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久保藤次郎が“復帰”後初ゴール! 名古屋は後半AT4分に追い付き、劇的ドローで鹿島のホームへ

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[9.6 ルヴァン杯準々決勝第1戦 名古屋 1-1 鹿島 豊田ス]

 YBCルヴァンカップ2023は6日、準々決勝第1戦を開催した。豊田スタジアムでは名古屋グランパス鹿島アントラーズが激突。1-1で引き分けた。第2戦は10日に県立カシマサッカースタジアムで行われる。

 サンフレッチェ広島横浜FCヴィッセル神戸と同居したグループCを5勝1敗の首位で突破した名古屋と、グループDでアビスパ福岡アルビレックス新潟柏レイソルとしのぎを削り、2位で通過した福岡。両チームは準決勝進出を懸けて、まずは第1戦での勝利を目指した。

 名古屋は6月に北海道コンサドーレ札幌よりレンタル移籍で加わったFW中島大嘉が加入後初先発。ターゲットになりつつ、タイプの違うFW永井謙佑とゴールに迫った。対する鹿島は、前線のFW鈴木優磨が攻撃を牽引。試合は0-0で前半を折り返すと、後半開始早々にスコアが動いた。

 鹿島は後半4分、ボール奪取からカウンターを仕掛けると、左サイドで鈴木が起点になる。縦パスを受けてボールキープから中央へ横パス。そのボールを受けたMF松村優太が持ち込んで左足を振り抜いた。豪快なシュートがゴールネットを揺らす。後半からMF舩橋佑との交代でピッチに入り、起用に応える先制点となった。

 1点ビハインドの名古屋は、後半14分に中島に代えてユトレヒトから復帰したFW前田直輝を投入。同34分にはMF和泉竜司を下げて、今夏藤枝MYFCから加入したMF久保藤次郎を送り込んだ。

 すると、その久保が魅せる。名古屋は後半アディショナルタイム4分、右サイド、自陣深い位置からパスでボールを前進させると、先頭のユンカーを経由して左サイドの久保へ。スペースで受けたボールをインサイドへカットイン。最後は右足を振ってゴール左に決めた。

 グランパスみよしFC出身の久保は、帝京大可児高、中京大を経て、22年に藤枝でキャリアをスタート。今年の7月に“古巣”へ帰還していた。加入後初ゴール。名古屋は久保の劇的弾で1-1の引き分けに持ち込み、次戦、鹿島のホームへ乗り込む。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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