用するゴール側のサポーターとは反対のチームがすべて勝利した。ただ磐田対長野は長野サポーター側で行われたものの、キッカーの目線に入りやすい1階席は磐田サポーターエリアになっていて磐田が勝利。今治対金沢も金沢サポーター側だったがゴール真裏は今治サポーターが目立ったミックスエリアで今治が勝利した。琉球対鳥栖も鳥栖サポーター側だったが、バックスタンドに鳥栖サポーター席が設置されてゴール裏は無人エリアというなかで琉球が勝利しており、いずれもアウェーサポーターがキッカーにプレッシャーを与えづらい会場でホームチームが勝利している。

 なおPK戦の採用に関しては、日本代表の森保一監督がFC東京対鹿島を生中継した『日本テレビ』に出演した際などに代表チームの強化にも繋がる可能性を示している。日本代表はワールドカップで2回PK戦を行ったが、南アフリカ大会とカタール大会の決勝トーナメント1回戦でいずれも敗戦。今大会で多くの選手が真剣勝負のPK戦を経験し、今後のキャリアに生かしていくことが期待される。

 また、ワールドカップではPK戦で成功したキッカーがすべて高体連出身、失敗したキッカーがすべてJクラブユース出身ということもあり、インターハイや高校サッカー選手権などでPK戦を経験する高体連出身選手の方が得意だとする意見もある。サッカーファンにとっては各選手の出身チームに注目することもPK戦を観戦する際の楽しみの一つになりそうだ。

 開幕節では高体連出身のキッカーが22人登場して16人成功で成功率は72.7%、JFAアカデミー福島を含むユース出身者は29人がキッカーを務めて23人成功で成功率は79.3%、海外出身選手は17人がキッカーを担当して16人成功で成功率は94.1%だった。全体の成功率は80.9%で、開幕節時点ではユース出身者が高体連出身者よりも成功率で上回った。

 枠外を除いてセーブしたGKは5人。広島皆実高出身の神戸GK前川黛也と浦和東高出身の磐田GK川島永嗣がそれぞれ2本、初芝橋本高出身の岡山GK濵田太郎、札幌U-18出身の今治GK山本透衣、韓国出身のFC東京GKキム・スンギュがそれぞれ1本止めている。

※選手名横カッコ内は高校時代の所属チーム、⭐︎=先攻
▽京都 1-1(PK1-4) 神戸⭐︎
京都GK太田岳志(暁高)/4本0セーブ
神戸GK前川黛也(広島皆実高)/3本2セーブ
京都成功:MF奥川雅也(京都U-18)
京都失敗:FWラファエル・エリアス(海外)、DF須貝英大(浜松開誠館高)
神戸成功:FW武藤嘉紀(FC東京U-18)、DFマテウス・トゥーレル(海外)、MF扇原貴宏(C大阪U-18)、MFジェアン・パトリッキ(海外)
神戸失敗:なし

▽FC東京 1-1 (PK5-4) 鹿島⭐︎
FC東京GKキム・スンギュ(海外)/5本1セーブ
鹿島GK早川友基(桐蔭学園高)/5本0セーブ
FC東京成功:DFアレクサンダー・ショルツ(海外)、MF橋本拳人(FC東京U-18)、MF山田楓喜(京都U-18)、DF橋本健人(横浜FCユース)、MF佐藤龍之介(FC東京U-18)
FC東京失敗:なし
鹿島成功:MFチャヴリッチ(海外)、DF植田直通(大津)、DFキム・テヒョン(海外)、FWレオ・セアラ(海外)
鹿島失敗:DF小池龍太(JFAアカデミー福島)

▽⭐︎C大阪 0-0 (PK4-5) G大阪
C大阪GKキム・ジンヒョン(海外)/5本0セーブ
G大阪GK東口順昭(洛南高)/5本0セーブ1枠外
C大阪成功:MF中島元彦(C大阪U-18)、DFディオン・クールズ(海外)、MF田中駿汰(履正社高)、FWイェンギ・クシニ(海外)
C大阪失敗:MF阪田澪哉(東山高)
G大阪成功:FWイッサム・ジェバリ(海外)、FWデニス・ヒュメット(海外)、MF名和田我空(神村学園高)、DF中谷進之介(柏U-18)、MF安部柊斗(FC東京U-18)
G大阪失敗:なし

▽⭐︎福岡 1-1 (PK6-5) 岡山
福岡GK小畑裕馬(仙台ユース)/7本0セーブ2枠外
岡山GK濵田太郎(初芝橋本高)7本1セーブ
福岡成功:MF北島祐二(福岡U-18)、DF上島拓巳(柏U-18)、MF前田快(大手前高松高)、FWシャハブ・ザヘディ(海外)、FW佐藤颯之介(鵬翔高)、DF前嶋洋太(横浜FCユース)
福岡失敗:DF橋本悠(鳥栖U-18)
岡山成功:FWウェリック・ポポ(海外)、MF山根永遠(広島ユース)、MF藤井海和(流通経済大柏高)、MF宮本英治(JFAアカデミー福島)、MF小倉幸成(鹿島ユース)
岡山失敗:FW河野孝汰(山口U-18)、DF工藤孝太(浦和ユース)

▽磐田 0-0 (PK4-2) 長野⭐︎
磐田GK川島永嗣(浦和東高)/4本2セーブ
長野GK田尻健(G大阪ユース)/4本0セーブ
磐田成功:FWマテウス・ペイショット(海外)、MF金子大毅(市立船橋高)、MF井上潮音(東京Vユース)、DF松原后(浜松開誠館高)
磐田失敗:なし
長野成功:FW清水蒼太朗(流通経済大柏高)、MF藤川虎太朗(東福岡高)
長野失敗:MF野嶋圭人(神戸国際大附高)、DF附木雄也(八千代高)

▽⭐︎今治 0-0 (PK5-3) 金沢
今治GK山本透衣(札幌U-18)/4本1セーブ
金沢GK上田樹(金沢U-18)/5本0セーブ
今治成功:MF駒井善成(京都U-18)、MF森晃太(名古屋U-18)、DFガブリエル・ゴメス(海外)、MF梶浦勇輝(FC東京U-18)、DF孫大河(正智深谷高)
今治失敗:なし
金沢成功:パトリック(海外)、DF山本義道(作陽高)、FW杉浦恭平(静岡学園高)
金沢失敗:FW白輪地敬大(桐蔭学園高)

▽琉球 2-2 (PK4-3) 鳥栖⭐︎
琉球GK佐藤久弥(東京Vユース)/5本0セーブ2枠外
鳥栖GK泉森涼太(鹿児島城西高)/5本0セーブ1枠外
琉球成功:DF鈴木順也(桐生一高)、FWカル・ジェニングス(海外)、MF石浦大雅(東京Vユース)、FW上野瑶介(JFAアカデミー福島)
琉球失敗:MF堀内颯人(奈良育英高)
鳥栖成功:MF西澤健太(清水ユース)、MF城定幹大(市立船橋高)、MF田中雄大(桐光学園高)
鳥栖失敗:FW鈴木大馳(鳥栖U-18)、MF松本凪生(C大阪U-18)

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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